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税のはなし

2006-12-05 23:37:44 | Weblog
税の話です。すみません


どうやら普通税と目的税ってのがあって、

何にでも使える所得税みたいなものは普通税で、

特定のものにしか使えない税は目的税らしいです。

自動車税とか、入湯税とか

自動車税は道路とかにしか使えないし、

入湯税は衛生とか消防とか観光とかに使途が限定されるんです。


最近目的税がちょっとしたブームで、

消費税を福祉目的税化して増税しようとか、

自治体単位で目的税を条例で制定して、

法定外目的税が独自に課税できるようになったりしてます。


「何にでも使っていいよ」っていうような税金より、

「環境にしか使わない」税金とか、「福祉にしか使わない」税金とかの方が、

納税者の理解を得られるので増税しやすいんだと思います。


でも目的税ってちょっと変。


今環境分野の予算が仮に10億円あるとしましょうよ。

そこに環境の目的税5億円が新たな増税によって入りますと。

そしたら、支出を15億円にしないといけないんですよね。


もし、支出が10億円のままなら、

増税前に普通税であった予算10億円のうちの5億円が

他の予算に使われてしまうからです。

目的税で増税した分だけ普通税が増えてしまうことになりますからね。




うん、頑張れ俺。


なら支出を15億円にしたとすると、

本当なら他の公共事業とか無駄な事業を削減するとかして

予算を回せるかもしれなかったのに、

無駄な事業を削減しなくても支出を増やせちゃうから、

減らすべきお金が残ってしまうこともあるんじゃないかってことになるんだそうです。


なんて最近勉強したことでした


長期的に見れば、増税は嫌だけど、

特定の目的のために使われる税だって分かってる税の方が、

払う方にとって見れば分かりやすくていいかなー。

とも思います。


税収が減っても環境のお金は確保されてるよ。

って分かるしね。


でももし余ったら、そのお金を他の目的に使えないと、それまた無駄遣いになるんだろうし、

目的税は増税しやすいから、足りなかったらまた増税しちゃいそうで怖い。


結論はもっと偉い人が考えてくれる