まもなくゴールデンウィーク。花と新緑の季節だ。
今回は2008年、今から14年前に登った西上州、南牧村にある三ッ岩岳を紹介しよう。
この山に初めて登ったのはそのまた5年前、2003年の5月2日。この日はすばらしい天気で、山頂直下の岩場に咲き乱れるアカヤシオと西上州の山のいい写真が撮れた。
これがその時の写真。
このすばらしい景色を妻にも見せたいと思って5年後の5月1日に訪れたのだ。
三ッ岩岳があるのは、下仁田から南牧村に入り、村役場の近くから県道をはずれて南の大仁田川の谷にはいる。
谷を詰めたところに大仁田ダムがあり、そのダムの下が登山口だ。
ダムの下はきれいに整備され、駐車場やトイレもある。
登山道の入り口には、天狗の面をまつった祠がある。
10時11分出発。
季節なのでたくさんの花が見られた。
あれ、これは先日の三頭山でみたハシリドコロみたい、と思って調べるとやはりそうだった。
三頭山のところでは見たことがないと書いてしまったが、ちゃんと見て写真にも撮ってあった。
このころは写真に撮っても、ちゃんと名前を調べていなかったなぁ。グーグルレンズみたいな便利なものもなかったし。
急な沢筋を登りつめていく。
40分ほどで稜線に出た。
ヤマツツジあるいはミツバツツジ?はまだつぼみ。
木の根でおおわれた尾根道。
カタクリを見つけた。
そして足元に岩があらわれはじめるとお待ちかねアカヤシオが姿を現す。
ワチガイソウの仲間、ワダソウというらしい。これもこの当時は調べられず名前がわからなかった。
カエデの新緑。秋にはきれいな紅葉をみせてくれるのだろうね。
これはシロヤシロか、それともヒカゲツツジ?
わからないので他の人のレポを見るとヒカゲツツジと紹介してあった。
山頂が近づいて、岩が増えるとともに赤白入り乱れたヤシオツツジの天国へ。
5年前のような抜けるような晴天とはいかなかった。でも曇りの日の新緑もやわらいでなかなか素敵だ。
ここが最初の写真を撮ったスポット。
今回もヤシオツツジは満開ですばらしいが、残念ながら遠景がない。
登り始めて1時間40分で1032mの山頂。
目の前には西上州らしい岩峰が。山水画の世界だ。
見下ろす山の斜面は、淡い緑から黄色や白までの水彩画の世界。
ゆっくり休んでから下山開始。くだりは別のコースを使う。
春霞に溶けた山々と新緑。
下から山頂を見上げる。ほんとうにたくさんのアカヤシオだ。
下山に使ったコースは岩が多い。
尾根を外れて下りだすと足元がすべるような急斜面が続いた。
その途中の巨大な岩の根元に祠がまつられていた。
竜王大権現と書いてあった。
地元の南牧村の人々が雨乞をするために祀っていたものだろう。
朽ち錆びた鉄剣が奉納されていた。これはかなり古いもののようだ。
竜王大権現の祠からも急な下りが続いた。
途中でのぼりの道に合流し、登山口に戻ったのは2時半近くだった。
他の季節にも来たことがあるけど、やはりここはこの時期が最高だろう。
こうやって記録をまとめていると今年も行ってみたくなった。でも無理だろうな。
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