歌手の西城秀樹が急性心不全のため死去した。享年63歳。
1974年の映画「愛と誠」に主演し、TBSの連続ドラマ「寺内貫太郎一家」にレギュラー出演するなど、俳優としても活躍。「バーモントカレー」のテレビCMでも知られ、ビレッジ・ピープルの曲をカバーした1979年のシングル「YOUNG MAN(Y.M.C.A)」がミリオンに迫る大ヒットし、ザ・ベストテンで9週連続1位となり、番組最高点の9999点を記録し、この記録は破られなかった。また両腕で「Y.M.C.A」を表現する人文字の振り付けは本人が考案したといわれ、子どもから大人まで広まり、社会現象になった。
幼い頃、「なんて格好いい人なんだろう」と思った最初の芸能人だったのかも知れない。あまり報道されない彼の功績は、私の中では「YOUNG MAN(Y.M.C.A)」がカバー曲だったので、日本の各種音楽賞の対象にならず、急遽「ホップ・ステップ・ジャンプ」を発売したとか、ザ・ベストテンで「ブーツを脱いで朝食を」の最初にライターに火をつける振り付けがあり、それを子供が真似て火事になり、番組で謝罪したり、同番組で「炎」の演出で、氷柱を素手で割って怪我をしたり・・・とネットで調べなくてもすらすらと出てくる(未確認なので誤認識だったら失礼)。
彼のディスコグラフィを改めて眺める。私は「君よ抱かれて熱くなれ(1976年)」「ブーメランストリート(1977年)」「ブルースカイブルー(1978年)」「炎(1978年)」が好きだったな~ニュースで特集を観る度に、改めて彼の歌声・声量に感動してしまう。それは若い頃はもちろんのこと、2回の脳梗塞を経た後も同様だった。
最後の最後まで格好良かった秀樹。たくさんの「カンゲキ」を有難う。合掌。