先日テレビでニホンミツバチの生態について放映されていた。
その中で天敵オオスズメバチとの対決方法が興味深かった。巣内におびき寄せ、群れでの攻撃を受ける前にその芽を摘む必殺技「熱殺蜂球(ねっさつほうきゅう)」で数百匹もの数で包み込んで蒸し殺す。熱殺蜂球に参加するニホンミツバチは、胸の筋肉を振るわせて体温を上げていく。蜂球の内部は47~48度にもなり、致死温度とされる45度を上回る熱にさらされたオオスズメバチは死んでしまう。ニホンミツバチは致死温度が50度近くと高く、最初にオオスズメバチと対面してかみ殺される十数匹以外は生き残る。
そして蜂球形成へ主に関わるのは残された寿命の短い「老働きバチ」とのこと。
長老蟻と同様の潔さについてしみじみ深く感銘を受ける・・・