チャイニーズカフェ アンディン

熊本の中国茶カフェAndingからの薬膳レシピ、中国茶などについての情報です。

薬膳 27 長芋とオクラ、豚挽き肉のピリ辛炒め

2009-08-26 | Anding
昨日から朝晩はちょっと肌寒いぐらいでしたが、日差しの強さはまだ夏ですね!ちょっと安心します。今年の夏はちょっと変ですねー

昨日のNHK熊本テレメッセでご紹介させていただいたお料理です!
夏バテ対策におすすめです!夏バテは夏の終わりから秋口に一番酷くなりますから涼しくなってからも要注意です。

長芋とオクラのピリ辛豚そぼろ炒め

消化器と腎の働きを助け食欲促進、疲労回復

長芋 甘/平 肺脾腎 気を補い、潤し、精力をつける。 
オクラ 甘苦/平 腎胃 身体を潤し血液を元気にする。カルシウム、鉄分 豊富
さやいんげん 甘/温   腎を温め冷えを解消、精力をつける。
豚 肉 甘鹹/平 脾胃腎 気を補い、身体を潤す。

夏は冷たいものなどで消化器が弱り、栄養の吸収が悪くまります。それによって暑さも加わり、体力が落ちていくと夏バテになりやすくなります!
長芋、オクラのネバネバ成分が胃の粘膜を守り、たんぱく質の消化吸収を助けるので胃に負担をかけることなくたんぱく質を体内に取り込み疲労回復につなげます。

また薬膳では・・・
長芋、オクラ、インゲン、豚肉はすべて腎に作用する食品です。腎は精力、生命力の源となる、生まれたときから人それぞれが持っているパワー(先天の精)を蓄えておく器官と考えられています。

消化器を元気にして栄養吸収を高め、腎の力をつけ老化防止、疲労回復します。

ネバネバの成分は火を通しすぎると弱まってしますので、肉とさやいんげんだけをしっかり香ばしく炒め、
オクラと長芋は軽く炒め合える感じにします。


長芋とオクラ、さやいんげんのピリ辛そぼろ炒め

長芋 60g
オクラ 4本
さやいんげん4個
豚挽き肉 60g
にんにく(みじん切り)小さじ1
生姜(みじん切り)小さじ1

豆板醤(とうばんじゃん) 小1と1/2

サラダ油小さじ2、サラダ油小さじ2、ごま油小さじ1、

肉下味用調味料
塩 小さじ1/4
酒 小さじ1
白胡椒 少々

合わせ調味料
酒 小さじ1
砂糖 小さじ1
醤油 小さじ1
水 小さじ1


1)下準備
●長芋は洗って皮付きのまま約一cmのさいの目切りにする。
●オクラは洗って、三角形のへたの部分を切りその部分は6等分ぐらいに小さく切る。その他の部分は2cmぐらいの乱切りにする。 
●さやいんげんは2cmぐらいの斜め切り。
●豚挽き肉に下味の調味料を入れて全体にゆきわたるように軽く混ぜる。

2)熱した中華なべに(中火)サラダ油小さじ2を回しいれ 下味を付けたひき肉を入れ色が白っぽくなるまで炒めてにんにく、生姜を入れ香りが出るまで炒め、弱火にしたら鍋の手前を空けて豆板醤を入れ香りを出すため軽く炒め、全体を炒め合わせたら取り出す。    -②

3)中火にし、そこにオクラのへたの部分と、さやいんげんを入れて1分半ぐらい炒め、
長芋、オクラと合わせ調味料を入れて1分ぐらい炒める。

4)そこに②を戻して強火にして全体がなじむようさっと炒め合わせて、最後にごま油を小さじ1、回しいれさっと炒め出来上がり。

作り方ポイント
※ 豆板醤は香りを出すために炒めるが一度取り出すことでこげたりする失敗を防ぐ。
※ オクラのへたの部分も栄養素が濃いので普段捨てがちだが小さく切って、先に炒めることで柔らかくして食べやすくする。
※ 豚挽き肉の下味はあまり粘りが出ないように軽めに混ぜる。
※ 長芋とオクラの粘りが残るよう炒めすぎない。



わかりやすい→テレメッセレシピもご参照ください