非才無才の雄叫び

つぶやくこと、叫ぶこと、すべてボケ防止だ!

「太平洋戦争の大嘘」という荒唐無稽14

2020-09-28 23:19:37 | 日記
またも「スターリン、チャーチル、蒋介石には、ルーズベルト
との深い関係があった」の項の続きです。

中華民国・蒋介石については、その夫人・宋美齢がアメリカ
留学で培った流暢な英語と人脈で、ルーズベルト夫妻と親交を
結び、アメリカ世論に訴えたのは確かなようで、藤井氏の記述に
大筋、異論はないが、しかし、この項の「深い関係があった」から
ルーズベルトが参戦したという方向へもっていきたいのであろう
が、なぜ、そのような関係になったのか一切触れずに記述して
きているので、読者には一方的な印象だけを与えている。

しかし、ルーズベルトの方からの支援も、それなりの理由があっ
たようだ。ウィキは「フランクリン・ルーズベルト」で
中国が経済的・軍事的に弱体化して日本と単独講和をする
可能性があったため、ルーズベルト政権は対中援助政策を
積極的に行った
」とある。

では、なぜ「日本と単独講和をする」とルーズベルトは困るのか?
答えは簡単だ。
日本の侵略戦争に反対している立場からすれば、蒋介石が日本と
「単独講和」をすれば、中国領土の割譲や租借ができて、日本の
侵略行為が正当化されてしまう可能性があるからだ。「深い関係」
よりも蒋介石の戦況が決断の重要な動機となっている。

関連して次の項目
「チャイナとキリスト教宣教師の奇妙な関係」

なにも知らない日本人が読めば気分が悪くなる。
蒋介石はアメリカ国内のキリスト教会を煽って『日本は悪者で
あり、チャイナはその可哀そうな犠牲者である
』というプロパガ
ンダ
をアメリカ中に広めています


日本軍が自国の領土に侵入して、柳条湖の謀略事件を起こして、
戦争を始め満州を占領して、傀儡政権を樹立すれば、中国人は
怒るだろう。蒋介石は当たり前のことを訴えただけだ。

柳条湖事件の首謀者の一人・石原莞爾でさえも「周りには中国人
への全面的な謝罪と中華民国からの即時撤兵による東亜諸国
との連携
をも説き、中国東亜連盟の繆斌を通じ和平
の道を探った
」とあるぐらいだ。

しかし、小生の推測だが、石原莞爾は自らが関わった満州国
は、謝罪対象から除外していたものと思う。つまり日本に
とって満州国だけで十分で、後は大東亜共栄の理想を実現した
かったのではないか。小生も以前、そのように考えたことが
ある。そうすればアメリカから経済制裁を受けることはなく
真珠湾攻撃も太平洋戦争も必要がなかったと思う。
だが、日本軍は残念ながら暴走してしまう。

不思議なことに、藤井氏はここでキリスト教を絡めている。

中国キリスト教でwebを検索しても、ルーズベルトの時代に
アメリカキリスト教の宣教師がきたという記事が見当たら
ない。アメリカキリスト教も同じで、中国に宣教師を派遣
したという記事は見当たらい。

脚注を付けて出典元を明らかにすべきものを、藤井氏は
意図的に一切、その作業を省いているので、困ったものだ。

この中で理解ができないのは、キリスト教の宣教師が
、いくら努力しても日本では信者が増えない。だから
宣教師が「反日」になり、中国は、貧乏で、だらしない
人が多いから、宣教師が施す慈善事業に人々が集まり
曲がりなりにも信者が増えるので、宣教師は「親中」に
なって、「日本人は悪い奴らだ」「チャイニーズは可哀そうだ
とアメリカの聖職者が信者に嘘の話をして、それがアメリカ
社会に浸透していったと記述しているが、これはキリスト
教の宣教師を貶める卑怯な記述だ。

信仰する人たちが、こういう嘘を言うだろうか?
これは名誉棄損にもなることだけに、藤井氏は出典元を
明らかにする必要がある。
よく日本のキリスト教団体から、抗議の声が出ないものだ。
最も、こういう「キ印」に近い人を相手にしても
世の失笑を買うだけなのかもしれないが・・・・。

ここまで、宗教も絡めて、「反日」だったと記述するのは
明らかな意図があるからだ。

つまりルーズベルトがアメリカ国民を煽って、国民の
日本に対する「憎悪」が、結局、10万人の犠牲者をだした
東京大空襲となり、原爆投下になったと結論づけたいのだ。

ところが、その「憎悪」は「遼寧省錦州」「重慶」の無差別
爆撃をはじめ中国東部沿岸の主要都市の日本軍の爆撃に対する
日本への「憎悪」がアメリカ軍の報復になったことは否めない。

藤井君
キリスト教の聖職者を絡めて、
「論旨」を展開するのは
やめるべきだ
おまけに論拠も示していない
そもそも君の「論旨」から
この項目は蛇足だろっ
自らの品性・品格のなさを
暴露したようなものだ
恥を知れ


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