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龍体力学覚え書き

中央競馬メインレース雑感・ジョギング日誌・夢日記・読書備忘録、アレルギー持ちのぼやき、その他諸々

白洲正子著「夕顔」読了

2025-04-08 23:52:51 | book
新潮文庫「夕顔」(白洲正子著)を読了。

雑誌などに掲載されたエッセイをまとめたものであり話題が多岐にわたっているので、この本を縁(よすが)にしてさらに次読みたい(買いたい)本がいくらでも出てくる出てくる。

中でも前登志夫さんの名前は一応知っていても「詩人」であることで敬遠していた。吉野関連のエッセイを出していたようなので、いずれ入手してみようかしら?

この本の裏表紙をめくると、新潮文庫に入っている白洲正子さんが書いた本のタイトルが並んでいるが、この「夕顔」は3段目に記載されている。その一段上の「西行」は、既に買ってあるのを忘れてもう一冊買っちゃったほどなのにまだ読んでない(たぶん。本をダブって買うなんてボケとる証拠・・・)。次はコレですな。

今年の桜がまだ残っているうちに少しでも読み進めたい。

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「醍醐の桜」(水上勉著)読了&偶然の連鎖

2025-04-03 23:41:24 | book
4月に入っていながら南関東は冬の寒さ。前日の天気予報よりも気温がなかなか上がらないでいる(12℃行くと言っていながら10℃行かなかったり)。

まるで皇室関係の誰かさんのとあるイベントに際しての記念撮影の背景に、是非とも桜の花がキレイに咲いていて欲しい!というオーダーに気象操作で応えているかのよう。茨城県中南部においてそのイベントが行われるのは今週土曜日らしい。この数日の寒さで一気に散ってしまい葉桜になる可能性がなくなったので、安心して明日からは気温が通常モードに戻るのではあるまいか?

それはさておき、せっかくの桜の季節。坂口安吾さんの「桜の森の満開の下」でも読み直そうかと、講談社学芸文庫から出ている坂口安吾の本を3〜4冊並べてある棚に目を向けると、なぜかその文庫本が無い。何年か前のこの時期に同じことを考えて本棚から出したまま、全部読み直すこともなくどこかに出しっぱなしなのだろう。たぶんカバーをかけたため、本を積んであるところに目を向けてもすぐに見つけられない。

仕方がないので、「そのうち読もう」と買ったまま放置してある本の中から桜に関連するタイトルの文庫本を手にとって、ささ〜っと読了したのは「醍醐の桜」(水上勉著)。

著者の水上勉さんは若い頃、陸軍の輜重兵でお馬さんの世話を京都でしていたそうで、その時のコトが京都の醍醐寺付近の描写とともに記述してあった(表題作)。

そしてこの短編集の冒頭作品において、実業家のS氏という人物との生前の交流と墓参のエピソードが書いてあるのだが、お墓のある寺院の名前についてどこかで読んだ記憶があって、イニシャルの人物が誰かだいたい見当がついた。

小説の中では架空の寺の名前になっているけれども(使われている漢字が上下入れ替わり、本来の「**院」が「**寺」となっている)、ウィキペディアで確かめてみたらビンゴ。その「S氏」の奥さんの本は何冊も読んでいるし、つい先月も一冊読んだばかり。坂口安吾さんの文庫本が入っている棚のすぐ近くに、講談社学芸文庫からリリースされているその人の本も4冊入れてある。何週間か前に読んだ「十一面観音巡礼」(白洲正子著)も当然そこに。

「桜」から始まって、坂口安吾さん、水上勉さん、白洲正子さんという流れが来ている気がする以上、「そのうち読もう」と買ってある文庫本の中に見つけた「S氏」の奥さんの本を読むべきかな・・・と新潮文庫から出ている「夕顔」をめくってみたら、一枚目がカラー写真のページになっていて、その中にS氏とその奥さんのお墓の写真も・・・・。

この偶然。次に読む本が決まった。

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「西洋の敗北」読了

2025-03-27 23:39:54 | book
「西洋の敗北」(エマニュエル・トッド著)を読了。

歴史人類学者、家族人類学者が肩書のフランス人の書籍で、この人の本は既に何冊も目を通しているが、学生時代にこういう人の講義を聞きたかった・・・と、文字を追いながら心の底から思う内容である。既刊と同様に。

ことに中部ヨーロッパの分析のパートなどは、大学に入る前に「そっち方面の知識を深めたい」と漠然と考えていたこととだいぶかぶるので、何十年かの時を経て「願い」が叶った感じ。

極東の片隅に住んでいる人間にとって、そんなことどうでもいいじゃん・・・という内容ではあるけれど、胡散臭いメディアの言説や、連中が持ち上げるインフルエンサーという名の(人相の良くない)煽り屋どもの言い草など屁とも思わずにいられるように、硬軟織り交ぜていろいろ目を通しておこうとは思う。合っていようが間違っていようが、何事に関しても少しは自分なりのスタンスを持っていられるように・・・。

西洋ではない日本ではある。この本ではアメリカの保護国と記載されているけれども、実質的には「植民地」。

それなりにまともな国であったはずの西ヨーロッパや北欧諸国が、クソみたいなキレイゴトごっこに明け暮れているうちに、異民族を領域内にはびこらせて運気がボロボロになったかのように今や大混乱。それを日本も踏襲させられようとしているのは哀れったらないが、新自由主義者どもの暴走によって天下のヨーロッパがそうなってしまっている以上、一段下の植民地に何が出来ようか?とも言える。

最近の与野党幹部の人相を見るにつけ、このタイミングでああいう人相の人間にお鉢が回ってきているのも「お役目」なのかねぇ・・・と。

まあ何百年にわたってウラルから西で嫌われ者であり続けた某人種が上層階層に蔓延ってしまい、連中が好き放題やっているのが現状で諸悪の根源。嫌われ者には嫌われる理由があったのが海外ニュースを見ていればよ~くわかる。

著者のルーツの一部にもそっち方面が少々入っている以上、ストレートには言えないのだろうが、要は嫌われ者が天下を取ってしまった報いで西洋が敗北するようなもの。

中東の一部由来の西洋系宗教とは本来さほどどっぷりとは関係ない日本は、縄文以来住んでいた人々の想念と祈念の集積パワーが異次元領域に「日本神界」めいたものを形成しているに決まっている。途中からは神仏習合でもって強化されていたはずだが、その弱体化を目論んでイギリスは明治維新の際に神仏分離をそそのかしたものと推察(仏像を流出させて一儲けも企みつつ)。

それゆえ対抗策としては神仏習合の復活というか、神社さんだろうがお寺さんだろうが、気に入ったところは別け隔てなく参拝して手を合わせて御縁を深めようとあらためて思うのであった。

昨日BS11で放送していた京都の夜桜中継番組に元AKB48の柏木由紀さんが出ていたが、淡い色の着物が超絶似合っていて神々しいほどだった。(彼女には)初めて惚れた。そのうっとり感もきっとこんな気分にさせるのだろう。やっぱり神頼み。おすがりするのは仏さま。なんてったって神仏習合ですよ!みたいな。

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「十一面観音巡礼」をようやく読了

2025-03-12 23:52:41 | book
「十一面観音巡礼」(白洲正子著)を読了。

10年以上前に買っていたものの、いくらチャレンジしてもすぐに読み進められなくなって放置を幾度繰り返したことか。旅行の際に電車の中で読むぞと唯一カバンの中に入れてあっても、ついぞ読み進められなかった本。白洲正子さんの他の本はとっくに何冊も読んでいるのに・・・。

ところが今回は、そこそこ時間はかかっているけれどもとうとう読破。文庫本で300ページばかりなので「読破」なんて表現はあまりふさわしくないが、ようやく読み終えた達成感でつい。

今回読めたのは、この本で取り上げられている奈良の長谷寺や室生寺に一昨年実際に行ったこと。それに3週間ほど前にKBS京都が制作している京都探索番組の「あんぎゃでござる」の再放送をチバテレビで観た際、京都南部にある笠置寺の磨崖仏を取り上げていて、そこがいまどんな具合なのかを映像でリアルに確かめられたのも大きかったに違いない。

この本は、女性の著者がいかにも書きそうな仏像そのものの情緒的な描写以外に、安置されている寺院やその周辺にある神社などの地形的な記述も比較的丹念に記述しているので、予めその場所を承知していると読みながらの脳内再現度合いがえらく捗るのだった。感情移入度も増すというか。

要は時期が良かったと。まさに読むべきタイミングだったんだな、たぶん。

奈良や京都の神社仏閣はそこそこ訪れているけれど(高野山や伊勢神宮も)、十一面観音の初期状態?が多くあるっぽい湖北や越前方面はまだ全然行ったことがない(通過するのみ)。

いずれ北陸新幹線の終点まで乗る機会でもあれば、その時は福井の神社仏閣はいくつか訪れてみたい。近々福井の日本酒を物色して、強引に機縁をこしらえようかしら?

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「秘教真義」読了

2025-03-03 22:58:05 | book
10年以上前に買っていて、そのうち読もうと放置してきた霞ヶ関書房のオカルト本を今年こそ読むぞ!・・・シリーズの2冊目。「秘教真義」(ドーリル博士)を読了(1冊目は「エメラルド・タブレット」)。

1冊目よりもボリュームは控えめで、終わってみればはるかに読みやすかった。

身体的な面では、松果体(松果腺or第3の目)、太陽神経叢(肺や心臓の下部にあたる位置)へ意識を向けること。メンタル面では、これはもう今ではすっかりありがちだがポジティブシンキングのプッシュ。

そんな中、最後の最後で「日本」という単語が出てきた。

「この世における最大の防衛術は、おそらく、無抵抗の法則にもとづいたものだろう。それは(中略)日本の柔術である。柔術は、自分自身をいつも平衡の状態において、相手のバランスを破ることにつとめる(後略)」

という文脈においてだが、柔術というよりも合気道ではないか?と感じる。50年前100年前におられたそちら方面の伝説級のスーパー達人なら「そりゃ最強」に間違いないが、さすがにこのご時世に「無抵抗」なんてしちゃうと一方的に食い物にされるのがオチ。

過去150年間、低俗な外国人がダラダラ入り込んで来た末のとどのつまりの今、無抵抗なんてナンセンスなのであるからして。

考えてみれば、「世界は一家、人類は皆兄弟」なんてCMで子供の頃から延々と洗脳されており、いまさらもう手遅れとも言える。本来生き馬の目を抜く国際社会で、安易に他国&異民族に手をさしのべるなんて間抜けも甚だしかったのだ。

もはや「国際協力」だのはアホを騙すための方便とみなし、「性善説」は死語として、日本人ということになっていても人相の悪い輩は敵国のスパイで犯罪者、日本列島上では違和感しかない醜いオーラの外国人は即敵認定するくらいでないといけなくなってしまいましたな(中部ヨーロッパからスラブ系の美女は必ずしもその限りではない)。普通に性善説で物事に対応できなくなったのは実に悲しいことであるが。

体内各所をリラックスさせるための足から始まるイメージ作り。変性意識状態での遠隔移動や脳内を意識的に活用しようとする記述などは、この書籍が書かれた時期には存在していなかったヘミシンクと実によくリンクする(ヘミシンクの創始者がこの書物を参考にした部分もたぶん・・・)。

やろうやろうと言いながら一向に億劫がってやっていないヘミシンクを再活用していく気分が盛り上がってきた。それがこの先「秘教真義」を読んだ「効能」となるかな?

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