老ホーク雑感

ホークスを中心に、野球の他、スポーツ全般の話を、何の脈絡もなく、思いつくままに書いています。

後半戦、初勝利。

2009-07-30 23:10:28 | ソフトバンクホークス
 連敗で重苦しい雰囲気、大場がどんなどんな投球を見せるのか、期待と不安が相半ばする中で試合が始まった。

 坂口に対し、2-1と追い込むまでの投球は、おっ・・今日はいいぞ、と思わせる球威とコントロール、期待の方が急に高まる。

 ・・・・ところが・・・これまた急にボールが荒れだして坂口は四球、あれ?と今度は不安が頭を持ち上げる。

 バントの構えで腰をかがめた大引の頭に、抜けた直球が直撃した。
 即、危険球退場、8球で降板のアクシデント、高橋秀聡がスクランブル登板するが、恐らくまだ肩は出来ていない筈、

 フェルナンデスに対する初球は田上も届かない外への球、走者進塁して無死2・3塁、不安が一杯に広がった。一体何点取られるんだろう・・・・・・  

 結局、初回は満塁から北川の犠飛による1点だけで切り抜けてやれやれ・・・

 2回に又ピンチ、1死後下位打者に連続四球、球威は充分だが球は荒れ放題、三振か四球かというピッチング。

 打順は1番に戻って坂口、ここでホークスにとってはラッキーとも言えるプレーをやってくれた。コントロールに苦しむ高橋の荒れ球に打ち気に出て2-1、低めのボール球を空振り三振、2塁ランナー走るが3塁タッチアウトでチェンジとなる。

 ストライクを投げるのに苦労していたので、じっくり攻められたら苦しかった場面、2塁ランナーの盗塁はヒットエンドランだったのだろうか? 球が荒れている状況では中々難しいと思うんだが・・・打者が左なので送球もしやすいし・・・何はともあれこの回もピンチを切り抜けた。

 これを境に高橋の投球が見違えるように安定、というより荒れ球に手古摺っているバファロー打線、気がつけば5回までノーヒットに抑え込む。(写真)

 3回ウラ、田上、小斉が倒れた2死後、今日スタメンの明石が変化球を右前に快打、この試合の初ヒット、久し振りに明石が打撃センスの良さを披露した。

 平野コントロールが乱れて本多四球、2死1・2塁で迎える打者がここ17打席ヒットが出ていない川崎・・・

 川崎がトンネルを抜けた・・バット一閃、レフト線へ2塁打、俊足ランナー二人が生還して逆転!

 
 6回は水田が登板、荒れ球から解放されたようにバッファローにヒットが出た。1死後フェルナンデス、カブレラが右前に連打、緊張は高まったが後続は絶って1点差を守り、7回以降をSBMに託すお膳立てが出来た。

 終盤にかかってどうしても追加点が欲しいホークス、8回、左の清水投手に代わったので明石の代打に森本、明石の活躍を目にしているだけにここはどうしてもいいところを見せないと、と思ったのだろう・・初球を右前に快打、本多のバントで2塁へ進む。好機に又川崎、溜まった鬱憤を一気に晴らす。前進守備のレフト(大村)を越える2塁打、貴重な貴重な追加点が入った。

 SBMは1本ずつヒットは打たれたものの、全く危な気なく・・・と言いたいところだがファルケンボーグは珍しく死球も出して2死2・3塁、一輝の打球は快音を残してレフトへ・・・あああ・・・やられたと思わず目をつむる・・・・

 守備固めでレフトに回っていた長谷川、背走してくるりと向き直りナイスキャッチ、事なきを得た。

 3-1 後半戦やっと初日。いろいろなことがあって苦しみの中で掴んだ勝利、これが優勝への1歩目としたいものだ。

 危険球退場の大場、残念だったろうが気持ちを切り替えて次頑張ろう。
 高橋秀聡、アップなしの登板にも関わらず、力投してノーヒットで初勝利、ロングリリーフができる中継ぎ誕生か・・
 全打点を挙げた川崎、これを機会に元気印復活・・・チェスト

 6安打で3点は効率の好い攻撃と言えるが裏を返せばそれだけ得点機がなかったということ、7回は連打の無死1.2塁のチャンスを逃がしたのは頂けない、得点した回と7回以外はすべて3者凡退だった。二桁安打を続けていた頃が懐かしい。

 さあ明日は札幌へ飛んでファイターズ戦、今日も6点差を終盤ひっくり返して驚異的な強さを見せている、しかも初戦はダルビッシュ有、ホークスはJ・ジャマーノが先発する。案外面白い試合になるかもしれない。

 頑張ろう  ホークス!!