赤い椅子

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きれいな群青色

2017-08-27 22:18:00 | ノンジャンル
「興福寺の寺宝と畠中光享展」を一人ゆっくり見てきました。
日曜日なので混雑していましたが、
それでもたっぷり楽しんできました(*^^)v



東京日本橋高島屋の様子の画像をお借りしました。

300年ぶりに再建される興福寺中金堂。

    

その規模は平城京の大極殿に匹敵するらしい。

その柱に古文書に伝わる祖師図を「千年残る作品」として
復興する大プロジェクトの展示だという。
2018年の落慶法要に先駆けてその全貌を伝え、
興福寺の国宝像、畠中光享の作品の展覧会だ。
祖師図は完成後は金堂入口の左側の大柱に貼られるため、
近くで目の高さで見れるよい機会だという。



インドから中国を経て、日本に興福寺の教義を伝えた
14祖師の姿を描き国宝・重文含む40余点の寺宝と、
畠中光享が描く仏教世界40余点も収録されている。

ちょうど興福寺の僧侶の話と、畠中光享氏のギャラリートークの
時間に行き合わせいろんな話が聞けて良かった。

今回は歴史に残す作品なので岩絵具が変色しないように、
絵具の選定にもとても注意を払い拘ったということです。
日本画の岩絵具は元来は宝石や岩石、土など自然の原料を
多く使っていたけれども、現代ではガラスと化学物質を混ぜた
合成絵具が多く使われ、変色の問題が出ているらしい。

祖師の背景の群青色が特にきれいで、今でもこの群青色の
岩絵具は両単位で売られ、1両は15g位(約小さじ一杯)が
8千円と高価で貴重な絵具だという話が興味深かった。
祖師たちの法衣も色鮮やかで、寺に残る資料に忠実に従い
画伯独自の解釈とイメージを加え描かれたという。

天女の散華などきれいな女の人が描かれた絵も多くあった。



切れ長の目が魅力的な女性で、乳首にほっと色つけられた薄紅が
色っぽかった(*^^)v


畠中氏は、好い加減に草臥れた麻の着物の着流し姿で現われた。
こんなことを書いてもいいかな~と思いながら…
せっかくの着物姿の、右の脇縫いが15㎝ばかり解れていたのが
気になってしょうがなかった(いやなババア!)

いまネットでいろんな画像が見れます。見て楽しんでみてね!

コメント (1)
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