東京下町・新小岩駅の不動産屋二代目のつぶやき

東京の下町・葛飾区新小岩で今年創業49年を迎えました不動産屋の二代目が気ままに書き綴った独り言ブログです。ブツブツ・・・

映画:「月の満ち欠け」

2024年06月09日 09時47分28秒 | 映画の話

映画「月の満ち欠け(2022年公開)」を観た。

【解説】2017年に第157回直木賞を受賞した佐藤正午による同名ベストセラー小説を、大泉洋主演、有村架純、目黒蓮(Snow Man)、柴咲コウの共演、廣木隆一監督のメガホンにより映画化。小山内堅は、愛する妻と家庭を築き、幸せな日常を送っていたが、不慮の事故で妻の梢と娘の瑠璃を同時に失ったことから日常は一変する。悲しみに沈む小山内のもとに、三角哲彦と名乗る男が訪ねてくる。事故当日、娘の瑠璃が面識のないはずの三角に会いに来ようとしていたという。そして、三角は娘と同じ名前を持ち、自分がかつて愛した「瑠璃」という女性について語り出す。それは数十年の時を超えて明らかになる許されざる恋の物語だった。小山内夫妻役を大泉と柴咲が、娘と同じ名前を持つ女性役を有村、三角役を目黒がそれぞれ演じる。

建物の上から登場人物が建物内を登ってくるまでの長回し撮影や走るシーンはとても良かったのだが、娘が生まれ変わりと言われた父親の心情を考えるとなかなか複雑に思えてしまうのはやはり元の生まれ変わり人の生き様があまり感心出来なかったからで、それがなければ希望を持てる素敵な生まれ変わり作品に思えた。だからファンタジーよりもホラーにも思えてしまい、前世の因縁というよりも怨念にも思えるし、生まれ変わりというよりも憑依したとも思えてしまう。「瑠璃も玻璃も照らせば光る」のことわざを初めて知った。劇中登場する1951年開業の早稲田松竹は行ってみたい劇場である。

ちなみに事故現場に花を手向けるシーンがあるが、昔から私は近所の方の心情を踏まえると個人的にあまり感心出来ない作法に思える。

【総武線・新小岩駅 賃貸専門店】有限会社やな瀬不動産

東京下町・新小岩駅の不動産屋三代目のつぶやき 


この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 不二子が逝く | トップ | 珊瑚礁を目指す »
最新の画像もっと見る

映画の話」カテゴリの最新記事