5月14日(日)
関西国際空港、10時05分発JAL便にて、香港に向け出発。
窓際の席。隣に人もおらず、快適である。
枕もテレビもついていて、国内線とはえらい違い。
中井貴一の映画を見ながら、お茶を飲んでいると、アジアンビューティーな日本語片言のスッチーさんが、「お食事はお魚とチキンどちらがいいですか?」と聞いてきた。
肉の食えない私は、「おさかな!」と答える。
しかも、ご飯のほかに、デザートとビールとおつまみまでいただけた。
まさか、機内食が出るとは・・。さっき空港でパン食うんじゃなかったぜ。
しっかし、国内線よりも安い値段で、ここまで贅沢できるなんて・・・。しあわせ。
窓からは台湾や、青い海に浮かぶ知らない島が見える。
昼間っからビール1本で酔っ払い、トイレに3回も行ってしまった。
座席を2つ使って、横になって寝ていたら、いつのまにか香港に到着していた。
3時間強のフライト。あっという間である。
天候は、晴れ。
機内で出入国カードに記入。
JALのお姉さんにボールペンを返すのを忘れて持ってかえってしまった。
が、後々このボールペンが大いに役立つ。
イミグレーションを無事通過し、日本で少しだけ両替していた100香港ドル札をくずすために、売店でミネラルウォーターを購入。
2ドルのコインで公衆電話から宿に電話をかける。
ドキドキ・・・。
広東語で、「もしもし」と言われたので、「Hello」と言うと、すぐに英語に切り替わった。
「予約したコンブですけど、空港に到着したので・・・。」と、英語で言うと、宿のおばさんに「ああ、着いたの!」と言われた。
やった、私の英語、通じた!!!
「今から、エアポートバスA21に乗って、インペリアルホテル前で降りて頂戴。」と言われたのはわかったが、そのあと言っていることは、何回聞きなおしても理解できなかった。
ただ、「バスを降りたら客引きがいっぱいいるから、そいつらには着いていかないように。」みたいなことと、「ペーパー」がどうのこうの・・・。と言っているのだけはわかった。
電話を切り、バス乗り場に向かおうと振り向くと、いきなり目の前に立っていた女の人に話しかけられた。
広東語だったので、最初はまったくわからなかったが、電話番号を書いた紙を手に持っていて、そしてしきりに「ユアカード」と言っている。
おそらく、「あなたの持っているテレホンカードで、ここに電話をかけてくれないか」と言っていると思われた。
私はテレホンカードなど持っていないので、丁重に断り、なおかつ「この電話はコインでかけられるよ」と教えたが、かなり残念そうな顔をされた。
なんでやねん!!!
バス乗り場に行くと、A21のバスが今にも発車しそうだったので、重いバックパックを背負いながら、猛ダッシュ。
ギリギリ間に合った。
バスおじさんに「ハウマッチ?」と聞くと、「33ダラース」と言われる。
が、小銭が1ドル足りず、オロオロしていると、「1ドルくらい、もういいから、早く乗ってくれ!!!」と怒られる。
噂に聞くとおり、香港人はせっかちなようだ。
バスは空港のあるランタオ島から、九龍に向け走る。
窓から、見たことのない風景が広がる。
はあ~~~、初めての海外。日本以外の風景。
植物も、建物も、標識も、海の色も全然違うよ。
左車線なのは、日本と同じだけど。
だんだん都会になってきた。
アナウンスなど無く、車内電光掲示板に次のバス停の名称が出るので、それで判断する。
「ホリデーインゴールデンマイル&インペリアルホテル」と表示されたので、すぐに降りた。
バスを降りると、早速客引きのインド人?に声をかけられた。
チョンキンマンションの入り口がわからず、あたりを見回していると、客引きが「ついてこい」と言う。
「やだよ」と思いながら、でも入り口がわからないので、結局ついていく形になる。
が、突然、でっかく私の名前を書いた紙を持っているおばさんに腕を引っ張られた。
「Your name??」と言ってきたので、「イエスイエス!」と頷くと、客引きがすぐにあきらめた。
ほっ。
電話で「ペーパーがどうのこうの」と言っていたのは、このことだったのか。
おばさんについていくと、チョンキンマンション内の、迷路のような通路を通る。
ここにいる人は、インド人やら、イスラム・アラブ系やら、白人黒人やらなんやら、地球上の民族が全部集まっているような人種の数のすごさったら・・・。
おばさんはいろんな人とあいさつを交わしている。
建物の汚さと、へんなニオイにクラクラしながら、お金を両替しなきゃならんことに気付く。
ワシ「あの、まだ両替してないんだけど・・・」
おばさん「両替??ここに、すっごいレートのいい両替屋があるのよ。・・・?!あ、閉まってた!!まあ、いいや。」
いいんかい!!
そう、チョンキンマンションには、両替屋がいっぱいあるのだ。
B棟3階に、ゲストハウス「Dragon Inn」はあった。
正確には、香港では、2階から一階と数えるので、4階である。
おばさんについてきただけなので、道順は全くわからんので、一回外に出たら二度と戻ってこれないかもしれないが、とりあえず到着。
事務所には、社長とおぼしきおばさんが「ハローハロー」言ってきた。
アフリカからきたと思われるゲストの次にチェックインをした。
パスポートを見せると、台帳にいろいろ記入している。
そして、まだ両替していないことを告げると、「あなたは日本円を出しなさい、おつりは香港ドルで返してあげる。OK??」
と言われた。
ま、いっか。多分ぼられてない。(アホなので計算が苦手・・・)
そのあと、部屋に案内された。
このゲストハウスは、かつて深夜特急の撮影の際に、大沢たかおが宿泊したらしい。
だから、きれいなんだろうな。
そう思っていたが・・・。
「・・・せまっ!!」
狭いのはよいが、なんか湿っぽいし、ベッドのシーツ(花柄)は取り替えてなさそうだし、なによりビックリしたのは、お風呂が無い・・・!!!
なんと、トイレと思わしきスペースに、シャワーみたいなのが水道管に引っかけているだけであった・・・。
おまけに、そのシャワー、壁にかけるところが無い!!
常に手で持っておかなければならないっぽい。
さらに、ミニアリンコ&ミニうじ虫&ミニゴッキーちゃんが・・・!!!!
ははは、今宵は虫どもと、楽しい宴になりそうじゃ。
わはははははは・・・
つづく
関西国際空港、10時05分発JAL便にて、香港に向け出発。
窓際の席。隣に人もおらず、快適である。
枕もテレビもついていて、国内線とはえらい違い。
中井貴一の映画を見ながら、お茶を飲んでいると、アジアンビューティーな日本語片言のスッチーさんが、「お食事はお魚とチキンどちらがいいですか?」と聞いてきた。
肉の食えない私は、「おさかな!」と答える。
しかも、ご飯のほかに、デザートとビールとおつまみまでいただけた。
まさか、機内食が出るとは・・。さっき空港でパン食うんじゃなかったぜ。
しっかし、国内線よりも安い値段で、ここまで贅沢できるなんて・・・。しあわせ。
窓からは台湾や、青い海に浮かぶ知らない島が見える。
昼間っからビール1本で酔っ払い、トイレに3回も行ってしまった。
座席を2つ使って、横になって寝ていたら、いつのまにか香港に到着していた。
3時間強のフライト。あっという間である。
天候は、晴れ。
機内で出入国カードに記入。
JALのお姉さんにボールペンを返すのを忘れて持ってかえってしまった。
が、後々このボールペンが大いに役立つ。
イミグレーションを無事通過し、日本で少しだけ両替していた100香港ドル札をくずすために、売店でミネラルウォーターを購入。
2ドルのコインで公衆電話から宿に電話をかける。
ドキドキ・・・。
広東語で、「もしもし」と言われたので、「Hello」と言うと、すぐに英語に切り替わった。
「予約したコンブですけど、空港に到着したので・・・。」と、英語で言うと、宿のおばさんに「ああ、着いたの!」と言われた。
やった、私の英語、通じた!!!
「今から、エアポートバスA21に乗って、インペリアルホテル前で降りて頂戴。」と言われたのはわかったが、そのあと言っていることは、何回聞きなおしても理解できなかった。
ただ、「バスを降りたら客引きがいっぱいいるから、そいつらには着いていかないように。」みたいなことと、「ペーパー」がどうのこうの・・・。と言っているのだけはわかった。
電話を切り、バス乗り場に向かおうと振り向くと、いきなり目の前に立っていた女の人に話しかけられた。
広東語だったので、最初はまったくわからなかったが、電話番号を書いた紙を手に持っていて、そしてしきりに「ユアカード」と言っている。
おそらく、「あなたの持っているテレホンカードで、ここに電話をかけてくれないか」と言っていると思われた。
私はテレホンカードなど持っていないので、丁重に断り、なおかつ「この電話はコインでかけられるよ」と教えたが、かなり残念そうな顔をされた。
なんでやねん!!!
バス乗り場に行くと、A21のバスが今にも発車しそうだったので、重いバックパックを背負いながら、猛ダッシュ。
ギリギリ間に合った。
バスおじさんに「ハウマッチ?」と聞くと、「33ダラース」と言われる。
が、小銭が1ドル足りず、オロオロしていると、「1ドルくらい、もういいから、早く乗ってくれ!!!」と怒られる。
噂に聞くとおり、香港人はせっかちなようだ。
バスは空港のあるランタオ島から、九龍に向け走る。
窓から、見たことのない風景が広がる。
はあ~~~、初めての海外。日本以外の風景。
植物も、建物も、標識も、海の色も全然違うよ。
左車線なのは、日本と同じだけど。
だんだん都会になってきた。
アナウンスなど無く、車内電光掲示板に次のバス停の名称が出るので、それで判断する。
「ホリデーインゴールデンマイル&インペリアルホテル」と表示されたので、すぐに降りた。
バスを降りると、早速客引きのインド人?に声をかけられた。
チョンキンマンションの入り口がわからず、あたりを見回していると、客引きが「ついてこい」と言う。
「やだよ」と思いながら、でも入り口がわからないので、結局ついていく形になる。
が、突然、でっかく私の名前を書いた紙を持っているおばさんに腕を引っ張られた。
「Your name??」と言ってきたので、「イエスイエス!」と頷くと、客引きがすぐにあきらめた。
ほっ。
電話で「ペーパーがどうのこうの」と言っていたのは、このことだったのか。
おばさんについていくと、チョンキンマンション内の、迷路のような通路を通る。
ここにいる人は、インド人やら、イスラム・アラブ系やら、白人黒人やらなんやら、地球上の民族が全部集まっているような人種の数のすごさったら・・・。
おばさんはいろんな人とあいさつを交わしている。
建物の汚さと、へんなニオイにクラクラしながら、お金を両替しなきゃならんことに気付く。
ワシ「あの、まだ両替してないんだけど・・・」
おばさん「両替??ここに、すっごいレートのいい両替屋があるのよ。・・・?!あ、閉まってた!!まあ、いいや。」
いいんかい!!
そう、チョンキンマンションには、両替屋がいっぱいあるのだ。
B棟3階に、ゲストハウス「Dragon Inn」はあった。
正確には、香港では、2階から一階と数えるので、4階である。
おばさんについてきただけなので、道順は全くわからんので、一回外に出たら二度と戻ってこれないかもしれないが、とりあえず到着。
事務所には、社長とおぼしきおばさんが「ハローハロー」言ってきた。
アフリカからきたと思われるゲストの次にチェックインをした。
パスポートを見せると、台帳にいろいろ記入している。
そして、まだ両替していないことを告げると、「あなたは日本円を出しなさい、おつりは香港ドルで返してあげる。OK??」
と言われた。
ま、いっか。多分ぼられてない。(アホなので計算が苦手・・・)
そのあと、部屋に案内された。
このゲストハウスは、かつて深夜特急の撮影の際に、大沢たかおが宿泊したらしい。
だから、きれいなんだろうな。
そう思っていたが・・・。
「・・・せまっ!!」
狭いのはよいが、なんか湿っぽいし、ベッドのシーツ(花柄)は取り替えてなさそうだし、なによりビックリしたのは、お風呂が無い・・・!!!
なんと、トイレと思わしきスペースに、シャワーみたいなのが水道管に引っかけているだけであった・・・。
おまけに、そのシャワー、壁にかけるところが無い!!
常に手で持っておかなければならないっぽい。
さらに、ミニアリンコ&ミニうじ虫&ミニゴッキーちゃんが・・・!!!!
ははは、今宵は虫どもと、楽しい宴になりそうじゃ。
わはははははは・・・
つづく
虫ちゃん、ミニでよかったね。
大きい方がもっと怪しくなっていいか・・・
きっと、食べ物があんまりないんでしょうね。
香港は怪しいですぞー!
もっと怪しいインドに行きたくてたまらないんですけどね。
コンブさん、すげーーーーー!
露天に浮いてるゲジゲジさんを
ちらりと見かけただけで飛び出るにゃんこ
には…香港は無理かもしれん
私は虫大好きですが、泊まるところにいたらちょっとビックリしました・・・。
しかし、にゃんこさん、虫嫌いなのによく登山できますね・・・。
大丈夫なのかな??