今年の日本シリーズはスワローズが20年ぶりの日本一に輝き、セ・リーグのチームとして2012年のジャイアンツ以来9年ぶりの制覇となった。
スワローズとバファローズの対戦で思い出されるのは、1978年当時ブレーブス時代の1時間余りの抗議であるが、その時もスワローズが日本一となっている。それにしても実に面白い試合ばかりだった。それほど野球に興味がない息子ですら、しびれるような展開を興奮していた。2019年に訪れたほっともっとフィールドでの第6戦は選手たちの息も白い5時間の熱戦で本来開催される時期でないことを改めて知る。今シーズン初の延長戦となった12回表の34歳川端の代打決勝タイムリー、セ・リーグの最年長記録となった41歳10ヶ月でののシリーズ勝利を挙げた第4戦のスワローズ石川投手の粘投、そして何よりバファローズ42歳能見の村上斬りとベテラン選手たちの活躍に大いにしびれた。
先日ラジオで垣花正アナが「日本シリーズの放映条件として試合終了まで放映があり、さらに地上波で観られるとやはり盛り上がる」と言っていたのはとても納得しつつ、そして最後はやはりエラーしたチームが負けるという野球の原点も再認識したシリーズであった。
ジャイアンツが出場しない日本シリーズは冷静に野球を楽しめるのだが、やはり来シーズンこそハラハラドキドキ手に汗握るシリーズを楽しみたいものだと思った。