パンダとそらまめ

ヴァイオリン弾きのパンダと環境系法律屋さんのそらまめによる不思議なコラボブログです。
(「初めに」をご一読ください)

ダ・ヴィンチ・コードと星々のワシントンDC

2006-05-22 02:03:25 | Weblog
 映画公開で騒がれているので、とうとう買って読んでしまいました。ダ・ヴィンチ・コード。日本語書店の誘惑に勝てずに日本語で読みましたが英文で読んだ方が謎解きは面白かったかも(でも英文で読んだら2日ちょいで読み終わることはなかったハズ)。いやぁ、映画の評判は散々だけど(まだ見てないです)、この本、面白いじゃないですか(ネタばれしてないつもりだけど注意)
 
バラバラな展開がテンポよく進んで最後に交わるのはシドニー・シェルダンっぽかったですね(中学の頃友達に借りて読みまくった気がする。今思うとメチャクチャ借りた気がするけど、ありがとう)。って途中で犯人も謎解きのカギも分かっちゃったんですけど むしろ魅力はウンチクなんでしょうが、本当とウソの境界の曖昧感が絶妙で心地よいです。聞き覚えのある内容・言葉を織り交ぜて、どこまでが本当でどこからが嘘なのか自然と知りたくなるんですね。これが「芸術」じゃなくて何なのでしょう。こういう人の心の動かし方もあるのね。

読後の爽快感にひたりながら、昼食にまたもうどん(冷凍)を食べつつケーブルテレビのNational Geographicチャンネルをつけてたら、ダ・ヴィンチ・コードでも象徴として描かれたペンタクル(Pentacleって書いてたけどPentagramじゃないのかなぁ?)、そう、星のマークがDCに埋め込まれているって聞いてビックリしました。そう、これです(ちなみに写真は全部グーグル・アースからで線を付け加えています)。
   
これは真北向きですが、一番下の頂点は・・・ホワイトハウスです。結構有名なんですかね?

それだけじゃなくて、議会とホワイトハウスのあたりも、
   
こんな具合でキレイな三角形になっています。さっきと90°回転させて東が真上になっています。頂点が連邦議会、一番左下がホワイトハウス、真ん中の青いのがワシントンタワーです。その例のチャンネルはフリーメーソン(名前しか知りません。秘密結社なのか単に会員リストが秘密なコミュニティーか謎めいていますね)の象徴のコンパス(&スクエア)に結び付けようとしてましたネ。何でもDCの都市計画設計者もその一員だったらしく。でもその後チャンネルが続けて放送した1ドル紙幣の裏との比較を見てみるとそこに描かれた象徴との類似には愕然としました。。。
   
その目は何なのぉ~ この象徴図の関連も含めて、本当はDCの都市計画に散りばめられた星々はこんなものではないらしく(上の連邦議会の方の写真にもヘキサグラム=六芒星が見えるような???)、1冊の専門の本まで出てるみたいです。ググってみるとこんなページに出くわしましたし。このサイトの写真だけでも眺めてみると、いかに星々が意図的にちりばめられた都市設計なのか感嘆を禁じえないでしょう(道の交わる角度にも意図があるようで)。そしてきっといろんな意味が込められているんでしょうネ。でも、よく考えると平安京とかでも門の名前とか配置とかいろんな伝説を考えながら街づくりしてたから当然と言えば当然か?本が手に入ったら読んでみようかな
 
 ついでに。ダ・ヴィンチコードを読み終えたばかりの私は、「DCの街の中に星がある」とテレビで見た瞬間に「えっ、あそこはどうなんだろう」と思いました。そう、ルーブル美術館からシャンゼリゼ通りを通って真正面、パリにあるル・エトワール(=the star)、凱旋門です。DCのような人工都市ではないので街全体を使ったクリアな星は見て取れないのですが(あるんですかねぇ?)、凱旋門近くに限定すると・・・
   
ああっ、確かに見事な星でしたね 旅行で登ったときは遠くばかり見て全然気付きませんでしたよ