
猫に「さび」という柄の名前があることを知ったのは、比較的最近のことです。
保健所で、地域猫として去勢手術の助成金を申請するときに
どんな猫かと聞かれて、特徴を言ったら「あ、それはサビですね」と保健所の
人に言われました。
サビ!
鉄との酸化の現象の「錆び」を連想させ、猫に対して
それはひどいネーミングではないかと思ったもんです。
保健所の方曰く、サビは「臆病な性格」の子が多いそうです。
その通り、なかなか捕まってくれないのを無理に捕獲し、去勢手術をさせてからは、
ただでさえびくびくした性格でしたが、さらに臆病になり、餌を食べている時ですら
撫でさせてくれなくなりました。
するりと逃げる「ぜん」くん。
それでも、餌の時間にはちゃんとくるし、我が家をテリトリーと認識していて、
近くによっても、逃げはしないのです。
でも触ろうとすると、逃げる。
するりと、逃げる。
そんな猫です。
つれないけれども、かわいいです。
汚れたような模様の毛皮の中から見える、くりくりした黒色目玉がチャームポイントです。
名前は「ゼン」くん。
大好きな猫マンガ「夜廻り猫」に登場する野良猫の名前から拝借いたしました。
孤独にも猫会議を開き続けるサビ猫くんに、そっくりな柄なので。
クラウドファンディングやっています。こちらもぜひ。
壮絶な運命を負った猫たちに安らぎの場所を!一代限りの一生を全うさせて!
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