私は居合道を習っていた時、
徹底的に「歩き」にこだわって練習したことがありました。
足を滑らせるように綺麗に歩けるようになると、
歩くとき、頭が上下にまったく動かなくなるのです。
つまり、台の上に乗って誰かに引っ張ってもらっているような感じで、
すーーっと移動していく・・・
これが本当に美しいというより、不思議な魅力と迫力があって、
そういう歩き方に憧れて
道場を何時間も行ったり来たりして歩いたものでした。
でも、なんといっても「歩き10年」という世界ですから
がんばったって無理なものは無理というもの。
小笠原流礼法も歩き方は一緒です。
居合道の先生も礼法の先生も「履物はつま先が減るのよ」と同じことを言われ、常にそういった歩き方で過ごしていらっしゃるようです。
さすがですね。
ところで、小笠原流礼法の授業で特に面白いことがあります。
谷川先生の歩き方が、極めて「妙」なのです。
彼女は中国に長い間住んでいたため
長距離の自転車走行や歩きはお手のもの。
しかも、驚くほど重い荷物をもってサッサと歩いて行くので、
車で移動がほとんどの私には到底真似できません。
歩幅は極めて大きく男性的
かかとから着地してつま先を付けるといった理想的歩行ですが、
皮肉にも礼法とはまるで逆。
つま先から入って畳に着地して滑るように歩いて行けるよう
真面目に練習されているのですが
どうしても今までの歩き慣れた習慣から
谷川先生のつま先の部分が反りあがってしまい
おくゆかしい物静かな靴歩きしかできないのです。
それを観て何度吹き出しそうになったことか・・
もちろん、そんな私だってまともな歩き方ができるはずもありませんが
小笠原流礼法での谷川先生の歩き方を見ていると、
愛嬌があって実に面白いのです。
小笠原流礼法とは、鎌倉時代から引き継がれた日本文化がありますから
授業は素晴らしい内容なのですが
毎回先生始め、下を向いて笑いを堪える生徒たちが後を絶ちません。
みんな一生懸命覚えようとする気持ちが先に立って
「ロボット人間」のような歩き方になってしまったり、
どっちの足を出そうかと迷った挙げ句に硬直状態になってしまったりするからです。
小笠原流礼法の教室は、意外や「クスクス笑い」が絶えません。
私にとって、今では本当に楽しい(失礼)お稽古事になっています。
徹底的に「歩き」にこだわって練習したことがありました。
足を滑らせるように綺麗に歩けるようになると、
歩くとき、頭が上下にまったく動かなくなるのです。
つまり、台の上に乗って誰かに引っ張ってもらっているような感じで、
すーーっと移動していく・・・
これが本当に美しいというより、不思議な魅力と迫力があって、
そういう歩き方に憧れて
道場を何時間も行ったり来たりして歩いたものでした。
でも、なんといっても「歩き10年」という世界ですから
がんばったって無理なものは無理というもの。
小笠原流礼法も歩き方は一緒です。
居合道の先生も礼法の先生も「履物はつま先が減るのよ」と同じことを言われ、常にそういった歩き方で過ごしていらっしゃるようです。
さすがですね。
ところで、小笠原流礼法の授業で特に面白いことがあります。
谷川先生の歩き方が、極めて「妙」なのです。
彼女は中国に長い間住んでいたため
長距離の自転車走行や歩きはお手のもの。
しかも、驚くほど重い荷物をもってサッサと歩いて行くので、
車で移動がほとんどの私には到底真似できません。
歩幅は極めて大きく男性的
かかとから着地してつま先を付けるといった理想的歩行ですが、
皮肉にも礼法とはまるで逆。
つま先から入って畳に着地して滑るように歩いて行けるよう
真面目に練習されているのですが
どうしても今までの歩き慣れた習慣から
谷川先生のつま先の部分が反りあがってしまい
おくゆかしい物静かな靴歩きしかできないのです。
それを観て何度吹き出しそうになったことか・・
もちろん、そんな私だってまともな歩き方ができるはずもありませんが
小笠原流礼法での谷川先生の歩き方を見ていると、
愛嬌があって実に面白いのです。
小笠原流礼法とは、鎌倉時代から引き継がれた日本文化がありますから
授業は素晴らしい内容なのですが
毎回先生始め、下を向いて笑いを堪える生徒たちが後を絶ちません。
みんな一生懸命覚えようとする気持ちが先に立って
「ロボット人間」のような歩き方になってしまったり、
どっちの足を出そうかと迷った挙げ句に硬直状態になってしまったりするからです。
小笠原流礼法の教室は、意外や「クスクス笑い」が絶えません。
私にとって、今では本当に楽しい(失礼)お稽古事になっています。
目に浮かびます
うちの旦那さん
都内で同じ礼法習っていますが、
自宅でそういう歩き方(板の上すぅーっと引っ張る)を
日ごろ実施しています。
あははと
私は内心 笑っちゃいます。
でも
空気が違っていいもんですね
山本先生にはいつもご指摘いただき、申し訳ないです。
身に付くまでには、まだしばらく時間がかかりそうですが、とにかくまず気を付けることから心がけます。
皆さま、どうぞよろしくお願いいたします。