長田百合子と谷川栄子の健康ブログ

カラダとココロを守る健康術満載! 主婦も必見!

命日

2014-05-26 23:49:34 | ライフスタイル
小さい時、祖母はタンスの中にこっそり果物を持っていて
私によく「一緒に食べよう」と皮をむいてくれましたが、その方法が実に素晴らしいのです。
はっさくなら、まずナイフで6等分に切れ目を入れて上の皮をむき
身をねじりとって器を作ります。

つぎに実から薄皮を綺麗に取りのぞき
宝石のようにピカピカのはっさくの身だけを、皮でつくった器に戻すのです。
あんまり綺麗なので、食べるのがもったいなくて
一つ一つ味わって食べたものでした。

そんな祖母が亡くなり
祖父が亡くなり
2人を最後まで看取った母が亡くなり
2年前に父が亡くなり
とうとう私が、祖母と呼ばれる立場になりました。

5月24日は母の命日。父が母の名前を呼びながら、いつまでも泣き止まなかった日です。
お墓を洗って、好物のお酒とトマトジュースとチーズをお供えして
兄弟で手を合わせてきました。

家の外は、草が生えていたので、泊まり込みで2日間かけて草むしり。
父と母が自慢の庭はただの草むらと化していて、小規模な密林のような状態でした。
名古屋に戻った昨日は疲れ切っていて、夕方6時頃から倒れ込むように朝まで熟睡してしまいました。
実は困ったことがあって・・・はっさく1つでも大切にタンスにしまうような家族だったため、家の中には亡くなった人たちの使用した物で溢れています。
昔の人たちは物を大切にしたので、家の中にも何から何まで捨てずに残されています。
私たち兄弟にとって、これをどう処分するか・・現在いちばん大きな悩みになっています。

やっぱり生きる上で、最低必要な物だけ買い、要らない物はどんどん捨てた方がいいですね。私が死ぬ時は、せめて後々迷惑がかからないよう、極力アッサリしておこうと思います。身の周りも、自らの心も、家の中も・・・。

写真は何度かここで添付させて頂きましたが、実は祖母の真似をして作ったデコポンなんです。