パンダとそらまめ

ヴァイオリン弾きのパンダと環境系法律屋さんのそらまめによる不思議なコラボブログです。
(「初めに」をご一読ください)

CL Final

2006-05-18 23:51:48 | サッカー
昨日のCL Finalですが、いやースゴイものを観た 強いチーム同士のぶつかり合い、ドラマを感じました。

 試合前はリケルメを180分間ほぼ(2,3回除いて)完封したG.シルバが見所だと思っていたのですが、正直見所になりきりませんでした。だって10対11じゃねぇ~ あのレッドは仕方ないという気もするし、アドバンテージを認めて1点あげてイエローにしといた方がその後面白かった気もするけど、初めて前を向いてボールを持った機会でいきなりあのパスを通してくるロナウジーニョやはり恐るべし。でもむしろ彼がどうやって前を向いてボールを持つかの方が面白かった・・・そう、デコです。全て彼がタクトを振るっていたではないですか(デコ役を欠いたリケルメが前を向いたのは2,3回だったよ)。あと、バルサの攻撃にポストプレーがなくて実は単調なのかもなぁと思っていたらラーションが入って一人でやっちゃいましたね

 でもアーセナルは可哀そうという気も。一人欠けたらこれしかないだろうというパターンで得点して、集中力を維持して頑張ってただけに。エトーのゴール、最初ラーションがはたいたのが画面で見えなくて、後ろからスルスル~と抜けたのかと思ったんだけど、ちゃんとポストで捌いていますね→やっぱりオフサイド 2点目は気持ちが切れてた彼らが悪いけど(ミスとまではいえないけどアルムニアも弾きようがあったハズ)、それにしてもラーションもベレッチも途中出場、ライカールト恐るべし。アーセナルは途中で試合を決めれる機会があっただけに残念。ベルカンプが最後にビッグイヤーを手にするところを見たかったんだけどなぁ

 ベンゲルは1点目のオフサイドのミスジャッジに怒り心頭みたいだったけど(そりゃそうだ)、ミラン戦のシェフチェンコのゴール取り消しとかも含めて、まああり得る範囲のミスジャッジじゃないでしょうか。それでも彼らの優勝の価値が減じられることはないでしょう。だって強かったもん。02WCでヴィルモッツの完璧なゴールがミスジャッジで取り消されても(韓国がらみのミスジャッジと違って)大した騒ぎにならなかったのは、恐らくリバウドのスーパー反転ゴールがどちらが勝者にふさわしいのかハッキリ示したからだったとことと同じ(一番極端なのはマラドーナの神の手と6人抜き)。アーセナルを応援してたけど、勝者にふさわしかったのはバルサでしょう。

 それにしても、優勝候補筆頭がその通り優勝するなんて、デルボスケがいた頃のマドリー以来じゃないかなぁ(3年前のミランは優勝候補というよりは二番手グループだったハズ)? しかも国内リーグとの2冠だなんて(これは多分バイエルン振り)。途中チェルシー、ミランを破っての優勝、まだまだ皆若いし、今のバルサは現在進行形の伝説かもしれません。いいものを観ました