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やおよろずの神々の棲む国でⅡ

〝世界に貢献する誇りある日本″の実現を願いつつ、生きること、ことば、子育て、政治・経済などについて考えつづけます。

【中学歴史教科書8社を比べる】289  (21) 「蝦夷・蝦夷地・アイヌ」の描き方のちがい -13- <ⅵ 近代:実物コピー 1/3>

2017年09月03日 | 中学歴史教科書8社を比べる(h28-令和2年度使用)

■「評価」について

 歴史的事象(事実)は、すでに過去のものなのでそのほとんどは現代人の誰もその”現場”を見聞きすることはできません。さらに言えば、そのとき”現場”に居合わせた人々の間でさえ、”何が起きているのか” についての印象や解釈が食い違うのが普通。だから、複数の歴史教科書の記述を比較して”評価”するなどというのは、歴史学界最高の博識者であってもむずかしいことでしょう。

 したがって、ここでは、(誰もが利用可能で、常に監視・修正され続けていて、世界的に信頼性が高いと言われている)ウィキペディアによる知識を基にして、

 《8社間で記述・表現のちがいが大きい歴史事象(だけ)》 を取り出して、

①重要な、あるいは、日本国民みんなが知っておくべき基本的な歴史事象が掲載されているか、(※この判断は難しすぎるので原則として考慮していない。→全教科書に掲載されている歴史事象(項目)について、実物コピーを掲載したうえで、下記②-④の観点で比較・考察・評価している。)

②その項目について、さほど過不足なく、かつ、適切に(=まちがいが無く、重要な事項の書き落としもなく、嘘もなく…)表現されているか、

最新知識を反映しているか、

④複数の学説がある場合は、公平に紹介されているか

という基本的な観点で、おこがましくも、〇、△(致命的ではないが修正が望ましい)、×(義務教育教科書または学問的歴史書として不適)の評価をおこなっています。

 ただし、いやおうなく、”歴史認識” や ”歴史的・文明的価値観” が前提になるのですから、常に学問的公正さを目指してはいても、《評価はそれなりに恣意的な要素がある》、《ウィキペディアの記載内容が上記①-④の条件を満たしていなければ、ここの評価も必然的に未熟なものになる》 という特性からは逃れられません。

 

 なので、読者の皆様も、実物コピーを読み比べて独自に評価してみてくださいね。 

 

21) 「蝦夷・蝦夷地・アイヌ」の描き方のちがい -13- 

ⅵ 近代(明治・大正時代~昭和20年) -1-

■実物コピー  1/3

 

【育鵬社】

 

 

【自由社】


 

 

 

【東京書籍】




 

 

~次回、2/3~

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