いて座(Sagittarius) まとめ
画像①
FMA135(口径3cm焦点距離135mmF4.5)による、いて座の広角電視観望がやっと終わった。自分で決めたことで、ノルマがあったわけでも無いが、いて座の呪縛から解放された気分。これからは自由に天体見れる!『何わけのわからないこと言ってんの。私がいる限り自由は無いわ。夕飯に遅れたら承知しないわよ。』・・・ふっふっふ。私にはよしべやネットワークに接続したASIAIRがある。これからは夕飯の途中でも電視観望できるのだ。
それは兎も角
観望前は、『いて座に銀河系の中心があってそこにブラックホールがある。』という事しか知らなかった観測員であるが、電視観望を通して成長し、
*メシエ天体が15個あり、メシエ天体の1割以上がいて座に集中している。
*15個の内7つが球状星団。
*夏を代表するM8ラグーン星雲(干潟星雲)がある。
(最近はさそり座のアンタレスでアライメント、明るくてちょうど良いサイズのM8を機材チェックを兼ねて初めに電視観望している。なお、JUNZOさんの本(資料5)や銀河星雲マニアWebsiteには、そのへんのことがよくわかる一覧表あり。)
*スタークラウド、ボーデの窓、バーナード銀河、・・・興味深い天体多数あり。
を理解することができた。
充分な画像が撮れたわけではないが、自分の成長が実感できる電視観望対象であった。
画像②CSレンズ+Neptune-CⅡで撮影(資料17)。
画像③ステラナビゲーターLiteによる観望位置
参考資料
1)中西昭雄著「メシエ天体&NGC天体ビジュアルガイド」誠文堂新光社
2)浅田英夫著「エリア別ガイド 星雲星団ウォッチング」地人社館
3)早水 勉著「The Book of The Starry Sky 星空の教科書」技術評論社
4)渡邉耕平著「電視観望 実践ガイドブック Ver 1.1」株式会社サイトロンジャパン
5)JUNZO著「アンドロメダ銀河かんたん映像化マニュアル」日本実業出版社
銀河星雲マニア~JUNZO氏が立ち上げた著書と連動したWebsite
6)根本泰人監修 渡邉耕平著「月・惑星撮影 実践ガイドブック」株式会社サイトロンジャパン
8)星座八十八夜 #12 銀河中心方向にある星座「いて座」~AstroArts
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