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パンダとそらまめ

ヴァイオリン弾きのパンダと環境系法律屋さんのそらまめによる不思議なコラボブログです。
(「初めに」をご一読ください)

スクデット?

2006-07-20 23:52:39 | サッカー
例の不正疑惑のあおりで、昨シーズンのスクデット(優勝)がインテルのものになりそうらしい!?
 Inter to receive Scudetto (Channel 4)
それで嬉しいかと聞かれると「そりゃぁそうですよ」と言いたくなる。もらえるものはもらいます!というだけじゃなくて、97-98や01-02のようにインテルが優勝チームとして相応しいシーズンは確かにあったわけで。もっとも、今回の疑惑が直接対象としている一昨シーズンや昨シーズンは、ユーベやミランの方がいいサッカーをしてました(悔しいけど)。インテルが勝っていてもおかしくないという程度の差でしたがそこが埋めがたい差でもあったというか・・・それだけに97-98と特に01-02の無念さは思い出すだけでも これを語りだすと長くなるのでまた今度。

 それよりもというか、こうして考えると、モッジ(元ユーベGMで今回の不正の震源)が登場した90年以降優勝したチームで今回処分対象になっていないのは、就任直後90-91のサンプを除くと00-01のローマだけではないですか。ずっと不正してたなんて気はさらさらないけど(特にミラン)、あのローマの優勝というのは当時思った以上に凄いことだったんだなぁと。
 ローマの優勝で中田のことを思い出さないわけにはいかないでしょう。プレシーズンでのメッザーラ(ミランでのセードルフのポジション)へのコンバートがエメルソンの怪我で御破算になって、トッティの控えとしてずーっと出場機会はごく僅かで、段々と信頼されきて、シーズン最終盤、迎えたユーベとの直接対決@デッレ・アルピでのあの活躍。
 当時のセリエAダイジェストだと思われる映像(動画)
今見返しても凄いメンツですね~ジダン、デル&ピッポ、ダヴィッツ、ザンブロッタ、バティ、トッティ、モンテッラ。シュートを防ぎきれなかったファン・デル・サールも、ボールをかっさらわれたタッキナルディも程なくユーベからいなくなりました それぞれマンU、ヴィジャレアルで活躍してるけど。「あいつのゴールのせいでオレはユーベを追い出されたんだ」(ファン・デル・サール)
 中田がタイプが近かったのはベロンや特にセードルフだと思っていますが(監督によって使いずらそうなのも一緒)、他の2人と比べて監督やチームメートの運がなかったように思います。それでもあのユーベ戦の活躍の時ほど誇らしく思えたことがあったでしょうか?リアルタイムであの感動を味わえた幸運を感謝したいですね。ちょっと遅くなりましたが、ヒデさん今までお疲れ様でした。

Bend it like Beckham, Butt it like ・・・

2006-07-16 23:54:49 | サッカー
 ワールドカップももう遥か昔、新シーズンに向けた動きはもう始まってて、いやいやその前に不正疑惑にカタをつけてもらわなきゃとか、プレシーズンは目まぐるしく動いていて、例のジダンのヘッドバット狂想曲もようやくおさまってきたでしょうか!? 大の大人が「ジダンだから」「マテラッツィだから」などと「のび太のくせに」(スネ夫)並みの議論をしててがっかりしましたが、フィールド上の出来事という前提はどこへやら、「挑発がお咎めなしだなんて」「挑発に乗るほうが悪い」「そもそもフランスの移民社会とは」「いやいやマテラッツィにとって母は神聖で」「家族を守ることとは」云々、しかもFifaも調査中で議論は尽きないようです。
 
 と、まぁ真面目くさいお話よりも、おふざけに走る方もいっぱいいます。あまりに敬意に欠けていて感心できないのですが、それでも笑えます(特にゲーム)
 ○マネに走る動画 a new way to solve problems.. do it like zidane...
 ○ジダン・ヘッドバットゲーム  
ちょっと前の映画"Bend It Like Beckham"(邦題はなぜか「ベッカムに恋して」だったと思う)にちなんで“Butt It like Zidane”のロゴ入りTシャツの風刺漫画もテレビで見たし・・・。 
 
 既にお試しになってるかもしれませんが、ゲームの世界なら許されるかも。。。まだの方で、悪ふざけと割り切れる方はやってみてください。

World Cup~Campione del Mondo

2006-07-09 23:50:18 | サッカー
 とうとう頂点が来てしまいました こうなってほしくないと思っていたPK戦の結果、世界王者になったのはイタリアでした。NYは移民の街(しかもアストリアです)、早速フェスタが始まってまだクラクションが聞こえます。
   

○イタリア1(5PK3)1フランス 
 肝心の試合ですが、いろんなドラマはあったにせよ特に60分以降は決していい試合とは言えませんでした。かかったものの大きさ、激闘の一ヶ月の疲労、お互い精神力だけで試合をしているようになるのは決勝戦の常か? 
 
 強いて言うならこの試合に限っては実はフランスの方がいい内容だったかもしれません。いや前半はそうでもなくて、胡散臭いPK取った後早速引いてしまい、「またこれかよ」と思うような低調なサッカーを始めようとしてて、マテラッツィが汚名返上のヘディング(ビエラの上から!)を決めてその後はお互い拮抗した感じで、むしろセットプレーで何度か際どいチャンスを作ってたのはイタリアのほう。実は一番ビックリしたのは後半開始からのフランスの猛攻で、前の4人だけじゃなくて、ビエラやアビダルがどんどん上がって、迫力満点。マルーダが初めてといっていいぐらい?効果的なプレーをしてたし、ザンブロッタのスライディングはPKだったようにも思う(逆に前半のPKは違う)。フランスにとっては不幸でしたがこれが流されて、そうこうしていると60分前ぐらいにビエラが負傷して、結局その猛攻は10分強しか続かなかった。ここから途端にフランスの攻めに迫力がなくなったし、逆に凌ぎきったイタリアにも反撃する力は残っていなかったよう。

 何度も絶賛しているリッピの采配ですが、反撃力がないのを見たのかイアクィンタとデ・ロッシを入れて活性化させようとするあたり流石の状況判断とまたうなってしまった。特にトッティはアドリアーノが入る前のロナウジーニョ以上に孤立していました。でも今日に限っては機能したとは言いがたい(流れを取り戻したとは思うけど)。ビエラがいなくなってもマケレレがいたし、デ・ロッシは4試合も休んで元気だけど代わりに試合勘がなかったように見えた。
 対するドメネクは相変わらず(の見るも無残な采配ぶり)で、唯一おぉっと思ったのはトレゼゲを入れたことだけ(でも何で延長に入ってから?)。キレのある動きをみせて、試合が動きそうな予感を漂わせたのもつかの間、アンリが動けなくなって交代、そしてジダンのヘッドバッド 神様に1%混じっていたピッコロのように、ジダンに1%混じるシリル・アビディ(マルセイユつながり)。こんな結末が待ってるとは。ジダン・ビエラ・アンリのメガ・クラック達が最後までピッチにいられなかったのが何とも結果を象徴していますね。

 PK戦は(特に決勝戦のそれは)罪なもので、6年前(Euro2000)のGolden Goalのヒーロー、トレゼゲに辛い役どころが回りました ブッフォンが全部逆をつかれるという意外な展開だったけど、マテラッツィ&グロッソのインテルコンビ含めて全員が決めてワールドカップはイタリアへ! PK戦ではあったけど、最初にいいと思った初戦の時からずっと、イタリアはチャンピォンに相応しいプレーを続けてきたと思います。カモラネージの断髪式にチームの一体感が表れていましたね。

 おめでとう、イタリア。
 Congratulazione, Campione del Mondo!

World Cup~頂点へ、Semi-Finals終了

2006-07-05 23:53:22 | サッカー
準決勝2試合が終わってしまいました。頂点が見えてきました

○イタリア0(2ex0)0ドイツ
 こんなにレベルの高い死闘を見たのは98WCのオランダーブラジルぶりぐらいだと思う ドイツの中盤のパススピードはとんでもなくて、バラック、ケール、ボロウスキがぐいぐいとボールを回す。右はシュナイダー、左はラームが走ってパスコースを作って、時には中央へ素早く入れて・・・と相変わらず攻撃的な魅力あふれるサッカー。
 でもイタリアはサッカーだと忍耐強くて(なぜだ?)、特にあの悪太郎マテラッツィはキャリアで最高というぐらいのパフォーマンスだった(インテルでもやってよ)。ポゼッションを放棄するでもなく、緩急をつけながら攻める時に人数をかけてウワーっと攻めるのがリッピ・アズーリと今までのそれとが違うところで、やたらとセットプレーを得る機会が多かったと思う。レーマンがしっかりケアしてたけど、今にして思うとボディーブローのように効いてたのかなぁ。
 試合の勝敗を分けたのが何なのか本当のところはよく分からなくて、ただの不運かもしれないし、決めるときに決めなかったドイツの詰めの甘さかもしれないし(シュナイダーがふかしたヤツとか)、ブッフォンが桁違いだったせいかもしれないし、オドンコールが初めて?1対1で走り勝てなかった=グロッソ(来期インテル!)は格が違ったせいかもしれない。
 ただ、最近ベタぼめしまくってますが、やっぱりリッピのベンチワークは相当効いたと思う。トニ→ジラルディーノはまぁオーソドックスだけど、カモラネージ→イアクィンタ、挙句にペロッタ→デル・ピエロというゲームの世界でもためらうような超攻撃的布陣。これだけ攻撃的キャラクターを入れても攻守のバランスが崩れずに、むしろバランスを保ったままチームとして攻撃的になる様は驚きだった これだけ高いレベルでこういう変化ができるのは98年のヒディング・オランダぐらいしか思いつかない。最後の得点シーンで本来プレース・キッカーのピルロがあそこでボールを持てたのも、特にデル・ピエロが決めたのも、攻めキャラだらけにしたリッピの采配があったからこそ。
 クリンスマンは、バラック以外メガ・クラック不在のドイツを、ソリッドかつメンタリティごと入れ替えた攻撃集団に仕立て上げる本当に素晴らしい仕事をしていますが、交代起用ってオドンコール、ノイビル+α(たいていボロウスキ)ぐらいに限られてきましたよね。14人のドイツと、23人のイタリアの差が出たのかもしれません。

○フランス1-0ポルトガル
 昨日の試合が素晴らしかった反動かもしれませんが、一言でいうと退屈な試合でした アンチ・サッカーがサッカーに勝った試合。バッジョとビエリにお任せにして後は皆で守ります的チェーザレ・マルディーニの頃のアズーリのよう。ドメネクよ、恥を知れ。ジダンもアンリも大好きだけど、これじゃぁ応援したくなくなる。この日のジダンは省エネモードだったけど、アンリの一撃(PK奪取)で今のフランスは十分だったってことですね。
 ビエラとマケレレのボール奪取を見るのは楽しいのですが、美し過ぎて勝てないとまで言われていたフランス・サッカーが、こうも美学から目を背けていいものかと悲しくなりました。あっ、でも試合後のフィーゴとジダンの抱擁は戦いを終えた男同士、偉大な元チームメート間の友情が見えてよかったです。

○決勝戦・・・
 というわけで遥かに素晴らしいパフォーマンスを続けてきたイタリアを応援したいと思います。悲劇的な幕切れだったEURO2000のリベンジもあるし。でもジダンがブラジル戦のような全盛期並みパフォーマンスだと心変わりするかも アンチ・サッカー否定がイタリアの応援になるって隔世の感ですが、決勝戦にふさわしい試合を期待したいです

World Cup~Quater Finals終了まで

2006-07-02 23:51:34 | サッカー
 64試合のワールドカップも残すところ4試合だけになってしまいました。昨日でベスト4が出揃っちゃいましたが、前のエントリ以降の感想を

○フランス3-1スペイン
 間違いないく今大会ベストの試合のひとつになりそう。試合前はGLを圧倒的な強さで勝ち上がったスペインの勢いが勝ると思われていただろうし、ジダンのラストダンスだと思ってこの試合を観たし、実際スペインがゲームを支配して、先制したあたりまではそのままスペインが押し切りそうだった。シャビ、シャビ・アロンソ、セスクの魅惑の中盤は滅多にお目にかかれない美しさだった。珠玉のタレントをまとめ上げ、スペインの監督アラゴネスは素晴らしい仕事をした。対するドメネクの采配は本当に酷い限りというか、単に疲れた選手を入れ替えるだけ。
 でもなぜか最後はフランスが勝ってしまう。しげさんも言ってたけど、結局フランスのベテラン達の経験に屈したのかなぁ~。ジダン、アンリ、ビエラといったメガ・クラック達と、F.トーレス、セスクらメガ・クラック候補の差だったのか?経験で対抗できる唯一の選手ラウルも途中交代してたのが何とも象徴的かも。トーゴ戦あたりでジダン引退が現実のものになってチームが急に結束したんだろうか?とにかくGLとは別のチームだった。
 
○ドイツ1(4 PK 2)1アルゼンチン
 この試合も素晴らしかった・・・けど、録画失敗で延長戦以降はハイライトだけ 左のテベス、右のマキシ・ロドリゲスがドイツの両SBのあがりをケアしてドイツの攻撃に全く躍動感がない。CKから先制してしてペケルマンはしてやったりだったハズ。でも、ジーコもそうだけど、ペケルマンの逃げ切り采配は意図と違う結果になってしまいました。運動量の落ちたリケルメを下げる、前線でポストになれる選手を入れる、まったく理にかなっていたけど。
 オドンコールが入って、ソリンが走り負けるあたりから雰囲気が変わって、走る→あげるという真面目な攻撃を繰り返していたら、あまりの真面目さに嫌気が差したのか?、左サイドがぽっかりあいて、フリーのバラック→途中出場の長身ボロウスキ→クローゼで同点。ドイツの忍耐強い攻撃は見事の一言。ここでガタガタと崩れないのが日本との違いだろうけど、仕留める力はお互いに残ってなかったんでしょうね。PK戦はクジですが、インテルの至宝カンビアッソに辛い役どころが回ってしまったのが残念、というか、後を引きずらないか心配
 
○イタリア3-0ウクライナ
 イタリアの強さも出色だったけど、途中交代で多分出場してなかったオッドが出て、さらにアメリカ戦でOGやらかしてその後外れてたザッカルドまで交代で出て、見事リッピの期待に応えたのが印象的。「全員を必要としている」という采配を実際に行って、しかもそのすべてが戦術的に意味があり、おまけにチャンスを得た選手がその期待に応えていくのだから、チーム全員が一丸になるに決まってる。ペッソット(8年前はジダンをマーク役だった)があんなこと(自殺未遂?)になって動揺するかと思ったけど、結果は逆で、むしろ団結心は強まるばかりのよう。
 リッピよ、インテル監督時代は一体何をしてたのですか?と言いたくなるけど、それでもあなたは素晴らしい監督だったのですね。
 
○ポルトガル0(3 PK 1)0イングランド
 私にとって今大会最大の失望は攻撃にまるで変化のなかったオランダと、このイングランド。若いオランダはまぁしょうがないかと思えなくもないけど、6年間の総仕上げエリクソンに言い訳は許されないハズ。あのタレントを揃えてどうやったらあんなに果てしなく退屈なサッカーができるのか? パッと見て思ったのは、パサーばかりで走る役がいないことで、As.コールぐらいしかスペースをつく動きをしてなかったと思う。怪我のベッカムに変わってレノンが入ったら途端に躍動感が出たのはそのためでは? 
 元々の構想はルーニー、オーウェンの2トップで、オーウェンがパスを引き出す走りをする役だったハズ。怪我したのは不運と言えなくもないけど、体調は万全ではなかったわけで、そこで無理をさせて半年間また戦線離脱という責任をどうとるつもりなのでしょうか?しかも控えFWに、切れとスピードが売りで代表経験も豊富なデフォーではなく、17歳ウォルコットを選んでおいて、一試合も使わないチグハグぶり。本気かよ!?と思っていたけど、デフォーをメンバーに入れておけば控えがいるわけだから安心して2トップにできたわけで、クラウチ&ルーニーorルーニー&デフォーの2トップにして、ルーニーand/orデフォーに好きに動いてもらうことで躍動感もでたハズ。ちなみにジェナスも一試合も出ていないので、結局FWはもう一人多くしてもよかった。
 というわけで、イングランドのサッカーを見てると勝ち上がって欲しくなくなっていたので、PK戦の結果に満足。

○フランス1-0ブラジル
 ブラジルサッカーが好きな私には残念ですが、フランスの完勝。セットプレー含めてブラジルの守備はまぁ何とか持っていましたが、失点シーンはオフサイドトラップ絡みのミスコミュニケーションでもあったんでしょうか?(3人だけじゃ防げない) ジダンを警戒したんでしょうが、パレイラの中盤下がり目を3人にする采配は機能しませんでした。ジダンがこの試合で引退と覚悟したのか?全盛期のようなパフォーマンスで結局彼をマークし切れなかったこともあるし、逆にロナウジーニョがビエラ&マケレレのフィルターの後ろに隠れて力を発揮できなかった。アドリアーノが入って、ロナウジーニョがポジションを下げたら途端に歯車が回りだしただけに結果論ですがもうちょっと早く動いてほしかったかも。守備重視ならエメルソン&G.シルバを並べてガツガツマークしても良かったハズだったけど、「ブラジル」のプライドが邪魔したか? ちなみにあのゴールはジダン→アンリへの初アシストなはず。
 しかしこれでドメネクが名監督とか思われるようならお笑いですね。ブラジルのセットプレーでファーサイドが空く(アビダルのコメント)と見抜いていたテクニカル・スタッフは凄いと思うけど。それだけ何をすべきか分かっているタレント達が揃っているということですかね。

 
ベスト4はヨーロッパだけで、なんだか急に仲間内だけの大会にコジンマリまとまってしまった気がしますが、いずれ劣らぬサッカー大国同士、近隣ならではのライバル意識が好ゲームをもたらすことを期待したいです

World Cup~審判がらみ陰謀妄想の結果、26日まで

2006-06-26 23:55:25 | サッカー
 実はというか、決勝トーナメントのドローを眺めたときに、グループリーグで目立ったミスジャッジが途端に一本の線でつながって、4年前の悪い記憶ともつながって、悪い妄想がぐんぐん膨らんでいきました。私はサッカーにロマンティシズムだったりファンタジーアだったりあるいは男気のようなものを求めているので、こういうことを考え付くのもイヤなのですが。
   注)ドローはYahooから、GL終了直後

前のエントリのコメントやら、くぅobnwさんのエントリのコメントでも書いたのですが、その悪い妄想というのは、以下のようなことから膨らんでいきました。
 ○イタリアの山がベスト4までやたらスカスカ
 ○オーストラリアは、日本戦(駒野PK)、クロアチア戦(2点目オフサイド)とまああり得るレベルですがミスジャッジが続いている
 ○フランスー韓国でCKからのゴールが認められなかった(まああり得るレベルですが多分ミス)
 ○スイスー韓国でスイスの2点目で主審が副審のジャッジを覆した
要するに、オーストラリアがF組の2位に、G組の1位、2位はスイス、フランスになるようにやや仕組まれた感がしたんですね。特にクロアチアーオーストラリアは1点目のハンド→PKもまあ確かにハンドで当然だけど審判によっては流すと思うぐらいで、クロアチアは納得いっていないんじゃないだろうか。

 こんなことしても何の得にもならないじゃん、と思ったんだけど、ハっ 4年前、ありとあらゆる手立てを尽くしてポルトガル、イタリア、スペインを葬ったヤツラがいた!あのベスト4は百歩譲って“強運”があまりにも不可思議に連続したわけですが、それを正当化したいヤツがいるんじゃないだろうか。要するに、前回散々やらかした人たち(普通に考えてFIFA副会長の鄭夢準(現代財閥)かその周囲)が、4年前の韓国の成功は「審判のおかげ」ではなく「ヒディング・マジックのおかげだった」というストーリーにするため、今回ヒディング率いるオーストラリアに有利になるように仕組んでいるのではないだろうか?、だって今回オーストラリアがベスト4になったらヒディングは3大会連続ワールドカップベスト4監督になるのよね、決勝トーナメントでもイタリア相手に何かやらかすかも、ああぁーーー、アッズーリが危な~いと思っていたところ。いやぁインテリスタ的被害妄想だろうと自嘲しつつも、自分のためなら自国をも裏切るのかよ、鄭夢準、次の大統領選に「ヒディングを呼んだのはオレだ」というのを最大の売りにするための下準備かよ、ぉお~、やめてくれぇ~、ヒディングにとっても選手たちにとっても迷惑至極だよなどと妄想は膨らむ一方なのでした。
 
 んで、今日のイタリアーオーストラリアですが、後半始まってすぐ、確かに危険っちゃ危険だったけどマテラッツィが一発レッドになった時は本当に背筋が寒くなった。ザンブロッタもしっかりマークしてて決定機を故意につぶしたともいえなかったし、イエローに止めるべきだった。途端に「サっ、サッカーをバカにするな」(「ボクシングをバカにするな」by幕之内一歩風)と思えて、オフィシャル・スポンサーの現代自動車の宣伝も吐き気がするよぉ~、誰かコレを止めてくれぇ~、頼む、ブッフォン、ピルロ、などとほとんど祈りにも似た思いでイタリアを応援してしまった。ひとつ気になったのは普段積極的に選手を入れ替えるヒディングがまったく動かず、80分近く?になてようやくアロイージを入れたこと。なんか変だなぁ~と思いながら、「ゴールデンゴールもなくなったし、じっくり120分いたぶるつもり?」などと思っていたらロスタイムに(来期からインテルの)グロッソがPKをゲット ピルロではなく、復活望まれるトッティが決めて1-0でイタリアの勝ち 

 あはっ、やっぱり私の思い過ごしだったみたいです いや、「いくらなんでもコレをPKにしないわけにはいかない」という審判の良心が働いたのか、最初から「あまり露骨にはできない」ということだったのかもしれない、などと試合後も一瞬思ったけど、素直に私の妄想が間違っていたと喜びたいです よく考えるとシュンスケのゴールも?だったし、シムニッチがイエローカード3枚もらって退場したり、オーストラリアに不利な判定もGLからじゃんじゃかありましたね あぁ~よかった、コレでまた楽しくサッカーが見れます 
 
 審判ついでですが、オランダーポルトガルが間柴ー沢村(はじめの一歩)のように見えました。500年前大海原を駆けたライバル同士の血がよみがえったんですかね?特にさっぱり成長していないスナイデルのタックルにはがっかり 審判も酷かったけど、みんなサッカーをして欲しかったです。

World Cup ~日本、22日まで

2006-06-22 23:55:35 | サッカー
 今夕はパンダさんがAACのコンサートでリンカーンセンターデビューをしたのですが、さすがにヘトヘトでもうなので、その前のサッカーねたを。

○E組 ガーナ 2-1 アメリカ
    イタリア 2-0 チェコ

 ネスタの負傷は気がかり。んで、変わりにでてきた我らが(インテルの)悪太郎マテラッツィ、いつもどおりの肘・膝プレー、時折出る気の抜けたミスがご愛嬌?の彼で大丈夫かよ?02年の悪夢が蘇る・・・と思ったのは杞憂でした。今日は彼の当たりの日でヘディング先制点もその後の守備も見事だった。んでマテラッツィに全く体を寄せなかったポラクがバカバカしいイエロー2枚で退場、コレルが怪我、ロクベンツが出場停止、バロシュが怪我上がりでFW不足のチェコは万事休す。。。 試合を決めたピッポの得点は素晴らしかったけど、むしろピッポがピッチにいること自体が素晴らしい。リッピは非常にいい仕事をしている気がする。ちょっと後でまた触れます。
 アメリカはあのPKの判定に言いたいことがたくさんあるんじゃないだろうか。。。んー、これもワールドカップの一側面ですからねぇぇぇ。アフリカの小国(というのも語弊があるけど)が大国アメリカを撃破!ってアフリカ中のナショナリズムが高揚しそうですね。

○F組 日本 1-4 ブラジル
 最初に言いますが私はこの試合とっても満足です。私は日本代表が好きというよりサッカーが好きというのもあるかもしれませんが、
・98年のように臆病に殻に閉じこもってチャレンジせずわずかな可能性にかけて失敗するよりも、
・02年のように「黄色い猿」呼ばわりして憚らない指揮官のロボットのようなプレーよりも、
・今大会のクロアチア、オーストラリアのように徹底的にマークして相手のよさを消しにいき、ドロー狙いなのか攻めないよりも、
・堂々と勝ちを狙い、ペンタ・カンペオン相手に日本の良い所を出そうとした、そして一度はリードした
日本の方がはるかに見応えがあった。実際攻められながらもキチンと防いでいたし、すばやく縦にボールをつなぐ意識も明確だったし、玉田のゴールは以前妄想したとおりで、あの時点でクロアチア1-0オーストラリアだったから、あと1点取れば・・・という状況になったわけですね。すぐにオーストラリアが追いついて日本はあと2点必要になったわけですが、あの5分間ほどの高揚感はなんとも言えないものがあった ブラジルもまさか負けるわけにはいかないので顔つき変わってたし。
 日本の悪いところで、中盤のラインが押されてどんどん最終ラインと一緒になっていく(あぁインテル病)、しかも両サイドともがら空きで、げっ、ボックスの中にほとんどの選手がいるじゃんと思ったら揺さぶられて同点に追いつかれて、この時点でジ・エンド。気持ちが切れたのは観てる方だけじゃなかったようで(それでいいのか)、その後はブラジルのフェスタに ロナウドの調子が上がっていると前の試合のとき思っていたら、ドッビエッタでWC記録を達成。歴史を目撃できたことは素直に喜びたいかも。今日は必然的にマークが揺るかったこともあるけど、何度かみせたスルスルとマークをはずす動きは見事だった。それでも彼はこんなものじゃないハズですが。

○F組 オーストラリア 2-2 クロアチア
 ちらちら見たのとハイライトしか見てませんが・・・オーストラリアの2点目はオフサイドではないか? シムニッチが3枚イエローをもらったり・・・。駒野の件もそうですが、こういうミスジャッジはあり得るとはいえ、オーストラリアはすっかり運?も見方につけたようで。

○日本代表
 お疲れ様でした。クロアチア戦は見ていないので分かりませんが、オーストラリア戦の最後の8分が全てだったのではないでしょうか、やっぱり。イタリアのメディアだったら駒野がもらうはずだった幻のPKを今も書きたてるでしょうが・・・。勝負を分けるのはこういうのを含めた僅かなエピソードで、勝っていてもおかしくありませんでしたが、逆にこうして負けているのも不思議ではありません。贔屓目に見てもクロアチア、オーストラリアを凌駕して勝者に相応しかったとは思えないのです。
 中田の時代が去って、新たな時代に移っていくでしょう。ホームアドバンテージ凄まじかった02年は置いておいて、今の代表を98年の代表と比べるととんでもない進歩だと思いますが、それでも何かが足りなかったのも事実(何なのかは私にはサッパリ)。クラブに戻って毎日の練習・試合の中でその何かを見つけて欲しいものです。

○選手の使い方
 ペケルマン(アルゼンチン)やリッピ(イタリア)が特にそうなのですが、意図的にほぼ全員を出場させようと選手交代をしているように見えます。ファン・バステン(オランダ)もそうかな。パレイラ(ブラジル)も、GKを変えたのはやり過ぎな気がするけど、残るGK,CB2人とミネイロ以外は出場したハズ。強いからこそできる芸当と言えるかもしれませんが、チームの結束は否が応でも固くなるでしょう。何が起こるか分からない決勝トーナメントの強みにきっとなるでしょう。

明日で16強が出揃います。いよいよですね

World Cup~ブラジルーオーストラリアほか18日まで

2006-06-18 23:55:06 | サッカー
 今朝の日本ークロアチア戦、まさに両方とも勝ち点3しか狙わない決戦だったわけですが所用で外出。が、ビデオ撮りに失敗してしまい結局観れませんでした(パンダさん心配かけてごめんなさい)。その後のブラジルーオーストラリア戦は撮れてたのですっかり気を取り直して観てたら、ハーフタイムにハイライトをやってて・・・。
 ハイライトといえど結果を知らずに観たのでこっちのアナウンサーが“Look at this!! This is unbelievable.”と得意満面にいうので食い入るように観てたら加地&高原でポンポンとつながってゴール前の柳沢へ・・・・・おおおぉぉぉ~、なんだそりゃあぁぁ んでそのアナウンサー、追い討ちをかけるように“Look at the man behind Zico! He can't believe it. Unbelievable!!!”(ジーコの後ろの男を見ろよ!信じられないんだよ。全く信じられない!)としつこく付け加える。
   (注;写真はFIFAのハイライトから)
私も自分が今何を観たのか信じられませんでした。まあ、プレミアのゲームで、同じようなシチュエーションでカヌがふかしたことはあったけど。。。 ブラジルに2点差以上で勝たないとダメ、勝っても他の結果次第ってもう奇跡が数回重なるしかないですが、奇跡が何度か重なることがあるのもサッカーだし、思えばJが始まる前から数えてかれこれ20年弱のジーコの日本サッカー集大成でもあるので、最後に(なっちゃうんでしょう)思いのたけの美しい姿を見せてほしいです。

○ブラジル 2-0 オーストアリア
 この試合のロナウドはクロアチア戦と打って変わってパスを引き出す動き、ラインでの駆け引き、ゴールをめがけた突進、ごく稀に中盤まで下がる動き、ディフェンスでもパスコースを消す動き、などなどキチンとボールに絡んでましたね。1点目も彼がオフサイドポジションからパスをもらいにラインぎりぎりの場所に下がってきて生まれたわけだし。やればできるんじゃんというか、シュート空振りしたりこれでもまだまだというか、とにかく一体前の試合は何だったのでしょうか 
 それにしてもG.シルバやロビーニョが控え、あのジュニーニョ・ペルナンブカーノがいまだ出場機会なしだなんて豪華すぎやしませんか?

○イタリア 1-1 アメリカ
 審判が主役というか、最後は9人(アメリカ)対10人(イタリア)に。いずれ劣らぬラフプレーで仕方ないかという気もするけど、もうちょっとやりようがなかったのかという気もする。11人いないと面白くないもの。トッティとピルロ片方でも欠くとダメになるってことなんですかね? 後々致命的な弱点にならなきゃいいですが。

○オランダ 2-1 コートジボワール
 リケルメを一瞬フリーにしてどんぴしゃのスルーパスを通されて負けちゃった彼ら、ロッベンは必ず2対1でマークするのだろうと思っていたら、途中1対1で放置してびっくりしている間に結局ロッベン→ニステルローイでゴール それでも自分たちのスタイルを押し通して勇猛果敢に攻め続ける彼ら、本当に素晴らしい。実際アルゼンチンもオランダもあと15分あれば負けてたんじゃないのか?こういうチームが勝ちあがれなくて残念です。

そろそろグループリーグも大詰めですね。目が離せません

レッスン、World Cup~日本、4日目まで

2006-06-12 23:56:22 | サッカー
最近ブラームスな日々を過ごしているパンダ。なかなかリハーサルがハードだし、改めて内声(2nd Vn)の難しさ、おもしろさを感じている今日この頃。ヘトヘトになってに戻ってきますが、充実していますというのもなかなかこのような室内楽を演奏できる機会というのが少ないため。しかし、英語でのやりとりはパンダにとっては高い壁ですが、なんとかついていってます

そんな頑張っているパンダたちのグループに師匠T先生が2時間レッスンをしてくださりました。しかも師匠は今朝日本→NYに到着し 3:00~5:00までパンダたちのレッスン。その後師匠にをしてみたら、なんとレッスンをされていました改めて師匠の音楽に対する情熱を感じ、感謝し、尊敬しました。自分がヴァイオリニストであるだけでなく、教育者でもあり・・・本当に素晴らしいパワーの持ち主です。結局、タイミングが合わず今日は師匠とゆっくりお話をすることができませんでしたが、木曜日のサロンコンサートで、少しでも師匠のような情熱のある音楽(今回はブラームス)を聴衆者に届けられるようになればいいなと思ったパンダでした。メンバーのみんなもお疲れ様。また明日からもよろしく&がんばろうね

 では、次は今日の大イベント。盛り上がっていたそらまめさんにバトンタッチ

ESPN(&ABC)が全試合中継してくれるおかげで観たい試合を自在に観れて快適なWCライフ(快適過ぎてヤバイ気がする・・・)。今日はいよいよわれらが日本代表ね、生中継は見れないけどそそくさと家に戻ってビデオ観戦・・・・・・・・・・ 考えられ得る中の最も悪いシナリオ。カーヒルに注意しろ!という以前のエントリの懸念の方だけ当たったわけですねぇ
 小野の交代がサッパリ機能しなかった(きっと中盤の枚数を増やしてキープしたかったんだろう)とか、忘れた頃にやってくる川口の調子が良すぎる故のミステイクとか、どフリーでクロスあげているのにサッパリな精度だった駒野とか、まあ言いたいことはいろいろあるけどゼーンブ結果論。実際85分まではオーストアリアの攻めは単調で、リズムの変え方を分かっておらず、ボールホルダー以外の動きもないに等しく、ヒディングの采配も全くの予想通りで、肉弾戦以外は全て日本が上ねとこのまま終われそうな気がしていました・・・。ただMFのラインがDFラインに吸収されていく様はもう悪いときのインテルそっくりで 審判にも言いたいことは山のようにあるけど~少なくとも日本の得点はファールだし、駒野はPKをもらってカーヒルは2枚目のイエローで退場になっているべきだった~そもそもWCは審判のレベル高くないからねぇ
 もう決勝トーナメントは他力本願が入らざるを得ませんが、ここで腐らずにクロアチア戦しっかり勝って、日本以外でも日本は勝てるんだと見せてほしいです。相手より中一日多いアドバンテージをしっかり活かしてほしい。

気を取り直してこれまでに目に留まった試合の感想。

○ ドイツ 4ー2 コスタリカ
 この試合は面白かった ドイツのSBは左のラームが攻撃的なのは予想通りだけど右のフリードリヒも上がりまくり、こりゃ監督の指示ですね。アーセナルかよ!?と思うぐらいの攻撃度で、2-1の状況が長く続いても辛抱強く攻めて、ようやくラームがフリーでクロスを上げたら追加点に。ちなみにコスタリカの2点目はオフサイドだったと思う。ポドルスキがさっさと初ゴールを決めてバラックが戻ってくれば益々面白そう。オドンコールが1プレーだけボールに絡んだけどメチャクチャ速くてビックリ。

○ アルゼンチン 2ー1 コートジボワール
 コートジボワールはドロクバ、エブーエ、カルー、トゥレ兄弟ぐらいしか知らなかったけど、他のメンバーも化け物揃いだったんですね。ゾコラ(?、左サイド)はじめ全員がオドンコール並みのスピードで、しかも全員ビエルホフ並みの当たりの強さ(に見えた)でとても同じ人類とは思えない。あのアルゼンチンが押されまくり(しかも結構守備的なメンツなのに)だったけど、結局アルゼンチンにはリケルメがいて、コートジボワールにはいなかった、ということですかねぇ、この結果は。だからといってリケルメにすっぽんマークをつけるでもなく、果敢にアルゼンチンに立ち向かった彼らに拍手。

あと思ったのが、
○オランダがよくない
 ロッベンのドリブル以外にリズムの変化がない。ファンデルファールトが戻ってくればそんなことはないのか? ただマタインセン(?左ききのCB)のフィード能力には驚いた・・・F.デ・ブールかと思った。マンチーニの好きそうなタイプ、ミハの後釜にインテルに連れてこよう(キブは高いからね)

○イタリアがいい
 スキャンダルも何のその、彼らには珍しく!?なんかチームがまとまってそうに見えた。途中で出てきたイアクインタやデル・ピエロもいい入り方だったし。代えのきかないプレーヤー(ネスタ、カンナバーロ、ピルロ、トッティ)を複数欠いたらどうなるか分からないけど、稀代のスロースターターがしっかり初戦をものにして、結構乗ってくるかも。それにしてもピルロはキレキレだった。

明日は真打ブラジルが出てきます。楽しみですね

Ready for World Cup

2006-05-19 23:51:48 | サッカー
CLも終わってメンバー発表も終わってようやくAre You Ready?といったところでしょうか(代表にしか興味のない日本のスポーツ紙は気が早すぎるんですよ)。ざっと各国のメンバーを眺めると、やっぱり一番のサプライズデフォーじゃなくてウォルコットですかねぇ~。プレーも見たことないし、アーセナルが16歳の少年を25億円で獲ったということ以外知らなかった。ルーニーが怪我していて、オーウェンも万全ではないのに本気かよ!?と思うのは私だけ? 「流れを変えるキャラ」ってことでしょうけど。 別の意味のサプライズはスアレス(メキシコ)。37歳?メキシコの重鎮が戻ってくるんですね。 レノン(イングランド)、シムボンダ(フランス)って知らない(汗)。あっ、フリオ・クルスはインテルでの活躍が認められたわけで素直に嬉しい(私はインテリスタ)

 外れた選手で驚きなのは、久保なんかじゃなくて(大体ジーコ(当時セレソンTD)は同じ理由で8年前ロマーリオを外している←86年の自身の経験に照らしてのこと、誰も文句を言えないハズ)、クラニー、エルンスト(ドイツ)、バラハ、モリエンテス(スペイン)、デフォー、S.W.フィリップス(イングランド)、ジュリー(フランス)、サネッティ、サムエル、デミチェリス(アルゼンチン)ぐらい?皆怪我はないハズなんだけど。よーくメンバーを見ていると何となくそれぞれの監督の意図みたいなのは見えてきますけどね。

 こうして見ると、ドイツのメンバーはかなりバランスが取れていますね。若いDFが心配されてたけど、ベテランのノボトニー、02年レギュラーのメツェルダーが戻って締りが出た感じ。中盤は右だけ気になるけど(シュナイダーに4年前ほどのキレはないし、オドンコールは代表未知数)、他は磐石。FWもクローゼは終盤戦キレてたし、ポドルスキはもっと見物です(スゴイよ彼)。開催国だし、いや、真面目に優勝しても不思議じゃない。

 ブラジルの4人目のFWもやっぱりRオリベイラは怪我から間に合わなくて、一時レギュラーだったLファビアーノが最近セビーリャで爆発しているのでどうかなとも思ったけど、ここ最近のセレソン暦重視ってことでフレッジみたいですね。どうせ日本戦はメンバー替えくるんだろうけど、日本にとってはフレッジの方が相性的にマシなのでは。いや、Lファビアーノだったらマッチアップできるのは中澤しかいないだろうけど、ヴィドゥーカ、プルソorクラスニッチとの激突真剣勝負の後、中3日でやっても休養十分のLファビアーノにフィジカルで勝てる訳ないなぁと思ったので。ラテラルの控えも予想の範囲内(シシーニョ&ジルベルト)ってことで、特にチャンスを活かそうと張り切るハズのシシーニョの裏あたり玉田(柳沢や大黒でもいいか)がつけば何とかなったりしないかな(妄想) ちなみにルシオの相棒CBはどうやらジュアンみたいですが、レバークーゼンでのプレー振りを見ると彼はクリス/ルイゾン/エジミウソンよりも劣っている気がするんだけどなぁ~(最終ラインのファンタジスタ、R.ジュニオールのせいだったのか?)。彼なら高原がマッチアップしていいとこいくんじゃないか。

 その前の2戦は本当のガチンコ真剣勝負だけど、やっぱり初戦で勝ち点3を取るのが必須でしょうね。キューエル、カーヒル、ヴィドゥーカ、ブレッシァーノ、エマートンと結構タマもそろっている訳で厄介ですが(特にカーヒルの飛び出し)、最終ラインは前線のタレントに比べると与しやすいのでキレとスピードでスコッと勝って欲しいですね。敵ながらやっぱりキューエル&カーヒルの怪我は心配。

 クロアチアはニコ・クラニツァールがついにベールを脱ぐという気がして楽しみ(イヤ、単に私彼のプレーを見たことがないので)。プルソ&クラスニッチの片方を中澤以外がどうケアするのかちょっと心配だし(田中や坪井じゃあのパワーは抑えきれないんじゃないか、松田も茂庭もいないし・・・4バックと決めているのか?)、守備はブラジルよりもレベルが高いとも思うけど、キープして緩急つけて揺さぶって(日本は攻めパターンがない代わりにリズムを変えられるハズ)勝ち点1なら十分可能な目標でしょう。

というわけで大いにあり得る勝ち点5(主観入りまくり)! 頑張ってね、日本