長田百合子と谷川栄子の健康ブログ

カラダとココロを守る健康術満載! 主婦も必見!

助けられたら助けに回る大切さ(長田ゆり子)

2013-04-20 23:34:41 | ライフスタイル
今日も二軒
高齢者施設を慰問に行ってきました。

私がソロでポッケリーニの「メヌエット」を弾いた後で
「みなさん、私は一体どれくらいバイオリンを弾いていると思いますか?」と尋ねます。

すると「三歳から」とか
「三十年」とか
「十年」とか、いろんな答えが返って来ますので
「一年四カ月ですよ」と申し上げると
みんな「えーーっ」と言って驚かれます。

それで、こう申し上げるんです。
「私はね、凄いでしょう・・なんて威張りたい訳じゃないんです。
57歳から始めたバイオリンが、たった一年四カ月しか経っていないのに
今、59歳の私には無くてはならない
大切な生甲斐になっているんですよ・・・ということを申し上げたいのです。
おじい様、おばあ様
今からでも全然遅くないので、どんなことでもいいから
新しくお稽古事を始められては如何でしょうか。
例えばバイオリンは
ドレミの位置が定められていないし、弓を持って弾かなきゃいけないから
とっても頭の運動になるし、心のメンタルケアにもなるんですよ」
そう言うと
さっそく、おじい様やおばあ様からいろんな質問が飛んできます。

「バイオリンはどんな人でも弾けるのか」
「♪が読めないけど弾けるのか」
「どんな楽器が簡単か」
今日は、あるおばあ様が「まあ、私、バイオリンが弾きたくなっちゃったわ。これから本当に弾こうかしら」と仰いました。

このように、ただバイオリンを弾いて帰るのでは意味がありません。
私たちは、高齢者の方々ががんばって築き上げて下さった日本に乗っかって
こんなに豊かに生かされています。
つまり「助けられた」のですから、今度は私たちが高齢者の方々を「助ける」番です。

少しでも高齢者の方々に元気を出していただけるように
そして夢や生甲斐を持っていただけるよう
いつも小さな工夫して、
バイオリン演奏に伺いたいと思っています。


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2 コメント

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おかえし4392 (みゆき)
2013-04-22 08:05:42
子どものことで悩んでいる時、職場の先輩はいつもグチを聞いてくれました。
聞いてくれるだけで随分気持ちが楽になりました。
時には私の悪いところを叱ってくれました。
どれだけ助けられたか知れません。

仕事場が別々になって1年もしない頃、先輩が職場でいじめられていることを知りました。
温かくて、人のことを思う先輩でしたが
もろいほど傷つきやすい人でもありました。

今度は私が聞き役でしたが、どうすることもできず、
子どものことで助けてもらったこと、先輩の良いところ
そんなことを伝えることしかできませんでした。
結局、1年を残して仕事を辞めました。

今、先輩は72歳になりました。
今でも時々会ってお互いの無事(?)を確かめています。
先輩からしてもらったことを、今度は私のような人にしてあげようと思っています。
タイトルからそんなことを思いました。

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Unknown (瑠璃)
2013-04-23 04:07:01
お年寄りが築いてくださった今に
私たちが住まわせていただいている。

感謝して、お年寄りの方に
何がお返しできるのか・・・

そんな風に考えたことなど、ありませんでした。

ありがとうございます。
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