槙の木の剪定はまだ半分も終わっていない
根を詰めると疲れる適当に少しづつの作業
その槙の木に実が付いている 赤い部分は甘くて食べることができる
子どものころからこれを特別な呼び名で呼んではいなかったが
川向うの西の遠州地方では「やぞうこぞう」と呼んでいる
大井川を境に東では「さるこぞう」や「ランカンこぞう」と呼ぶところもあるようだが
家では 「槙の実」と何の面白くもない呼び名で呼んでいた
大井川は江戸時代橋をかけることが禁止されていたために西との交流がなかったのだ
槙の垣根は遠州地方に多い 空っ風が吹くからだ その風は伊吹山から吹く
伊吹山の山神さんが弥三郎といって 西風の事を濃尾 三河では弥三郎の風という
それで遠州地方でも同じように言ったらしい それで西風を防ぐ槙の垣根になる実を
弥三郎がなまってやぞう その上に乗っている実を小僧というようになったようだ