アルバニトハルネ紀年図書館

アルバニトハルネ紀年図書館は、漫画を無限に所蔵できる夢の図書館です。司書のWrlzは切手収集が趣味です。

『別冊 花とゆめ』11月号

2009-09-28 | 少女漫画
 
にほんブログ村 漫画ブログへ


『オトメン』テレビドラマの俳優を表紙にするのは頼むからやめてほしい。もう二度目だし! 俺ドラマ見てないし!(笑)


『オレンジ チョコレート』第10回/山田南平。巻頭カラー。
これが読みたくてたまらないんです。今回はもう最高の面白さ! 今までも面白かったんですが、こんなに面白くなるとは思いませんでした。
第2巻が11月に出るんですが、第8話までしか採録されないのでこれからも雑誌を買い続けます。これはもう、単行本まで待ちきれませんよ。
りっちゃんと携帯メールのやりとりをするちろの反応が楽しくて仕方ありません。面と向かってごめんなさいが言えない、でもメールの文面だけ読むとりっちゃんはすごく怒っているように見えてしまう。「俺の舞はちろのだよ。」という返信の意味が分からない。返事を書こうとしては消して、また書いては消して、お風呂に入っていても悩んでしまうちろ。目の前に現れた右近と左近の前でも取り乱してしまう。

そして翌日学校に行っても携帯相手に百面相。直接合わせる顔がない。
ちろを差し置いて姫野先輩と親しくなるちろのクラスメイトの咲(さき)は、落ち込むちろを見てほくそ笑む。
本当は怒ってなどいないりっちゃん。しかし人間に姿を変えて編入してきてしまった右近と左近は「仲直りはされましたか? ちろ殿と」!
第2巻は11月19日発売。第3巻は半年後かなー?そんなに待てないよ!


『オトメン(乙男)』第39話/菅野文
サムライになれと母にしごかれた、幼い頃の飛鳥のトラウマ。春日の次の切り札は、米国人のくせに日本人よりも大和魂を持ち合わせているという日本史のミフネ・ナイト。サムライは一日3回ハラキリするものだと思い込んでる。面白いですよ。笑えるし。もうコミックスは買わないけど(笑)


『執事様のお気に入り』第30話/伊沢玲・津山冬
恋敵として登場した楠さん。焦る良ちゃん。正に待ち望んでいた展開です。
良ちゃんのこんな、唇噛みしめるような顔が見られるなんて!

「自分で選ぶ」ということを知らなかった楠嬢、良ちゃんに頼み込んで街へ連れ出してもらい、アイスクリーム屋の店頭でどれを選んで良いのか分からない。「……えっと… 何でも好きなの選んでいいんだよ?」という良ちゃんの言葉が、昔伯王に言われた言葉と重なります。
「家」に生まれた、そのことで果たすべき役割がある、周囲の期待に応えれば喜んでもらえる。だから自分の意志はないという、「お嬢様」の寂しい一面が顔を覗かせます。
良ちゃんは、伯王は家に背いているのではなく、「正直な気持ちで向き合いたい」と思ってるんじゃないかなぁと。伯王さんのことをよくわかってらっしゃるんですねと言われ、もっとわかりたいと答える良ちゃん。
氷村良を神澤伯王から引き離すための狂言誘拐の場面で、楠嬢に大切なことを教えてあげられる良ちゃんがいい。特別な才能があったり特段に優秀なわけではなくて、ただ「自然体」でいるだけで周囲に影響を与える、動かしてしまう。それは良ちゃんの心が綺麗だからなんだと思います。
真琴様は自分から外出することはないと騒然となるが、氷村に限ってそんなことは絶対ありませんという伯王の、心から信じている処もいい。
読後感が良くて、素直な温かい気持ちになれる作品です。100万部突破はダテじゃない。もっと売れますように! というか来月お休みで、続きは来年1月号。そんな…。


『群青シネマ』第4話/都戸利津
明るく馬鹿騒ぎ、悪ふざけ。高校最後の夏を思いっ切り楽しむんだという3人ですが、実はとても悲しいお話でもありました。
イギリスに行くことになったと言い出せないでいるたまき、失敗続きの映画撮影。弥方は、婚約者の汐さんを「あの人も自由のない人だからね」と言う。朝日の妹の月子は、「……弥方さんは 汐さんを好きじゃないの?」と不思議がる。楽しいことや嬉しいことは別の世界のことだと思っていたいと答える弥方。戦後の混乱期に商店や会社を買収して大きくなった家で、そういう犠牲の上に何不自由なく育った自分には家を継ぐ責任があり、汐さんもその責任の一つだと。自分には好きなものも好きな人も将来なりたいものもなくていい。
切ない。都戸利津さんが上手いので、余計に泣けます。


『なんて素敵にジャパネスク 人妻編』その四十八/山内直実・氷室冴子
大弐と帥の宮が繋がっていると知ってしまった瑠璃姫。自分の失踪以来、後宮を仕切っている大皇の宮に文を出す瑠璃姫ですが、返事が来ない!
ようやく対面が叶うが、今まで嘘ばかりついてきたので話しづらい! こうなったら嘘をつき続けるしかない! なんだかんだで大皇の宮は瑠璃姫を可愛がってくれているんです。いいよね。



『ホス探へようこそ』第19回/立野真琴
本当の黒幕が分かり、黒月と和解は出来ないまでも一時休戦できる所長。立ち退きを迫られるアンチ・アレス。
次号で最終回です。とうとう単行本を買わなかったんですが、結局「買う程じゃなかったね」という無難な終わり方をするんでしょうね。


『パタリロ!』が珍しく、前回からの続きでした。11月5日に第83巻が出るんですが、『西遊記』や『源氏物語』とかと併せるとパタリロシリーズ通算101冊目です。恐るべし。


次号、藤原規代『お嫁にいけない!』が再開です。楽しみだ!


↓私にとっては500円出す価値があるんです
にほんブログ村 漫画ブログへ
にほんブログ村
にほんブログ村 トラコミュ 漫画、マンガ、まんが、コミックへ
漫画、マンガ、まんが、コミック
にほんブログ村 トラコミュ 少女マンガへ
少女マンガ

【検索用】別冊花とゆめ 白泉社 11
コメント (2)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 四十九日 | トップ | 『シドニアの騎士』第1巻/弐瓶勉 »
最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
私も! (さっとん)
2009-09-28 11:12:47
オトメン見てないですw

原作は好きなんですケドねぇ・・・。
表紙が俳優は萎えますねw
返信する
ふろく (Wrlz)
2009-09-28 11:41:59
>さっとん様

しかもふろくがこの俳優の顔がプリントされたクリアファイル。
要らない!(笑)
返信する

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。