生誕まであと100年

2012-09-03 22:16:09 | Weblog
 先週、社員さんからコンビニで売っているタイプの抜粋型単行本の「ドラえもん」を借りた。
 初期の頃を中心にまとめていて、単行本の、あの濃いめのトーンにストライプがかさねてあるドラえもんがとてもなつかしい(笑)。そういえば子どものころ唐突に7巻だけがありましたねえ。ドラえもん初登場のいきさつから始まっているのだけど、出会いは初めて読んだ。
 電車の中で読んでいたのだけど、けっこう吹き出してしまうくらい、おもしろかった。後半はオバケのQ太郎と21エモンで、Qちゃんでも笑いをごまかすのに苦労した。
 
 ドラえもんは、のび太の自立についてもけっこう真正面から指摘していて、それでとっくみあいのけんかになってたりする。そのくせロボットの健康診断には「のび太くんがぼくがいないと何にもできないから」と言って行かなかったり(結果が怖いというのもあるらしいが←どこのリーマンじゃ笑)コレは今で言う共依存ではないかと思われる言動も見受けられる。今だったらこういう展開でマンガは描かれないだろうから、昭和50年代はこういう時代だったんだなあ、と想像したりする。30年くらい前のことなんだもんねー。二昔前のことだよ。

 藤子先生の描く未来の絵にもまた感嘆する。はたしてあと100年で、どれくらい近づくのかな。