【 保護犬:ハッチ日記 】

成犬の保護犬、里親日記

ティップ 【 二周忌 】

2019-12-07 | 保護犬ティップ
今日は、ティップの二周忌。

ティップが旅立ってしまってから
2年が過ぎた。

(写真は、生前のティップ)

銀杏の木の下で。

黄色い落ち葉を踏みしめながら、ティップと歩いた。


今でも、
夜、眠る前には必ず手を合わせて
ティップを想い、祈るけれど、
ティップを失った悲しみ、寂しさというものは
忘れることができないし、
忘れられるものでもない。


ティップは、成犬(当時、推定6才)の保護犬だった。

“成犬の保護犬”と言うと、周りからは
「すごいね」と、感心される一方で…

「中途半端な飼い方だね…」
「せっかく犬を飼うなら、子犬からにすればいいのに…?」
「本当に懐くの?」
「他人の犬だったのに、愛情を込めて飼えるの…?」
などなど、
不審、疑問の声もあった。

でも、そんな他人の声が全く気にならないほど
私たちはティップが大好きで、大切な存在で、
我が家の大事な一員になっていった。

(写真は生前のティップ)

一緒に山に登る、師匠とティップ


人のいない河川敷では、存分に遊んだ。

散策を楽しんでいた、ティップ


ティップと過ごしてからの私たちの結論は、こうだ。

“成犬の保護犬”でも
十分に懐くし、愛情を持って育てられるし、
子犬からではなくとも、可愛さに変わりはない。
ということだ。

もちろん、子犬独特の可愛さはあるし、
成犬になっている分、懐くまでに時間がかかるのは否めない。
本当に心を開き、頼ってくれているなぁ、と感じたのは
3年ほど経ってからだ。

でも、だからこそ
嬉しく思ったし、余計に愛おしく感じたのかもしれない。

ティップが我が家に来てくれたおかげで
救われたのは、実は、私たちだったのかもしれない。

(写真は生前のティップ)

ティップのことは、ずっとずっと忘れない。

ティップ、本当に、ありがとう。