龍体力学覚え書き

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「酒場詩人の流儀」

2019-05-31 12:37:08 | book
「酒場詩人の流儀」(吉田類著)を読了。

時々新書にこういう面白い本がラインナップされるから油断できない(この本は中公新書)。まあ最近の新書本は、サクッと売れる本を出そうとするあまり安っぽい企画内容のものばかりになってる印象なので、毎月書店の新書の棚を片っ端からチェックするほどのこともなく、たまーにで充分。

でもってこれは、BSのTBSでやっている「酒場放浪記」の吉田類さんが地方新聞で連載していたエッセイをまとめたもの。

新潟日報と北海道新聞にそれぞれ連載していたものがワンセットになっているのだが、内容の好みとしては新潟の地方紙に書かれていたものの方に軍配。

新潟は酒処として言わずもがなの本場。そこに住んでる人の目を意識して書かれたため、自ずと中身も味わい深くなっているからかな?・・・と思いつつも、結局札幌競馬場のクイーンステークス(北海道新聞杯)よりも新潟日報賞の方が、馬券的に大儲けした頻度で上だから!・・・といった私的イメージも効いているものと思われる。

新潟日報賞はかつてよく荒れたので、何度かナイスな馬券もゲットしている大好きなレースだった。


それはともかく、この本によって「草木塔」というものを初めて知った。

「建築材として伐採された山林や樹木に対する供養の碑文が刻まれた石碑」とのこと。

その草木塔の9割が山形県にあり、とくに南部の置賜地方に多いらしい。山をことさら大切にする意識の強さが感じられる(「商売」として伐り出さなければならなかったにせよ)。出羽三山行きたい。

やはりBSで放送していたそんな置賜地域のローカル線を舞台にした番組を録画してあったっけ(六角さんの「呑み鉄本線日本旅」)。それをチェックしてみて、そこで取り上げられていた日本酒を飲んでみるのもイイかも。
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