パンダとそらまめ

ヴァイオリン弾きのパンダと環境系法律屋さんのそらまめによる不思議なコラボブログです。
(「初めに」をご一読ください)

シカゴ旅行2日目①~Christmas Around the Worldなど

2006-11-24 12:12:47 | 旅行
 2日目は南側郊外の産業科学博物館へ。この時期限定のクリスマス・アラウンド・ザ・ワールドという特別展が面白そうだなぁってことで。メトラで行くと2ブロックの場所に着くって書いてあったからホテルからの最寄り駅(ルーズベルト駅)に向かいました。面白そうなアートを横目に(写真暗いですね)駅へ、っと思ったけど見当たらない。あれっ、このボロボロの木の跨線橋を渡って駅に行くのと思ったけど、ホントでした。近代的な街とのこのアンバランスは何なんでしょう?
 そうそう、絶対この駅は使われていない!って思っちゃうくらい木も朽ちていて、今にも折れそうでプラットホームに辿り着くまで、なんだか怖かったな
    

乗ってしまえばメトラは快適そのものであっという間に博物館へ。入ってみると早速やってました、そのクリスマスの展示。吹き抜けの天井に当たっちゃいそうな大きなツリー。ロックフェラーの点灯式はまだですが、もうここはすっかりクリスマスです。
    
どんな展示かというと、ツリーをいっぱいならべて世界中の国それぞれの特色を持たせて飾りつけしてあるってもの。40ぐらいあっただろうか?と言っても多少!?のデフォルメはまぁご愛嬌で。勿論日本もありました。折り紙やら扇子やらで飾りつけ。。。
 やっぱりツリーを見たら、なんだかワクワクしますねそれぞれの国の特徴が分かるような飾り付けをして、私たちに分かりやすくいろんな国を紹介してくれていました。とってもいいアイデアですよね
    
所々情報Kioskが置いてあって、日本を表示してみたんですが、"Traditional Christmas Greeting; Shinnen Omedeto"(伝統的クリスマスの挨拶「新年おめでとう」)とあって、そりゃぁ~ちょっと違うんじゃないだろうか っと突っ込むのは野暮というもので、とっても面白かった。

 この博物館(特に家族連れなら)一日中遊べるんじゃないだろうかというぐらい展示がいろいろでついでにささーっと回っただけだけど面白かった。 だからなのか日本人ファミリーもいっぱいいました。NYでいる時以上に日本語を聞いたかもです。
 フーコーの振り子があって地学選択としては面白かったし、他にも
    
 ある階段には"Body Slice"(人体の輪切り)があって、文字通りホントに輪切りにしちゃってます。ホンモノの人体をです。。。ちょっとウヘっと思いますが、ただ確かに非常に分かりやすいです。ご遺体を提供なさった方に感謝(写真撮るのは憚られました、何となく)。んでその階段を上がると子供向けに分かりやすく解説してあるエイズコーナーがあって、エイズウイルスがキャラクターのようにウヨウヨしているのですが、まぁセンセーショナルにならずに何とか分かりやすくって努力素晴らしいじゃないですか。

 人体コーナーに行くと心臓の中に入れたり(左)、いい血と悪い血でどれだけ循環させる大変さが違うか体験できたりもします(右)。この血の流れやすさ、もうビックリするぐらい違うんですから!
    
 そうそう、堅苦しく説明を重ねるばかりではなくゲーム感覚で体の仕組みや健康とは!?みたいなことが分かるようになっていて、子供たちはもちろん大人も興味がもてるような働きかけをしていて、パンダはこれらの展示、気に入りました。このようなアピールの仕方、ぜひ日本にも取り入れて欲しいな、と思いました。
 
 ちょっと一部どうかと思う展示もあったけど(石油業界の展示の一部)、子供向けのものでも大体は面白かった。ロボットの展示を歩いていたら見覚えのある機械が。
   
そう、マトリックスの機械です。こうして実物にすると益々ナウシカのマネであることが際立ちますね。

 一応この博物館の目玉はドイツの潜水艦U505らしく、展示に至るまでいろいろ前フリ展示があったりで盛り上げてるのですが、実物を見ると確かにデカイ。
   
でもやっぱりどーしても展示内容に違和感を覚えるというか、いかに戦いの困難さを強調しようとも、詰まる所正義が悪に勝利した的な単純描写じゃいろんなことが抜け落ちているっていう感は歩を進めるにつれ強まるばかりで、あんまり楽しめませんでした。(午後に続く)(27日記)


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