【 保護犬:ハッチ日記 】

成犬の保護犬、里親日記

10年前の5月3日

2019-05-03 | 保護犬ティップ
10年前の5月3日、
今は亡きティップが、我が家に来た日。
はるばる徳島県から、愛知県にある我が家まで
車に乗せられてやって来た。

お昼すぎの到着予定が、諸事情により遅れて
到着したのは夜の8時すぎだった。

不安と緊張と疲れを一身に背負い、涙を流していたティップ。
推定6才だったティップ。

徳島の保健所で殺処分される寸前に、
『ハート徳島』のスーザン代表はじめ、ボランティアの方々によって
保健所から引き出してもらえた。

なぜこんなに可愛い犬が捨てられたのか…
理由は分からないけれど、
縁あって我が家に来ることになったティップ。

ハート徳島に保護されてから、「ティーカップ」と呼ばれていたので
その名前を短くして「ティップ」と名付けた。

フィラリアにかかっており、すでに心臓の右半分が肥大していた。
動物病院の先生から、投薬治療を開始するにあたって
「血管に詰まって死んでしまう可能性があります」と説明を受けた。
不安も大きく心配だったけれど、治療を継続して
頑張ってフィラリアを陰転させたティップ。
本当に、よく頑張った。

2017年12月7日、午前3時10分。
静かに旅立ったティップ。

もう目の前にティップはいないけれど、
ティップと一緒に過ごした日々は忘れない。
ティップのことは、いつまでも憶えている。