『こち亀』絶好調です。一時期の低迷がウソのよう。
『忍者になりたいの巻』
時代劇を見て忍者に憧れる部長。両さんが紹介してくれるゲーム。「な〜んだ ゲームかっ」と落胆するが、中川の説明で納得。
しかし操作が分からず「もうやめた! こんなもん!」とキレる、「耐え忍ぶのが『忍び』じゃなかったのかな」と鋭いつっこみ。
孫の大介くんが、両さんよりも良い「先生」。
『監視カメラ時代の巻』
派出所でモニターすることになったアイショットカメラ、それを装着したまま本屋のエロ本コーナーに向かってしまう両さん。良心の本田くんと奇跡的に携帯がつながっていて、部長や麗子に「監視」されながら司馬遼太郎を立ち読み、フェルメールの画集を現金買い。
プライバシーの侵害だと抗議するが、「勤務時間中の録画ですから侵害ではないです」と切り替えされてしまう。
『悲観的巡査の巻』
この巻一番の爆笑物。
わざわざ新葛飾署を名指しで希望してきた、中川と対等のエリート警察官、根画手部不吉(ねがてぶふきち)。IQ180にして文武両道。署長と部長がわが署を選んだ理由を訊くと「活断層が無いからです」。
この臆病さは『ゴルゴ13』へのオマージュかもしれません。
『フェルメール全点鑑賞道中記』
『監視カメラ時代の巻』でフェルメール好きということになってしまった両さんが、絵崎教授と世界中の美術館のフェルメール33点を鑑賞に行くという、拷問のような旅。名画の前でうんこ座りする両さん!
実は33点どころかもっとあると知り、全部制覇してやるという無茶ぶり。
『天国からのスナイパーの巻』
久々の天国警察登場です。「下界の世直し 天誅!」と、自分の研究成果である「面倒になる弾」を部長や中川に向け乱射する素本(すっぽん)。
他にも「ネガティブ弾」「人生どん底弾」「人間失格弾」…。しかしどん底よりさらに下の地獄の窯の底を這いずり回り、とっくに人間なんて失格している両さん。
『要注意振込め詐欺の巻』
確かに「だらしなく」なれば振り込め詐欺の被害に遭いません(笑)
『初夢の正月クルーズの巻』
超豪華客船は浮かぶヒエラルキー。最上階のペントハウスは旅行代金2億円、従業員より下の最下層は3万円。「地球上どこに行っても格差はあります」という両さんの言葉は核心を衝いている。人が皆、平等だったら「夢」は見られません。
お薦め度:★★★★☆
いい調子です! この面白さがキープされるといいですね。
にほんブログ村
漫画、マンガ、まんが、コミック |
少年漫画 |
【検索用】こちら葛飾区亀有公園前派出所 秋本治 167
『こち亀』はサクサク読めますよ!
そして「ハズレ」がほとんどない。
ちなみに第118巻以降、両さんは寿司職人になるので第119巻からは「お風呂」に入ってます(笑)
最初にちょっと読んだのって小学生の頃かなー。
ほんと、いつかは……(遠い目
マンガなんか読むヒマあったらケータイかネットですよね!
く、くやしくなんかッ、な、ないんだからっ!