４ＴＥＥＮ

5年前の2003年5月に出版された石田衣良の「４ＴＥＥＮ」を読んだ。同年の第129回直木賞を満場一致の得票で受賞した作品である。下町・月島を舞台に、いつの時代も変わらない普遍的な４人の少年たちの友情と、様々な人々との交流を瑞々しく描いたナオト、ダイ、ジュン、テツローの中学2年の同級生4人組が繰り広げる爽快青春ストーリーである。

私にとってはもう30年近い中学2年の話であるが、非常に懐かしい共感を覚えた。そして最後の一行がとても印象的だった。

『次の日にまた会うに決まっている友達にさよならをいうのは、いつだってなかなか楽しいものだ。』

いつの間にか友達と毎日会える環境ではなくなったんだな～と改めて思った夜だった。

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