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パンダとそらまめ

ヴァイオリン弾きのパンダと環境系法律屋さんのそらまめによる不思議なコラボブログです。
(「初めに」をご一読ください)

コパ・リベルタドーレス Final (ネタばれ注意)

2007-06-20 23:52:15 | サッカー
 リーガ・エスパニョーラの劇的な幕切れとともに今シーズンのヨーロッパ・サッカーは終わりましたが、南米はもうちょっとだけ熱気が残ってる!ってことで、テレビでやってたコパ・リベルタドーレス Final2戦目を観てしまった(ネタばれ注意)。今度はボカがグレミオのホームへと乗り込んでの試合。


 んで一戦目でボカが3-0にしていた段階で粗方勝負あったという感がありましたが、2戦目を見てもちょっとあまりの強さに舌を巻いたというのが正直なところでしょうか。この5,6年?で3度目?のリベルタドーレスなんて凄すぎる。ドリーム・バルサとグランデ・ミランを粉砕したテレ・サンターナのサンパウロを凌いでいるのではないかと思えるほどで、何よりリケルメを見るのは本当に楽しい。代表を引退しても、ヨーロッパからいなくなっても、衰えるどころか進歩しまくっている。とりわけスゴイのが、ボールを持った後のファースト・チョイスが以前のようなスルーパス一本槍ではなくてシュートも加わってたことで、決勝2試合の5点全部に絡んでるのも決して偶然じゃないと思う(パレルモがPKはずしてなければ6点)。どれもスーパーゴールだったし。今確かボカにレンタル中のハズで終了後の動向は良く知りませんが、このままクラブWCで日本に来て欲しいですね。同じピッチにカカ&リケルメなんて想像しただけでもゾクゾクしますし、ガットゥーゾとのマッチアップとか今から期待が膨らんじゃいます まぁとにかく今夜はおめでとうございました

ふくろう

2007-06-06 23:54:16 | サッカー
 今日お昼ごはんを食べてるときにサッカー・チャンネルに合わせたら丁度EURO 2008の予選をやってて(フィンランドーベルギー)、マイナーな試合だけどLiveだしと思ってそのまま観てたらとんだハプニングが。試合が中断しちゃってるのになぜかお客さんが大喜びしてるみたいと思ってよく見てみると、なんと、ふくろうがピッチにまぎれこんでる↓
   
  ※gooだとembedできないのでクリックするとyoutubeにとんでいきます、すみません
さすがのヘルシンキと言えどもコレは珍しいんじゃないでしょうか。気持ち良さそうにピッチを行ったりきたりして、おかげで前半のロスタイムは6分もありました フィンランドのスーパーゴールもあったし、ホームのファンは満足度高かったでしょうね、きっと  

CL Final (ネタばれ注意)

2007-05-23 23:52:19 | サッカー
 今シーズンのヨーロッパを締めくくる大一番、結構気合を入れてみました、ミランvsリバプール(ネタばれ注意)。イスタンブールの再戦だし、2年前と4年前のチャンピォンの戦いという数字上はとってもハイレベルな組み合わせ。お互い国内リーグはサッパリでしたが、それだけに是が非でもこのタイトルは欲しいところでしょう、気合も入るというもの

んで感想ですが、うーーーーーん、ちょっとmixedなので箇条書き。
○まずミランおめでとうございます。確かにその力はあると思う。
○が、はっきり言って去年のバルサーアーセナルの方がレベルが高い試合だったように思う。少なくともボールが動く面白いサッカーだった。
○リバプールは押し込んでいたけどミランがミスしまくってたせいだけにもみえた(ヤンクロフスキの守備は酷かったし、申し訳ないがマルディーニにもいくつかあった)。決めるとこ決めないと痛い目にあう(punishされる)っていうお手本。もっとも逆言うとにミランの守備は傑出した個人技で多少の粗は防いじゃう芸術品だった(特にネスタ)。
○クラウチ投入が遅れたとESPNの実況が騒いでいたけど、ミランの2点目でベニーテスがなぜ投入をためらったかよく分かったハズ。マスチェラーノを出すことに躊躇してたわけでしょ、きっと。ディフェンス4枚も揃ってたのに、タックルにいく役がいないせいでものの見事にスルーパスを通された。カカをあれだけフリーにするなんて自殺行為だけど、リスクを犯して攻めに行ったんだから仕方ない。逆に言うとリバプールのディフェンスラインは(組み立て能力は凄いけど)守備力に関してはダメダメ。カカにアタックにもいけないし、ピッポの職人芸ダイアゴナル・ランを指をくわえて眺めるだけ。
○負け惜しみとかじゃなく、これならミラノ・ダービーの方がよっぽどレベル高かった。ミラノ・ダービーの時は同じクリスマス・ツリーでトップがロナウドでしたからね。粉砕したのはインテルですけど。そういえばヤンクロフスキはあの時もクルスに吹き飛ばされてましたね。あるいはこの間のマドリーvsセヴィリアの方がハイレベル。
○それにしてもマルディーニ恐るべし。ほんの2,3回ミスがあったけどジーダやネスタがカバーできるレベルだったし、5回目のビッグ・イヤーなんて、ん?ディステファノやプスカシュと並んだのか?こんな伝説的プレーヤーの現役時代をLiveで見られたのは幸せなことだ。

来シーズンはユーベも戻ってセリエはハイレベルなリーグ戦になりそうですね、期待がもてます。今シーズンの残りもリーガからは目が離せませんけど、さてどうなることやら。

遥かなるアップトンパーク

2007-05-14 23:48:50 | サッカー
 プレミアリーグの全日程が終了して、マンUの優勝は先週決まってましたが、感慨深いのは奇跡の!?ウェストハム残留ですかねぇ。ロンドンに行ったとき観戦したチームなのでほんのちょっと思い入れがあるんですよね(単純)。ピカデリー・サーカスでチケットを買って、一路チューブでイースト・ロンドンはアップトン・パークへ、こじんまりした美しいスタジアムに溢れるファンというかコミュニティーとの一体感が何とも言いがたかったというか。きっと、ボビー・ムーアが現役の頃から応援してるんだろうな的な人もいましたね。 (注:写真はHPから)
   

 今シーズンもずっと泣かず飛ばずでまた降格かと思ってましたが、残り9試合で残留権まで10ポイント差の最下位という絶望的状況からその9試合で7勝2敗という驚異的な成績で残留決定 終盤戦一番強かったのは上位4チームではなくウェストハムじゃないかと思えるぐらい。怪我から復帰のザモラ、移籍してきたボア・モルテ、テベスと役者がかみ合ったのが良かったんでしょうか。リオ、キャリック、デフォー、ランパード、ジョー・コールと才能が巣立っていった場所ですが、しっかり一部に残って新たなヒーローの活躍を見たいもので。

頂点へ~CL, UEFA Cup, and ・・・

2007-05-03 23:54:23 | サッカー
 昨日までCLの、今日はUEFA Cupのセミファイナルをやってて、一昨日は見れなかったのですが、昨日のミランーマンUはしっかり見ました インテリスタの中にも敵意の相手がミランの人もいればユーベの人もいて、私は明らかに後者なので、素直にミランの健闘を称えたいですね。あそこまでの圧勝は想像してなかったというか、マンUが子供に見えたというか、これは前からですがリオが代えがきかない選手で、Gネヴィルがいなくて右SBの攻め上がりがないに等しくて、ちょっとカワイソウなぐらい。ただ戦術的にどうよというか、ピルロがあそこまでどフリーでぐいぐいボールを回せるのは最近のセリエでは少ないはずだし、2トップ気味にして片方にピルロをケアさせつつもう片方でスピードかパワーで最終ラインを攻略するのがミラン対策としては王道のハズですが、相手に合わせるサッカーはしないというマンUらしさが昨日は完全に裏目に出てしまいました。あとキャリックはヨーロッパレベルじゃないというか(少なくとも昨日は)、ガットゥーゾ&アンブロジーニが凄すぎたというか、中盤のボール奪取能力にも違いがあり過ぎました。
 正直ローマが激敗して、4チーム中3チームがプレミアで、プレミアこそNo.1リーグっていう雰囲気が漂っていて、実際そうかもしれないのですが、セリエも捨てたもんじゃないというか、威厳を保つ意味でも良かったかなぁという気がします。まぁ勝ち点で28ポイント下の、直接対決で2勝しているチームがCLのFinalに進むということは、それだけセリエA王者の強さが引き立つというか 来年は自分で勝ちあがってくださいねー。アテネのファイナルは2年前の再戦で、盛り上がるなと言うほうが難しいというか、両者とも怪我人等なく万全の態勢で臨んでほしいですね。

 UEFA Cupはまじまじと見たわけではないのですが、ルイス・ファビアーノのゴールは凄かった。あんなの見たのビエリ以来というか、イブラやアドリアーノとはまた違ったキャラクターのパワーというか、さすがというほかないですね。セレソンに再び定着する日も近いかも。
 実は南米のリベルタ・ドーレスも決勝トーナメントに入っていてヒートアップしています。実はこの2,3日で一番ビックリしたのはその中のこれかも↓ (ビデオ
   
ボンボネーラに乗り込んでボカ・サポーターの目の前でこれをやるとは リケルメも復帰してしっかり快勝してるから良かったものの、これはよろしくないというかボケンセを敵に回して自分の身さえ危険になるんじゃないんでしょうか、しっかり反省してほしいです。

一夜明けて~インテル・スクデット

2007-04-23 23:51:32 | サッカー
 実は今節では決まるまいと勝手に達観して(インテルが勝って、ローマが負ける以外では決まらないはずだった)中継を見ていなかったこともあって、あんまり実感わかないというのが正直なところかもしれませんが、こうやって皆が喜んでいるところを見るのはいいもので。ローマは選手層が薄い上に直接対決に勝って意地は十分見せたということで気力を欠いたのかもしれませんね。選手達の喜びここそこでのファンの歓喜は感無量と言うか。
 
 ふらと訪れたジュゼッペ・メアッツァ・スタジアムで(丁度デルビー・イタリアだった)はまってインテリスタになって8年以上経ちますが、長かったというのが正直なところでしょうか(昨シーズンのスクデットは裁判所がもたらしたものでしたからね、それでもメチャクチャ嬉しかったけど)。水曜ローマに敗れて無敗記録こそ途絶えたものの記録尽くめの今シーズン、言うことないですね。こうなったら今シーズン残り勝ち点を着々と伸ばしてセリエA最高勝点記録(昨シーズンのユーベ、91、もっともイカサマの賜物)を更新してほしいなぁと思います(残り5試合で7ポイントだから十分射程圏内)。

I have a bad feeling about this ~ CL

2007-03-06 23:54:23 | サッカー
 (ネタばれ注意
 2週間前の1stレグが終わった瞬間からBad Feelingは続いていたわけですが、あぁやっぱりかぁと言う感じ。セリエ・Aでは怒涛の17連勝など快進撃のインテルですが、CLはここで終わってしまうことに。。。1stレグは圧倒的に押し込み2点取りながらも2本のスーパーゴールで(決して偶然ではないけど)追いつかれてしまうという何だか割り切れない結果でした。今日もまぁ注文通りのスコアレスドローで、アウェー・ゴール負けと。実は今日は「お仕事」の日でリアルタイムでは見れなかったのですが、1stレグの印象ではビジャ、シルバ、ビセンテ、ホアキン、アルビオルと若くて活きがいいスペイン人選手+経験のあるスペイン人主体のベテラン達(カニサレス、モリエンテス、バラハ、アルベルダ、アジャラ)が揃った素晴らしいチームだなぁと。インテルの方が強かったとは思いますが、だからといって一発勝負でひっくり返すだけの力を持っているチームでした。
 今日あった4試合で、実力が上だろうチームで勝ったのはチェルシーだけ、バルサもインテルもリヨンも足元をすくわれてしまいました。いやそれぞれの相手もメチャクチャ強い、本当にレベルの高い対決なので、全くあり得る話ではあるのですが、サッカーって不思議ですね、やっぱり。

 今インテルは2位と16ポイント差をつけてぶっちぎりの首位で、CLが終わっちゃってモチベーション保ちにくくなっちゃいましたが、しっかりとスクデット取って連覇を達成してほしいです(去年のは裁判所の判定で転がり込んで祝い損ねてるのもありますし)。バレンシアは今後もCL頑張ってねと言いたかったのですが、ちょっとどーよと思うのは試合後乱闘になってしまってた点で、特に完全なパンチをお見舞いして鼻を骨折させたダビド・ナバーロは絶対に許せない。応援する気が失せました

アップ終了、ショッピングと首位決戦

2006-11-27 22:45:18 | サッカー
 シカゴ旅行のエントリをアップし終えました 一泊二日なのに長くなっちゃった
  シカゴ旅行1日目
  (シカゴ旅行1日目~Inside Man)←旅行そのものじゃないですけど
  シカゴ旅行2日目①~Christmas Around the Worldなど
  シカゴ旅行2日目②~フランク・ロイド・ライト邸など


 週末は早速普段の暮らしに戻って特にパンダさんはレッスンやらで大忙しだったのですが、折角のThanksgiving Weekend、セールの始まりだしということでお買い物へ。パレードで有名なMacy’sへ。なぜMacy’s? いろんな物があるからとか先頭を切って安くなるとかよりも、この愛らしさに負けてしまいました。
    
ウッドストック付きクリスマス・スヌーピー! Only $14.95 with a $35 purchase!!! ということで、さっそく足りないねぇと言ってたもの(パンダさんのセーター)を買って、めでたく我が家にやってきました。
   


 私もレポートやらなきゃぁと思いつつも、日曜のビッグマッチ二つを見逃すわけにはいかなかった プレミアとセリエAでリーグ首位-2位の試合があったのです。しかもプレミアの方はFox/Socチャンネルが頑張ってテレビ画面で見れました(セリエはネット観戦)。(以下ネタばれ注意)

○マンU-チェルシー
 強い者同士の激突、お互い隙があまりなかったですが、見応え充分でした。久々にチェルシーの試合観たのですが、ウィングを置く3トップじゃなくて新鮮。ただ、4センターとでも言うべき中盤(ランパード、バラック、エッシェン、マケレレ)と2トップ(ドロクバ、シェフチェンコ)の布陣がこの日機能していたとは言いがたい。なんかボールホルダー以外の動きが定まってないように見えた。反面ユナイテッドはキャリックが入って中盤のフィルターが効いているので(キーンが元気だった頃以来じゃないか)、前のメンツもノビノビ動けるというもの。ボールの回しっぷりや一対一のチャレンジなどマンUの方がいいサッカーに見えた。バルサに負ける訳だ、これじゃ。ただ、ボディ・コンタクトの場面、特にイーブンボールの競り合いなどことごとくチェルシーが勝っていて、これも個人技というかタレントというか凄いパワーというか簡単に言うとドイツみたいなサッカーもできるのかぁとちょっとビックリ。ただロッベン、ジョー・コールと入ってくるタレントがまたとんでもなくて、最初のベスト・メンバーから変化のつけようのないマンUとゆくゆく違いが出てきそうな気がしました。

○パレルモ-インテル
 パレルモの試合は今シーズン初めて。先週まで首位並走しててどんなに素晴らしいサッカーを我らがインテル相手にするのかとわくわくしていただけに期待はずれ。それほどのインテルの完勝 1点取られた場面は、すっかり安定感が増してらしくないと思っていたマテラッツィらしさ健在ってところで(笑)っていうか、その他はカラッチョロのヘッド以外本当に完璧だったと思います。2アシストを決めたアドリアーノ、まだ100%じゃないのは明らかでしたが、キレが戻って本調子になるのももうすぐですね

ミラノダービー

2006-10-28 23:55:25 | サッカー
 年に2回しかないデルビーとあっては燃えないわけにはいかないでしょう しかも、今年はにっくきビアンコ・ネーリがいないので、余計にこの一戦にかける気合も違う。といいつつ昨シーズン使いまくっていたネットTVが調子が悪くて四苦八苦したのですが、違うのに乗り換えて、接続完了して最後の30分だけようやく見れました。華麗なマテラッツィ・ショーはデルビーでも健在(ダメ押し4点目→シャツを脱いで(2枚目イエローで)退場) おかげでメチャクチャに攻め立てられて(2点取られた)、いやぁ~、勝つには勝ったけど(インテル 4-3 ミラン)、勝った気がしねぇ~(間柴-木村終了直後の間柴風) もうラインも中盤もへったくれもなくて、満身創痍で何とか時間切れになったという感じ。マテラッツィ・ショーの後サムエル投入までいささか時間がかかったのが?だけど、マンチーニ監督の決断が遅れたのもビエラの怪我もあって致し方なしという気もする。もうとにかくヒヤヒヤして見ていられなかったよぉ~

 でもそれでも勝ってしまうのが今シーズンの一味違うところ!? フィオレンティーナにもローマにもアウェーで勝ってるし、最大のライバルを叩いて14ポイント差(本当は6ポイントなんだけど)、このまま突っ走って欲しい チグハグなCLでもしっかり巻き返して欲しいものです (注:30日記)

Interスクデット!

2006-07-26 23:57:16 | サッカー
実はというか、テストが終了したことの何百倍!?も嬉しいニュースが舞い込んできましたぁ~。
 セリエA優勝チームはインテルに決定
インテルに17シーズン(?)ぶりの優勝をもたらしたのは、アドリアーノでも、ビエリでも、レコバでも、バッジョでも、ロナウドでも、サモラーノでもなく、裁判所でした。パンダさんには「(喜んでいいのか)微妙じゃない?」と言われたけど、そんなことは百も承知、前にも言ったとおり本当に嬉しいです。
   

昨シーズンだけで考えるとミランやユーベの方がいいサッカーをしていたと贔屓目にみても思うのですが、いやなんというか、これまで、特にモラッティ前会長登場(95年頃?)後、お金にものを言わせて戦力を買い漁りつつも、ルール面では(バカ)正直に戦ってきたことが報われたと考えたい。実際実を結びかけたシーズンもあったわけです。97-98シーズン(2位)、01-02シーズン(3位、勝てば無条件で優勝の最終節で負けてしまい、土壇場で首位陥落)がそれです。少なくともこの2つはインテルこそが優勝にふさわしかったハズ。

 と偉そうに(?)言っておきながらなんですが、実は97-98シーズンはリアルタイムで楽しんでいたわけではありませんでした(私かインテルファンになったのは98-99シーズンから)。なのになぜインテルが優勝にふさわしかったと確信しているのか? それはもう、ロナウドが全盛期だったという以上に理由はないです。なんだそりゃ、そんな単純な・・・と思うなら、まずこれを見て欲しい。
 ○Extraterrestrial RONALDO (地球外のロナウド)・・・大体時系列順にいずれ劣らぬスーパープレーが延々12分続きます(動画)。バルサ時代とインテル1年目はまさに地球外、フェノメノとしか形容しようがなかった頃です。ちなみに、イエローもののシャツ引っ張りを跳ね除け、4人抜きして決めたコンポステーラ戦で伝説のゴール(3分ぐらい)の後「なんてことだぁ~」と頭を抱えているのは、「ロナウドが戦術だ」で有名なサー・ボビー・ロブソン監督(味方です、念のため)です。

んで、モラッティ会長がお金でバルサからロナウドを強奪して、インテルでも期待に違わぬ活躍をみせて、終盤まで優勝争いがもつれて、迎えた直接対決、ホームで相手はユベントス、という状況でこの判定
 ○Ronaldo-Iuliano: Quel Rigore!(ロナウドーユリアーノ;PKだ!、動画)
おまけに直後にユーベにPKが与えられる始末・・・。
 私がインテリスタになったきっかけは旅行中98-99のデルビーイタリアをミラノで観戦してハマッたから、という単純な理由ですが、その時審判の判定に凄まじいブーイングが飛んでいたのはこれが背景だったわけです。ようやく「そうだったのかぁ」と納得がいったわけですが、スクデットを「盗み取った」事実は消えません。

 これ以降、こうも露骨な盗み取りは無くなったように思いますし、クーペル1年目の01-02の方は、クーペルの限界というべきか自滅も多く、ハッキリ盗まれたというものではありません。最終戦5月5日に勝っておけば問題はなかったわけですし。あの敗北のときの落胆といったら あの試合のネスタは鬼神のようだった ただ、ユーベの最終戦の相手のウディネーゼの無気力振りはひどかった。
 昨シーズンだって、最初に昨シーズンはユーベの方が内容がよかったと言いはしましたが、それでも例の不正の影響はあったように思えて、というのは、中盤の天王山のデルビー・イタリアでは、パパレスタの微妙~な判定でインテルのFKは取り消され、ユーベにはFKの機会が与えられ(それをデル・ピエロが決めてゴール)て、ユーベが勝ったということがあったからです。これだけレベルが高いとそれぐらい小さく見える出来事で左右されるものです。その審判パパレスタは出場停止3ヶ月?をくらっています。

 私財を投げ打つこと数百億円、無私の溺愛がかえってモラルハザードを生むと真っ当な批判を受け、未練たっぷりに会長職を退いていたモラッティ・オーナーはようやくビッグタイトルを手に入れました。 
     
これぞ満面の笑み。改めて優勝おめでとうございました。
ライバルがいなくなる今シーズンですが、15回目のスクデットを目指しましょう!