映画「俺たちに明日はない(1967年公開・原題BONNIE AND CLYDE)」を観た。
【解説】デイヴィッド・ニューマンとロバート・ベントンの脚本から「逃亡地帯」のアーサー・ペンが監督した青春もの。撮影はバーネット・ガフィ、音楽はチャールズ・ストラウスが担当している。出演は製作もかねて「カレードマン 大胆不敵」のウォーレン・ベイティ、「夕陽よ急げ」のフェイ・ダナウェイ、「アメリカ上陸作戦」のマイケル・J・ポラード、「水曜ならいいわ」のジーン・ハックマン、エステル・パーソンズほか。アカデミー2部門を受賞(助演女優賞エステル・パーソンズと撮影賞)した。
実在した銀行強盗の話である。劇中に流れるバンジョーの音色が銀行強盗の重大犯罪を軽快にさせる。それがまるで主人公たちの気持ちのようにも思える。アメリカン・ニューシネマ(反体制的な人間の心情を綴った作品)の先駆けとして、アメリカ映画史上特別な地位を占める作品だそうだが、「フェイダナウェイが中山美穂によく似てるな~」とか「ポスターのフェイダナウェイの顔はないぜ」とか思ってしまうように、思っていた以上に夢中になれなかったのは、有名なラストシーンを知っていたからだろうか?
そしてラストシーンで2人が見つめ合う様子が交互にフラッシュで映り・・・罪人のラストは冷酷で呆気ない。それにしてもエステル・パーソンズの助演女優賞・・・不可解だ・・・