夏におすすめ苦瓜！薬膳レシピ

夏バテ防止のお料理を今日もご紹介いたします！！
昨年のNHKでご紹介しました苦瓜が苦手な方でも食べれるかもしれない苦瓜と豚肉、春雨の炒め苦瓜は夏にはぜひ食べたい食材ですのでぜひお試し下さい！！

料理全体の効能： 体の熱や炎症を取り去り暑さ負けを予防。暑さによる疲労回復。

緑豆春雨(乾燥)：40ｇ→を水かぬるま湯で戻す。
豚バラ薄切り(焼肉用)：150ｇ
苦瓜：１/２本
干ししいたけ（水で戻したもの）：2枚→薄切り

にんにく（すりおろし）：1片
生姜（皮を剥かないでしっかりみじん切り）：1/3片

合わせ調味料
砂糖：大さじ１/2
酒：大さじ３
醤油：大さじ1
鶏がらスープ：60ｍｌ

豚肉の下味
塩：小さじ1/3
醤油：小さじ1
酒：小さじ1
片栗粉：小さじ2

サラダ油；大さじ2

塩：お好みで小さじ１/２
胡椒；少々
ごま油：大さじ１

１．春雨は、水かぬるま湯につけて戻し、食べやすい長さに切る。

２．苦瓜はたてに半分に切り、中の白い部分をスプーンでかきとり、４ｍｍぐらいの厚さに薄切りする。干ししいたけも薄切り。豚肉は5cmぐらいに切り、下味をつけてよくもんでおく。

3．中華なべに水を沸かし、サラダ油：小さじ2、塩：小さじ1を
入れ沸騰しているところに苦瓜を入れ30秒ほどしてあげる。－ 強火

4．熱した中華なべにサラダ油大さじ２を回しいれ豚肉を炒める。－ 強火

5.火が通ったら、干ししいたけ、生姜、にんにくを入れて香がでるまで炒める。―中火

6．そこに合わせ調味料を入れ、熱したところに春雨を入れて水気がほとんどなくなるまで炒め、ごま油を回しいれ、苦瓜を入れ20秒ほど炒めて塩、胡椒で味をととのえてできあがり。－ 強火

・緑豆春雨　　緑豆　涼　心胃　　　熱や炎症を取り去り暑さ負け等の予防、利尿やムクミ取り、糖尿病予防
・豚　肉　平　脾胃腎　臓腑機能活動を増強させ、体内水分を潤し、気力を増進させる　
・苦瓜　苦　寒　胃大腸　暑気当りに適し、熱冷ましや解毒の効果もあり、視力回復も。
古書「本草綱目」という薬膳の本の中にも、「苦瓜はほろ苦く、寒性であり、毒なし、熱の風邪を駆り、疲れをほぐし、心身と視力によく、気のめぐりや血行をよくし、滋養に効果がある。」などの効能があると記されている．
・ニンニク　温　脾胃肺腎　健脾開胃　解毒殺虫　減肥消腫　胃の働きを強め、食欲増進、ムクミを取る、解毒の作用も

調理ポイント
●苦瓜は中の白い部分をしっかり取り去り、たんぱく質と一緒に料理すると苦味が和らぐ。
●苦瓜を油を入れたお湯に通すことで色がきれいになり苦味も和らぐ。
●苦瓜を最後に入れることできれいな色に仕上がる。
薬膳ポイント
●苦瓜には熱にこわれにくいビタミンCが豊富
●苦瓜は単独で食べると体を冷やしすぎるので今回温め効果のあるにんにくと生姜でバランスをとる。
●今回は緑豆の効能も重要なので春雨は必ず緑豆春雨を使う。