非才無才の雄叫び

つぶやくこと、叫ぶこと、すべてボケ防止だ!

衛藤首相補佐官の米政府批判は中国を利するだけだ!

2014-02-20 10:00:32 | 日記
安倍首相の馬鹿な馬脚の一人が、また余分なことをやらか
した。首相補佐官というのは明らかに首相のブレーンだが、その
一人の衛藤晟一首相補佐官が動画サイトyoutubeで安倍首相の靖
国参拝について「失望した」と表明した米国を批判したという。
衛藤氏は、米側には事前に説明していたとして「むしろ我々の方が
『失望』だ。米国はちゃんと中国にものが言えないようになって
いる。中国に対する言い訳として(失望と)言ったに過ぎない」
と指摘した。、自身が昨年11月20日に訪米し、国務省のラッ
セル次官補やアーミテージ元国務副長官らと会談した際、「首相
はいずれ参拝する。ぜひ理解をお願いしたい」と伝えたことを紹
介。12月初旬には在日米大使館にも出向いて「(参拝時には)
できれば賛意を表明してほしいが、無理なら反対はしないでほし
い」と要請したことを明らかにした。いずれも米側からは慎重な
対応を求められたという。そのうえで、中国による東シナ海上空
の防空識別圏設定を挙げ、「(日本が)いくら抑制的に努力して
も、中国の膨張政策はやむことはない。ぎりぎりの中での首相の
決断があった」と強調。「同盟関係の日本をなぜこんなに大事に
しないのか」と米政府への不満を語ったというが、なんという
理解力と想像力の乏しい首相補佐官か米国の「失望した
」の意味が解っていない。米国の「失望」の意味は、まず中国の
「日本は戦後の世界秩序を変えようとしている」というプロパガン
ダに塩を送ったようなものだというのと、朝鮮半島の緊迫した状
況下で日韓のこれ以上の対立を避けたい米国の思惑を無視された
ことへの反発だ。米国に、「首相はいずれ参拝する。ぜひ理解を
お願いしたい」と要請したというが、それは要請しただけで米国
の理解を得られたわけではないだろう。ケリー米国務長官とヘー
ゲル米国防長官ら米国首脳が昨年10月に国立千鳥ヶ淵戦没者墓苑
に参拝して日本国政府に靖国参拝を止めるようにメッセージを送
ったばかりなのに翌月に訪米して「首相の靖国参拝に反対しない
でほしい」と衛藤晟一首相補佐官が要請した時、米政府は唖然と
したに違いない。国務長官らの日本での行動に日本政府は全く注
意を払っていなかったと受け止めたはずだ。さらに米大使館に衛
藤晟一首相補佐官が出向いて「反対しないでほしい」と要請した
が米国大使館側も「慎重な対応」を求めたということを衛藤晟一
首相補佐官は、どう受け取っていたのか。首相の靖国参拝問題は
内政の問題だけに米国としては正面きって反対はではない。
しかし、「首相の靖国参拝」は中国・韓国との外交問題・政治
問題として喫緊に解決しなければならない焦眉の課題だ。まして
中国は日本の民主党政権以来、力による現状の変更を試みてい
て抜き差しならない状況だ。そういう状況下での「首相の靖国参
拝」は中国の強行路線に拍車をかけ、中国の世界に対するプロパ
ガンダに手を貸すようなものだ。そして衛藤晟一首相補佐官の発
言は日本の政権中枢から米国に発せられた不協和音と受け止め、
中国は拍車喝采したに違いないし、日本のネット世論の中で反
米ナショナリズムを煽る日本人に成りすました中国人と思しき
ネットユーザーたちを歓喜させるに違いないのだ。
 ネットを見ると衛藤氏は「みんなで靖国神社に参拝する国会
議員の会」に所属していて安倍政権発足以来、首相に参拝を促し
てきたようだ。さらに衛藤氏と首相は、首相の新人議員以来の
交友で、衛藤氏は文字通り「お友達」である以上に首相のブレ
ーン。従って衛藤氏の発言は首相の本音を言ったものと受け取
れる。これに激怒した管官房長官ば衛藤氏に動画を取り消させ
たようだが、米国の反応は冷淡だったようで「動画は削除され
日本政府は、衛藤氏の発言は個人の立場での発言で政府見解で
はないと連絡があったとしているが、失望は変らない」と会見
したようだ。
 このブログを書いている最中にネットに深刻なニュースが
流れた。
尖閣奪取の電撃作戦も」=中国軍が訓練中―米軍幹部
時事通信 2月20日(木)8時57分配信
とある。
【ワシントン時事】米太平洋艦隊の情報戦部門を統括するジェ
ームズ・ファネル大佐は、中国人民解放軍が東シナ海で電撃的
に日本の自衛隊を打ち破り、沖縄県・尖閣諸島や琉球諸島南部
の島しょ群を奪取する作戦を想定し、訓練を行っているとの見
方を示した。米カリフォルニア州で2月13日に開かれたシンポ
ジウムで明らかにした。
 大佐はこの中で、昨年秋に人民解放軍が4万人以上を投入し
て東シナ海で実施した大規模演習「使命行動」に言及。「人民
解放軍は、東シナ海で日本の部隊をせん滅する短期集中戦を
遂行できるよう、新たな任務を与えられた。作戦後に予想される
のは尖閣諸島、さらには琉球諸島南部の奪取だ」と警告した
。」
 事態は深刻化しつつある。米国に対して不満を言っている
場合ではない。米国とのこれ以上のギクシャクを避けて集団
自衛権の行使ができるよう法改正なり法解釈を確立すべきだ。

安倍首相の「お友達」の

馬脚たちは、なんで

こんなことも理解できないのか

馬脚たちよ

静かにしろ

邪魔くさい

安倍首相の馬脚たちよ。心して聞け!

2014-02-10 07:25:36 | 日記
安倍首相との関係性を明らかにしていないか、明らかになっ
ていない人には、関係のない話だが、安倍首相の「お友達」として、
公的立場にある者は、言わば安倍首相の「馬脚」なのだ。
なぜ「お友達」を「馬脚」と言うか。安倍首相が自らの靖国参拝を
「不戦の誓い」のための参拝だったと各国に理解を求めても、片や
「お友達」たちは、「村山談話」を否定するような発言に止まらず
「極右」のごとき発言を都知事選の応援演説で披露するという御丁
寧さだ。このことは安倍首相の「不戦の誓い」というのは、単なる
「言い訳」で本心は「お友達」が代弁していると見るむきも少なく
ないだろう。
  先ず安倍首相の「お友達」に連なる「九州人脈」の一人でNH
Kの会長に就任した籾井勝人氏の記者会見での発言を振り返って
みる。その後、先の国会で籾井勝人氏が陳謝したというニュース
も耳にはしたが、もう一度、それらの記事をネットで探してみた。
その中でひと際目に留まったのが、法政大学教授で元日本テレビ
「NNNドキュメント」ディレクターの水島宏明氏のyahooニュース
の論説だ。それは【籾井勝人「新会長」で進む『安倍さまのNHK』
。最初の記者会見では「不偏不党」を強調して釘を刺す。】と題
して4段に分けて論じている。ここでは最後の段落のテーマの部分
を紹介する。
安倍首相が「九州人脈」と”新会長”を決定?
『週刊文春』の記事には、今回の会長人事が「九州人脈」で決ま
ったのではないかという推測とともに、長崎出身で安倍官邸とも
近い古森重隆・富士フイルムホールディングス会長が推薦したと
いう見方が示されている。
NHK経営委員会の「会長指名部会」が次期会長候補を絞り込ん
で検討していたちょうどその時期、安倍首相とNHKに関係があ
る2人の財界人が会食をしている。
12月10日の新聞紙の「首相動静」では
「(午後)7時8分、東京・南麻布の日本料理店『有栖川清水』。
葛西敬之JR東海会長、古森重隆富士フイルムホールディングス
会長らと食事」
とある。葛西氏も古森氏も安倍氏のブレーンだ。
葛西敬之氏は、JR東海の副会長だった部下・松本正之氏がN
HK会長に就任するのに力を貸した財界人だが、NHK会長に就任
した松本氏が要望を聞かなかったことで「松本おろし」を画策し
たと週刊誌などで報道されている。
また古森重隆氏は、安倍首相ともきわめて親しい前NHK経営
委員長だ。つまり、安倍首相はNHKのトップ人事に深いかか
わりがある2人との会合で「籾井勝人NHK会長」を了承、事
実上、ここで人事が決まったものとみられている。
NHKの会長人事を長年取材してきたベテラン新聞記者は「政
権がNHK会長人事にこれほど直接的に露骨に介入したことは
かつてない。日本のジャーナリズムの危機だ」と懸念を露わに
する
。」
『週刊文春』の記事を論拠に「NHK会長」人選のいきさつを推測
している。これも、いわゆる安倍首相の「お友達」人事の一つだ。
この記事を念頭にYouTubeの籾井勝人氏の記者会見を見ると、籾
井勝人氏の発言の意図がより鮮明になる。
YouTubeで記者会見の模様を見ることができたが、記者の質問に
もひどいのがあって「12月20日以降(国会で承認された)のNHKの
番組はどの程度見ていますか」「実をいうと、ほとんど見てい
ない」と籾井氏が答えると「NHKの番組を見ないでNHKの会長の
資格があるのですか」どこのメディアか分からなかったが、全く
中学生の質問だ。財界人だからNHK会長の就任が決まったら、本人
も後で述べているように年末年始の挨拶も兼ねた挨拶廻りに忙殺
されただろうことは容易に察することができる。ただ記者の質問
に対する籾井氏の発言は、慎重さに欠けていて、非常に軽率にも
のを言うきらいがあった。
例えば「秘密保護法」についての質問に「特定秘密保護法は決ま
ったのでしょうがない。・・・・国際放送で政府の考えと真逆になる
ことはない」など政権寄りとも受け取られる発言をしても平然と
している。これはNHKは国営放送ではなく公共放送であることを
理解していないことの証左だ。
ネットを見てみると公共放送とは「放送事業体が営利を目的とせ
ず,聴視者からの聴視料などをおもな財源として,公共の福祉と
発展を事業目的として行う放送で、国営放送とは異なり国家によ
る管理や統制から自立した放送。公共の福祉と文化の向上を目指
す。政府からの独立性や政治的な中立性を確保するため、受信料
や寄付などで運営される。」とある。
公共放送の経営トップとしては慎重さに欠けた。「秘密保護法」
の審議が尽くされていないことを理由に、その成立に反対するメ
ディアが多かっただけに、ここはノーコメントでやり過ごすべき
だったろう。
更に極めつけは「従軍慰安婦」に関する質問に対して最初は「ど
この国にもあったんではないですかね」と流したものの、記者の
再質問「どこの国にもあったという表現はすべての国にあったよう
に受け取られるが」「そんなことは言っていない。戦時体制の国
にはあったということですよ」「証拠でもあるんですか」そして
記者のあまりにも執拗な質問に苛立ったのか、ついに記者の挑発
に乗ってしまって「じゃ、なかったという証拠はあるんですか。あ
ったんですよ。戦争をしている国では、そういうものはつきものだ
ったわけですよ。ドイツにもフランスにもあったんですよ。戦時
体制の国は、どこもあったんだと思いますよ。・・・この問題は、
韓国が日本だけが強制連行したように主張するから話がや
やこしい
。お金をよこせ、補償しろと言っているわけだが、それは
日韓基本条約で国際的には解決している。それを蒸し返されるの
はおかしい。」と口走ってしまった。「従軍慰安婦」は、韓国との
政治・外交問題となっているだけに公共放送のトップとしては特
定の国名を避けるなど慎重な発言をすべきだったし、発言は正確
を期すべきだった。「韓国が日本だけが強制連行したように主張
するから話がややこしい」ここは「韓国が」の主語がなければ
なんの問題もない。しかし「韓国が」となると意味合いは違って
くる。当方の未熟な知識で判断して申し訳ないが、韓国が「(世界
中で)日本だけが強制連行した」と主張しているようには思えない。
自国民が従軍慰安婦として強制連行されたと主張していると理解
しているがいかがか。更に言うことに事欠いて混乱してしまった
のか「なぜオランダにまだ飾り窓があるんですか」などと的外れ
な質問をする。国家が設けた「公娼制度」と「従軍慰安婦」問題
の区別が解っていないようで笑止千万だ。
いずれにしても自らの主張が正しいという信念があっても、ご自
身をNHK会長として推薦した関係者への影響等を考慮し、記者た
ちの挑発に乗らず「公共放送のトップとしては、それらの政治・
外交問題についてはコメントを差し控える」で良かったのだ。
籾井氏は意に添わないと、どうもムキになるタイプのようで、
まんまと記者の挑発に乗ってしまったという感じだ。そして国会
での陳謝となった。
こういう迂闊な発言が安倍首相の「お友達」の発言として世界を
駆け巡り、首相も含めて一蓮托生の本音と受け取られる。

次ぎに安倍首相の「お友達」として名を馳せた作家の百田尚樹氏
の言動だ。都知事選の田母神候補の応援演説に駆けつけたものの
候補者を「無視」して「えー」連発の拙劣な「演説」で終始持論を
絶叫したようだ。
 まず他候補へのざん言「それ以外の候補、まあ10人以上は泡沫
ですが、何人かの重要な候補と言われている人間ですが、私から
見れば人間のクズみたいなもんです
」作品が少し売れると他人
の中傷をあからさまにやってのけるのは、自らの品性と作品の
価値を貶めるだけだ。   
 更に米軍による原爆投下や東京大空襲を「大虐殺」と批判し
東京裁判は大虐殺をごまかすための裁判だった」などと述べた
ようだが、これに対し、米国務省の報道官は2月7日、「不合理
な示唆だ。日本の責任ある立場の人々は地域の緊張を高めるよう
なコメントを避けることを望む」と日本の首都とはいえ地方自治
体の首長選挙の応援演説に反論したのは異例のこととは思うが
これも百田氏が公共放送であるNHKの経営委員であり、安倍首相
の知遇を得ていることを承知しているからであろう。たしかに
日本からすれば広島・長崎の原爆投下や約10万人の犠牲者を出
した東京大空襲は我々日本人にとっては百田氏が言うように「大
虐殺」に違いない。しかし、その事態を招いたのは当時の日本
政府だ。ウィキペディアのポツダム宣言の項を読むと、受諾に
至るまでの経緯がある程度理解できる記事になっている。ドイツ
・ナチスが無条件降伏した後の1945年5月8日から8月2日まで
計14回「無条件降伏」を日本向け「ザカライアス放送」で勧告し
たが、日本政府は5月9日に徹底抗戦を改めて表明した。5月28日
米国では日本本土侵攻作戦を検討してきたが、作戦を実行した場
合の連合国軍の犠牲者が膨大な数に上ると想定されたため、
「降伏条件提示」に傾いた後、1945年7月26日に「ポツダム宣言」
が発表されたが、原爆が完成したため、ソ連が参戦する前に原爆
を使って日本を降伏させる必要があったとある。日本政府は軍部
の徹底抗戦派を説得できずに無駄な時間を弄して国民の犠牲を拡
大させたのだ。ましてアメリカやイギリス、フランスは自由と民
主主主義の永い歴史を持つ国で合理的科学的思考を信条とする国
々は百田氏が言うように「東京裁判は米軍による東京大空襲や原
爆投下の大虐殺をごまかすための裁判だった
」などとの根拠のな
い主観的な言説を冷笑するだけでなく安倍首相の政治姿勢にも疑
念を抱くことになる。
更に「1938年に蒋介石が日本が南京大虐殺をしたと宣伝した
が、世界の国は無視した。そんなことはなかったからだ

歴史ものを書く作家が、どうしてこうも不正確な発言をするのか。
彼の著作は時代考証がいい加減なのではないかと思ってしまう。
この言い方は「1938年に蒋介石が・・・・宣伝したといってい
るが、記録では蒋介石は1937年12月7日に南京を脱出して、すでに
遷都していた重慶へ逃れたが翌年1938年に南京大虐殺について世
界に発信した」ということになるが?そうではないだろうっ。
「1946年の南京軍事法廷や極東国際軍事裁判で蒋介石が日本軍は
1937年に南京大虐殺を行ったと宣伝したが・・・」だろう。
そして「宣伝したが、世界の国は無視した。そんなことはなかっ
たからだ
」なにを言っているのか、そんなことはないだろう。
蒋介石の中国国民党政府の南京軍事法廷で4人が1947年12月に死
刑判決を受け、処刑されたとある。そしてこの軍事法廷は極東国
際軍事裁判の行方を左右したとウィキペディアに記載がある。
しかも、氏が南京事件を否定している根拠はプロテスタント系の
牧師・久保有政氏の「南京大虐殺は捏造だった」の論説であると
ウィキペディアは解説しているが、その中で【蒋介石は一度も
「南京大虐殺」に言及せず。として「 中国国民党の総統・蒋介
石は、もともと南京にいた人です。しかし彼は、日本軍が攻めて
きたことを知ると、南京の防衛はさっさと部下にまかせて、南京
を出てしまいました。そののち終戦に至るまで、蒋介石は中国人
民向けに何百回ものラジオ演説を行なっています。ところが、
その中で彼はただの一度も、「南京で大虐殺があった」等のこと
は言っていません。もし大虐殺があったのなら、これは非常に不
自然なことです。蒋介石の認識の中にも「南京大虐殺」はなかっ
たのです。」
実をいうと小生は国際赤十字が発行した「南京大虐殺」と題した
写真集を持っていたが、南京の街角に山積みされた死体の塊が
いくつかあった写真に衝撃を受けて、未だに目に浮かぶ。本当に
あったんだと思っていた。しかし、百田氏のウィキペディアを
読んでいて、久保有政氏の「南京大虐殺は捏造だった」の論説に
巡りあえた。久保有政氏の論説の精度の高さに感銘を受けて、
今では「南京事件」という程度で「南京大虐殺」はなかったので
はないかと思っている。「南京大虐殺」は中国国民党政府のアメ
リカを引き込むためのプロパガンダだったのではないかという
説に傾いている。
更に第2次世界大戦での日本の真珠湾攻撃に触れ、「宣戦布
告なしに戦争したと日本は責められますが20世紀においての
戦争で、宣戦布告があってなされた戦争はほとんどない
」と話し、
「(米軍の)ベトナム戦争の時も湾岸戦争の時もイラク戦争も
そうです。一つも宣戦布告なしに戦争が行われた
」「第2次世
界大戦でイギリス軍とフランス軍がドイツに宣戦布告しました
が形だけのもんで宣戦布告しながら半年間まったく戦争しなか
った
」などと主張したようだが、どうしてこうも正確性を欠く
のか。調べてみると確かにベトナム戦争は宣戦布告なしの戦争
だったとウィキペディに書いてあるが、あくまで国と国の戦争
の時、宣戦布告が国際モラルのようだが、ベトナム戦争は永い
植民地支配から独立し祖国を統一する為、南ベトナム解放戦線
が立ち上がったのであって、当初は内戦だったはずだ。従っ
て宣戦布告などあるわけがない。
次ぎに湾岸戦争。何を言っているのか。国と国の戦いを越えた
国連とイラクの関係で、クェートに侵攻したイラクに対し国連
が決議を行い、イラクにクェートからの撤退を再三に亘って
要求したものの、これを拒否したため、多国籍軍が戦争を開始
したということで、いわば国連決議は宣戦布告に代わるもので
イラクが決議に従わなかった為に戦争となった。
イラク戦争も同様でイラクが国連決議に従っていれば戦争には
至らなかった。戦争行為に限定しても、ベトナム戦争や湾岸戦
争・イラク戦争を真珠湾攻撃と同列に論じるのは荒唐無稽と言
うべきだ。
これらの百田氏の発言に対して、在日米大使館の報道担当官も
コメントしたようだ。新聞社の取材に応えたもので、百田尚樹
氏が東京都知事選の街頭演説で「南京大虐殺はなかった」と述
べたことについて「責任ある立場の人物は、地域の緊張をさら
に悪化させるような発言を控えるよう望む」と自制を促したと
いうニュースも流れた。更に米在日大使のキャロライン・ケネ
ディ氏はNHKの取材を拒否したという。百田氏の発言の影響が
徐々に広がり始めている。
百田氏と安倍首相の関係は「2012年安倍首相総理大臣を求める
民間人有志の会」の発起人に百田氏が名を連ねていて、安倍首
相と百田氏は雑誌「WiLL」12年10月号に続いて 13年10月号で
も対談しており、13年10月号では、安倍首相が「以前から私も
百田さんの小説の愛読者でしたから、百田さんのような方に
『もう一度、自民党総裁選に出馬して総理を目指してもらいた
い』とおっしゃっていただいたことは、本当に勇気づけられま
した」と感謝の言葉を述べたと言われている。このように
百田氏と安倍首相の関係は周知の事実で知らぬ者はないだけに
百田氏の言動は安倍首相の言動と連動したものとの受け止めが
次第に広がっていき、中国、韓国の日本に対する態度を一層
頑ななものにしていくことになる。中国、韓国だけではない。
中国、韓国のプロパガンダが世界各国に徐々に浸透していく
危険性がある。

百田氏よ
君たち安倍首相の「お友達」は
馬脚なのだ。
馬脚のいらぬ発言は
明らかな舌禍だ。
国益を損ねる。
直ちに、NHK経営委員を辞任せよ。
安倍首相の傍に寄るな
日陰に居ろ



東京都知事選、流行作家百田尚樹氏の応援演説を聞いてみた!

2014-02-08 10:03:07 | 日記
NHKにチャンネルを変えたとき、丁度、参議院の予算委員会
の国会中継をやっていた。参議院議員で評論家の有田芳生氏が質
問に立っていたが、ある特定の東京都知事選候補者の応援演説を
NHK経営委員で流行作家の百田尚樹氏が行ったことの是非と、百田
氏が他の候補者のことを「人間のクズ」と言ったことを取り上げて
NHKの経営委員の言動が、これで良いのかと安倍首相に糾していた
が、安倍首相は「聞いていないのでお答えできません」の一点張り。
有田芳生氏は、その質問一辺倒で、結局、首相の言質を引き出
すことはできなかった。
 他候補に対して「人間のクズ」呼ばわりは、確かに非常識だ。
だったら細川さんや小泉さんに面と向かって「人間のクズ」と
叫んでみてはどうか、と言いたい。そういう度胸もなかろう。
それで百田尚樹のキーワードでネットを検索してみた。その中
に、百田氏の田母神候補の応援演説のYouTubeがあったので覗い
てみた。新宿西口での第一声らしい。
「えー」の連発で、正直言って「作家」の演説、応援演説として
は実に粗末なものだ。通りかかった有名人が唐突に指名を受け
て壇上に上がったとしても、あそこまではひどくはないだろう。
ウグイス嬢の方が余程理路整然とした話をしている。当方も若
い頃に原稿なしで街頭演説をやった経験があるが、当方の方が
断然に上手いはずだ。「えー」なんて、ほとんど発しなかった。
ご本人も言っているとおり、気持ちばかりが先走ってしまうから、
「えー」の連発になってしまう。差し詰め躁状態というところだ。
第一どう応援演説をやるか考えもしないで大阪から駆けつけたと
いう感じ。ネット等で田母神氏を見て応援を決めたと言っている
のだから、田母神氏の都知事選立候補にあたって発表した三つ
の政策・提言を読んでいてもいいはずだが、百田氏の話を聞く
と全く読んでいないのではないかと思う。ただ田母神氏を持ち
上げるために発したと思われる第一声は田母神氏の政策にはな
い憲法改正問題。田母神氏は勿論、憲法改正論者ではあるが、
この選挙戦では田母神氏は憲法改正問題を取り上げてはいない
にも関わらず、言うことに事欠いて「今の憲法は、戦争を起こし
て欲しくないなあという希望を書いた憲法」と決め付け、「戦争
は絶対起こさないという憲法に変えないといけない」と主張し
て田母神氏を持ち上げたつもりなのであろう。「戦争を起こして
欲しくないと日本で一番思っているのは自衛隊員なんです。
なぜか、戦争になったら自衛隊員が真っ先に死にます。死にたく
ないから、絶対に戦争を起こさない憲法に変えないといけないと
自衛隊員は思っている」なんと自衛隊員の心境を代弁したつもり
のようだが、何を言うかと言いたい。「死にたくないから」確か
に自衛隊員に限らず小生も戦争なんかで死にたくはない。しかし、
自衛隊は戦前の軍幹部が自衛隊の幹部となりアメリカ流の合理主
義の下に隊員の教育訓練に当たってきた。そこには明治以来の
武士の精神・真髄が一貫して生かされているはずだ。百田氏が
「自衛隊員の死にたくない」の発言を聞いた時、一瞬、腸が煮え
くりかえりそうな憤りを感じた。士族の血をひく者の血の騒ぎだ。
ところが、その後「こんなことはあってはならないことですが」
と言いながら「何らかの事情で日本が戦争に巻き込まれたら、
自衛隊員は死に物狂いで闘いますよ。真っ先に死にますよ」何
を言うかっ。たった今、「絶対に戦争を起こさない為に憲法を
変える」と言いながら「もし戦争に巻き込まれたら」などと口
走るとは、あまりにも軽薄だ。
そして、航空自衛隊の訓練を見に行っての感想で自衛隊員を称
えているかと思うと、他候補の事に触れて「都知事は人間のク
ズみたいな奴にやって欲しくない」
そして次が他の候補者中に外国人参政権の問題を取り上げてい
るが「世界が平和になったときには、そういう法律は欲しいが
今は反日国家の外国人が大勢いるから絶対だめだ」なに言って
いるのか。外国人参政権を認めるべきだとする持論を有してい
る者が候補者の中にいても、今回は、それを都政の政策として
主張している候補者はいない。国政レベルの話だ。要は自分の
言いたいことを言っているだけで、田母神氏のことには全く触
れない。そして
「都知事の皆さん!いや都民の皆さん」とやらかしてしまう。
観ていると売れっ子作家が調子に乗りすぎて躁状態だ。
そして次が原発問題に関しては田母神候補者の政策に反するこ
とを口走ってまとまりを欠く。「こんなこと言っては顔色変え
られるかもしれませんが」と断りながら「原発は将来的にはな
くすべきだが、今はなくすべきではない。そんなことしたら日
本は沈んでしまう」これは脱原発論で田母神氏の原発容認論と
相反する。まして田母神氏は立候補の三つの主張・政策には原
発容認論をもって主張している箇所はどこにもない。
とにかく支離滅裂だ。作家なんだから小説を書くように、ある
程度、筋立った話ができないのか?結局そんなのお構いなしで話
が飛ぶ。羞恥心もない。要は勝てば官軍、小説が売れているか
ら怖いものなし。大阪出身なので「いてまえ」というところか。
 応援演説も一呼吸置いて、ウグイス嬢が司会で「田母神候補が
都知事になったら、こんなふうに東京都、日本が変わるとお考
えでしょうか」とマイクを渡すと「都政が引き締まると思いま
す」何を言っているのか。こんな抽象的な表現で応援演説のつ
もりのようだが、都民をバかにしている。東京都民は、そんな
言葉では動かない。
そして日本経済の発展に触れた後、「日本が経済大国になって
韓国、中国に安い労働力を求めて大量に進出したおかげで、大
量のお金が中国に流れて中国が大きくなった。・・・ところが
中国は30年の間に領土を拡張してきた。アメリカがベトナムか
ら撤退すると発表した翌年の1973年にベトナムの島を占領して、
無抵抗のベトナム兵を何十人も殺したんですよ」あれ?そうだっ
たっけ?おかしいと思ったのでネットで調べてみた。
当時は南ベトナムの政権末期の時期ではあったが、問題の西沙
諸島を西側をベトナムが実行支配し、東側を中国が実効支配し
ていたが、紛争が絶え間なかった。1973年は中国軍が西側の島
に上陸したのを契機に海戦へと発展した。この海戦でベトナム
は敗戦することになる。以来、中国は西沙諸島を実行している
とウィキペディアは記している。「永遠のゼロ」など戦記もの
を書く作家が、こんなでたらめを言って恥じないとは、所詮、
百田氏は自ら望んで「人寄せパンダ」を買って出たということ
になるだろう。その煽りを受けて、田母神氏は、更に一歩後退
して泡沫候補にどっぷりと漬かってしまったというところだ。
※百田氏は1988年南沙諸島(スプラトリー諸島)のある岩礁
で丸腰で作業をしていたベトナムの工営兵数十人に向けて中国
海軍が機銃掃射して殺害し、近くで待機していた輸送船を沈没
させた事件と混同している。歴史的な事実を混同するというの
は、宮崎駿氏が「永遠の0」を批判しているように、彼の著作
には不正確な部分が多いのではないか。
結局、百田氏やNHK会長らの安倍首相の「お友達」は
安倍首相の馬脚なのだ。
「村山談話」等を否定するような右傾化した失言をくり返
すことは、安倍首相が靖国参拝を「不戦の誓い」のためと、
いくら国際世論に声高に説明しても、「お友達」の馬脚た
ちが、安倍首相の本質を露わにして恥じないのだ


百田尚樹氏よ
自らの軽々しい発言・失言は
安倍首相の足を引っ張っていると
自覚せよ







読売新聞のTPP交渉に関する社説は、なぜ歯切れが悪いのか!

2014-02-03 13:26:49 | 日記
2月3日(月曜日)の読売新聞の社説にTPP交渉「日米は膠着
状態の打開に動け」のタイトルが目を引いたので読んでみた。
それは冒頭「アジア太平洋の新たな自由貿易圏作りを停滞させて
はならない。膠着状態を打開するために、日米両国が早期合意を
目指す必要がある。
」と、国民のほとんどが知っていて、国民が
一様に気を揉んでいることなので、このようなしごく当たり前の
書き出しでは、タイトルほどの訴求力はなく、それで・・・となっ
てしまう。
その後の記述はTPP交渉の難航している事象を挙げたり、オバマ
大統領が一般教書演説でTPPに触れた意図について述べ、「安倍
政権も成長戦略としてTPPを重視し、アジアの活力を取り込む方針
を掲げてきた
。」・・・それで・・・その後、ようやく論点らしい
記述が出てくる。「日米が同盟国として連携を強める意義は大きい。
何よりも今、求められるのは、米国が大局的な見地から、日本との
妥協点を探る姿勢を示すことである
。」なんとも歯切れの悪い
主張だ。どうしてだろうと疑念を抱く。ここは「米国は日本が
TPP交渉参加の打診をした時、聖域なき関税撤廃に拘らないと日
本政府に表明しておきながら、日本が交渉に参加した途端、手
のひらを返して関税撤廃を強行に主張して譲らないのは、同盟
国に対する裏切り行為に等しい。米国が真に日本を同盟国とし
て連携を強める意思があるなら、日本の参加打診時に表明した
時点に立ち戻り、日本との妥協点を探るべきだ
。」と
ここは強く主張すべきところだろう。さらにロジックに問題が
あるのか、記述にしっくりこないところがある。「しかし、関税
撤廃を巡る日米対立に加えて、米国とマレーシアなど途上国の
間でも、知的財産権保護や国有企業に関する競争政策を巡って
主張の隔たりは大きい。(段落を変えて)他の10か国は、日米
協議の進展を注視しており、日米が対立を解消できなければ、
他分野も停滞する恐れがある。交渉全体の勢いを失速させ、
早期妥結を危うくする事態は避けるべきだ
。」
段落を変えているとはいえ、前段の「米国と・・・途上国の間
でも・・・・主張の隔たりは大きい。」と後段の「他の10か国は
・・・・」ここの記述がしっくりこない。「・・・・隔たりは大きいも
のの日米の対立ほど深刻ではない。それは関税撤廃については
他の10か国が米国と歩調を合わせているからに他ならない。従
って他の10か国は、日米協議の・・・・・」と続けるべきではない
のか。そして、最後の二段。「一方、政府が農業分野の一層の
市場開放に備えて、農地集積や減反見直しといった農業改革を
打ち出している点は評価できる。(段落を変えて)TPPなどの通商
交渉への対応はもとより、日本経済を活性化させるため、『攻め
の農業』の具体化を急がねばならない
。」だから何なの
と言いたい。それは膠着状態を打開した後、環太平洋経済連携
協定・TPPが成立した後の話で、それ以前に間に合う話ではない。
間に合う話でもないことを書いて、なんになるかと言いたい。TPP
交渉は非公開で進められているため、メティアを始め、国民は想像
力を逞しくする他あるまい。「政府は農業分野の市場開放に向けた
農業改革の工程表を作成して、例えば最終目標を50年後の関税
撤廃に向けた工程表を米国に指し示して交渉に臨むべきだ
。」な
どともう少し迫力のある論説を展開できないものか。とりわけ、
最後の段は先ほど当方が修正した文言の「米国は日本がTPP
交渉参加の打診をした時、聖域なき関税撤廃に拘らないと日本
政府に表明しておきながら、日本が交渉に参加した途端、手の
ひらを返して関税撤廃を強行に主張して譲らないのは、同盟国
に対する裏切り行為に等しい。米国が真に日本を同盟国として
連携を強める意思があるのなら、日本の参加打診時に表明
した時点に立ち戻り、日本との妥協点を探るべきだ
。」をもって
社説を締めくくって欲しいものだ。
  文章のど素人が甚だ僭越ではあるが、今日の社説は、「どう
したの」という感じだ。非才無才の当方でさえ、このような
感想を抱かざるを得ないので、同様の感想を持っている読売
新聞の読者は、きっと多いはずだ。それでも当方は読売新聞
を手放せない。中でも第一面にある「編集手帳」は殺伐とし
た紙面の片隅に、さまざまな花を咲かせて、われわれ読者を
和ませてくれる。その「編集手帳」に見劣りしないバランス
のとれた鋭いロジックで論旨を展開する社説を期待する。