震災から一週間が経過した。一時期より余震は少なくなったものの、街では今もガソリンを始め、各種食料品が品不足となっており、被災者へ物資を送りたくてもガソリンが足りずに運べない状況で政府は買占め自粛を呼び掛けている。優先順位を考えればどうすべきは明瞭である。
「ガソリンは運搬車を最優先とし、物資は自分たちの必要最低限な分だけを購入する」・・・ただ自分ではそうと分かっているつもりだが、店に飲料水や商品が残っているとつい多めに確保したくなる。
繁華街はかなり打撃を受けているのだろうと思っていたが、意外にも結構混雑しているらしい。帰宅困難回避や緊急出動に備えて会社の近くに宿を確保して、同僚と飲むのであるならばひとりで悶々としているよりも精神的には良いとは思う。ただこのような状況で以前から決まっていた予定ならばまだしも、改めて集合をかけてわざわざ出掛ける気にはまだなれない。現時点では飲んだり、遊んだりする娯楽の順位はまだまだ下位の方である・・・ただそうと分かっているつもりだが、今月末有効の映画の鑑賞チケットをじっと眺めている。
「こんな時こそ」なのか?「こんな時ならば」なのか?の判断は個人個人によってかなり違うようで、その優先順位が時には非常に怖い時がある。