やおよろずの神々の棲む国でⅡ

〝世界に貢献する誇りある日本″の実現を願いつつ、生きること、ことば、子育て、政治・経済などについて考えつづけます。

【良識ある米人がみた日米】5 ヘレン・ミアーズと日本(2) ~昭和10年の「驚くべき」日本~

2014年09月10日 | ~h27 生き方/文明

□引用元=雑誌「偕行」の連載記事「ヘレン・ミアーズと日本」/大場昭氏(元防衛研究所図書館長)著
□連載のリンク<1234・5・6・7・8・9・10・11・12・13・14・15> ※掲載したら順にリンクしていく。

引用

三、鎌倉行き

・そこには村の神が祀られていて、それは森林であり、祖先であり、また、自分たちの生命を守る太陽・海という天皇の祖先である。これが神道、つまり神の道であり、国家的宗教なのだ。そして四季を司る太陽は嵐を鎮め、穀物を育てる。
 アメリカの観点からすると、このような村は存在すべきではない。稼ぎは税金と借料に消え、手元には1銭も残らないので、利益という目的がない。

・この原始的、神話的日本が、明らかに近代的強国になったのは驚くべきことである。

・どこを探しても見あたらないのは、日本の成功に大きく寄与した日本人自身の性格と社会の特性の納得ゆく説明である。






 昭和10:1935年から79年経った2014年の現代日本でも、地方に行けば《鎮守の森と神社》はほとんど残っている。
 しかし、それを取り巻く《共同体:社会》はかなり《アメリカ寄り》に変質している。
 
 アメリカが《世界唯一の覇権国+「指導者」》ではなくなり、世界が多極化あるいは無極化(?)に向かいつつある状況にあっては、私たち日本人は改めて《これまでの日本》を見直し、《1万6千年もの昔に世界最古の土器を創りだした民族》《世界最古の皇室をもつ国家》…の民として、《世界の中の誇りある日本》の位置と地位を取り戻す必要に迫られているのではないでしょうか。


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