アルバニトハルネ紀年図書館

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『高校デビュー』第6巻/河原和音

2010-07-12 | 少女漫画
 
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晴菜が幸せの絶頂にいる今になって、ヨウの元に一本の電話がかかってくる。

世界中に配ってもなくなんないほど幸せな晴菜が、電車の中で初対面の女の子をちかんから助ける。麻美は、晴菜は今が幸せの頂点なんだー、あとは落ちる一方だーと、からかう。なぜかため息をつくヨウ。
「何でも言ってよ さあっ!!」と力強く手を伸ばす晴菜を見ただけで元気を取り戻してしまうヨウがすごくいい。

ところが晴菜は、ちかんから助けた栗原さんと偶然再会し、元カレが忘れられないという彼女を、その人がヨウの前の彼女だとは知らずに応援してしまう。ヨウから、前の彼女から電話が来ると聞いて、栗原さんから元カレがどんな人か聞いて、それでも気付かない晴菜のニブさ(笑)

「消したいんだよね」「もう思い出すのも嫌なんだ」という、ヨウの言葉。そのくらい強くヨウの中に残っている人なんだと悩みながら、晴菜は栗原さんのこともキライになれない。そして最後の迷惑だからと、日曜日の12時に来てくれるまでずっと待っているという手紙を託されてしまう。
アンタが不安になることなんか何もないと、元カノの手紙を握り潰さなかった晴菜を抱き寄せ、日曜日は朝から2人でいようとヨウは言ってくれる。
雪の降る寒い日に、アミューズメントパークで遊びながら、楽しく笑ってくれるヨウ。優しく微笑む彼氏がラブラブカップにも一緒に乗ってくれ、12時を報せる時計の音がなる。
やっぱりだめだと立ち上がり、愛想笑いをするばかりのヨウに早く栗原さんに会いに行ってと告げる晴菜。
「過去はなくならないけど きちんとむきあえばいい想い出になるかもしれないじゃない?」。

昔の彼女に会い、優しく出来なかったことを詫び、自分が変わったのはあの人と出会ったからだと、ヨウは晴菜の見てない所で晴菜がどんなに大事か明言する。

報告を待っていた晴菜に駆け寄り、1回しか言わないからよく聞いてと耳元でささやくヨウ。
「も……もう1回!!」「言うと思った」。



お薦め度:★★★★☆
つっこみに愛を感じる晴菜、毒舌でありながら彼女をとても大事にしているヨウ。
過去にきちんと向き合う二人がとてもいいです。
麻美(あっさ)が意外と重要な役割を果たしてるので私の中ではポイント高いです。



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【検索用】高校デビュー 河原和音 6

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