□引用元=雑誌「偕行」の連載記事「ヘレン・ミアーズと日本」/大場昭氏(元防衛研究所図書館長)著
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■引用
四、ミアーズの日本着任
・46年、アメリカ人は日本人の生殺与奪の権を握り、日々決定を下しており、その決定は何世紀にもわたり、間違いなく日本の発展を左右し、アジアの発展にもかかわる。
・11人委員会のメンバーは~~。彼らはまじめでそれぞれの分野では優れていたが、日本に関する本は一冊も読んでおらず~~。彼らの言い分は~~、日本の過去にはまったく関心がなかった。我々の仕事は日本を我々が考えているように変えることだからだ、というのである。
・何千万人の生活に重大な結果をもたらすことが、ほとんど光の速さで決定された。こういう決定は日本に経済的混乱を引き起こすと意見を述べると、「彼らは戦争に負けたのだ」とか「卵は割らないとオムレツはできない」という答えが返ってきた。
五、懲罰と拘束
・ミアーズは言う。「これを聞けば、占領政策は日本国民と文明の抑圧であることがよく分かる。この計画は、戦争の合法的行為、すなわち賠償行為の常識をはるかに超える圧倒的スケールの『懲罰』と『拘束』で、もし計画通り実行されれば、日本の伝統文明は破壊されるだろう」
(当時の?)アメリカ人がいかに傲慢で、他国人の人権など歯牙にもかけない「歴史の浅い成りあがり者」であったかがよく分かります。
少なくともミアーズさんはだいぶ違いますが…
超軍事大国アメリカは、これからも日本に大きな影響を及ぼし続けます。
私たち日本人は、積極的に《良識あるアメリカ人》を見つけ出して、お友達にならなければいけないようですね。
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