[検討計画] 1:非化石エネルギー・・・地熱(済:とても有望)/太陽熱、太陽光、風力、水力、バイオマス、大気中の熱、原子力エネルギーなど。2:メタンハイドレード、化石燃料・・・石油、石炭、、天然ガス、LPガスなど(古代地質時代の動植物の死骸が化石化し、燃料となったもの)。
エネルギー自立への道 (3) ■現状認識 4 国産エネルギー資源の種類と現状
(2) 太陽熱 ( 主に「ウィキペディア」2011.7より) ※「光」ではない。
●利用形態・・・太陽光を太陽炉で集光して汽力発電(水蒸気利用)やスターリングエンジンの熱源として利用する発電方法など。
●実績(発電用)
日本・・・1981年に香川県で実験が行われたが、期待した成果は得られなかった。2010年には東京工業大学玉浦裕教授の研究チームが山梨県に実験設備を建設する計画を発表した。
・集光型太陽熱発電・・・レンズや鏡や反射板を用いて集光。その熱で水蒸気を作って蒸気タービンを回して発電する。
【タワー式】・・・アメリカ:カリフォルニアのモハーヴェ砂漠。1万KW 1982~1999 /スペインで計画中。1.5万KW、1.1万KW。
【トラフ式】(雨どい型曲面鏡)・・・アメリカ:カリフォルニアのモハーヴェ砂漠。35万KW(25%は天然ガス併用による) 1985~ 世界最大。/ネバダ州 6.4万KW 2007~。
/スペイン・グラナダ近く。2009~ 5万KWが2基。
【ディッシュ式】(皿型放物曲面状の鏡)・・・パラボラアンテナ型の小型発電システム。エネルギー効率が高い(例:31.25%)。
・ソーラーチムニー発電・・・太陽熱によって暖められた空気の上昇による気流の風力を利用し、タワー内のタービンを回して発電する。「ソーラー上昇気流タワー」とも言う。 つまり、温室に煙突をつけたもの。
例:スペイン。1980~1989。50KW。 /オーストラリアで計画中・・・20万KW.敷地100平方キロ!。
●評価・・・太陽光発電よりもコストがかなり低くてすむ。ただし大規模発電では広大な敷地がいるので、日本では小型の「ディッシュ式】が有望のようだ。 離島や山間地、小事業所などに適しているようだ。
太陽熱も地熱と同じく国産エネルギー。「ちり積も」の精神で、コツコツと国産・多様化した発電政策を推進してほしい。巨大利権にばかり目をくらませないで。
※私は、即時脱原発ではなく、10年ほどかけた《順次脱原発》+《エネルギー(自給)自立化政策》が日本にとっていちばんいい選択だと考えています。
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里山の風景17 陶器を焼きあげるための薪(まき)。佐賀県には焼き物用の窯がたくさん点在している。(2011.2.3撮影)