長年、人の心の内を読んで生きてきました。
まず、物心ついた時には「自分の家は喧嘩の絶えない家なのだ」ということを知り、
いつ酒を飲んで暴れ出すのかと祖父の心を窺ってはビクビクし、
一方で母親の心は傷ついていないだろうかと窺いながら育ちました。
中学校に入ると、講談社の本(『親がかわれば子どももかわる』)になったほど壮絶なイジメに遭い、今度はクラスメートの心の内を窺っては針の筵のような日々を過ごしました。
学校に居る間、四方八方にアンテナを張り巡らし、後ろに居るクラスメートの状態を気配で感じ取り「今、私の陰口を言っている」と思うようになりました。
極力イジメを避けて通りたいとの思いで相当集中していましたので、
私の勘はけっこう当たっていたかも知れません。
二十歳過ぎた頃から「人に対する恐怖心」を掻き消す訓練も兼ねて、
一軒一軒家庭を訪問して学習塾の生徒募集にエネルギーを注ぎました。
玄関を開けると、応対する母親の顏、声の質、玄関の状態、続いて廊下や家具の配置など、必ずその家独特の個性がありました。
昔から「玄関は女の顏」と言いますが正にその通りで、
母親の心理状態を速やかに窺い知れるようで驚くとともに感動でした。
それがあまりにも面白かったので、知らない間に人と話す恐怖は無くなって行きました。週に二回の生徒募集といったサイクルで280軒以上の教室の周りを二十年にわたって歩き続けた訳ですから、
私の開けた玄関の数は万単位だと考えます。
私の人生は、どうやら人の心を窺うことが主体になっているようです。
さて、そんな経験から一言。
「はい」という良い返事がにこやかに返ってきても、相手の心の中に反発があると、悪いエネルギーが一瞬にして戻ってきます。
その瞬間を、私に限らず、人は見逃さないはずです。
しおらしく「すみません」と反省の言葉があっても、心の中で反発している人からは落ち着かない、軽く浮いたようなエネルギーを窺い知ることができます。
嫌な事は速やかに消し去って他所事を考えようとする、
聞く耳を持たない反発のエネルギーを発しているからです。
人は多かれ少なかれ、動物的勘を持っています。
それが子どもとなれば、尚更です。
子どもはまったく雑念の無い真っ白な心で、恐ろしいほどの観察力を持って親の心を窺っています。
親は、心が弱くても頭が悪くてもかまいません。
ただ、いつの日も爽やかに、明るく、素直なに心で生きることは、とても大切なことだと言えます。
まず、物心ついた時には「自分の家は喧嘩の絶えない家なのだ」ということを知り、
いつ酒を飲んで暴れ出すのかと祖父の心を窺ってはビクビクし、
一方で母親の心は傷ついていないだろうかと窺いながら育ちました。
中学校に入ると、講談社の本(『親がかわれば子どももかわる』)になったほど壮絶なイジメに遭い、今度はクラスメートの心の内を窺っては針の筵のような日々を過ごしました。
学校に居る間、四方八方にアンテナを張り巡らし、後ろに居るクラスメートの状態を気配で感じ取り「今、私の陰口を言っている」と思うようになりました。
極力イジメを避けて通りたいとの思いで相当集中していましたので、
私の勘はけっこう当たっていたかも知れません。
二十歳過ぎた頃から「人に対する恐怖心」を掻き消す訓練も兼ねて、
一軒一軒家庭を訪問して学習塾の生徒募集にエネルギーを注ぎました。
玄関を開けると、応対する母親の顏、声の質、玄関の状態、続いて廊下や家具の配置など、必ずその家独特の個性がありました。
昔から「玄関は女の顏」と言いますが正にその通りで、
母親の心理状態を速やかに窺い知れるようで驚くとともに感動でした。
それがあまりにも面白かったので、知らない間に人と話す恐怖は無くなって行きました。週に二回の生徒募集といったサイクルで280軒以上の教室の周りを二十年にわたって歩き続けた訳ですから、
私の開けた玄関の数は万単位だと考えます。
私の人生は、どうやら人の心を窺うことが主体になっているようです。
さて、そんな経験から一言。
「はい」という良い返事がにこやかに返ってきても、相手の心の中に反発があると、悪いエネルギーが一瞬にして戻ってきます。
その瞬間を、私に限らず、人は見逃さないはずです。
しおらしく「すみません」と反省の言葉があっても、心の中で反発している人からは落ち着かない、軽く浮いたようなエネルギーを窺い知ることができます。
嫌な事は速やかに消し去って他所事を考えようとする、
聞く耳を持たない反発のエネルギーを発しているからです。
人は多かれ少なかれ、動物的勘を持っています。
それが子どもとなれば、尚更です。
子どもはまったく雑念の無い真っ白な心で、恐ろしいほどの観察力を持って親の心を窺っています。
親は、心が弱くても頭が悪くてもかまいません。
ただ、いつの日も爽やかに、明るく、素直なに心で生きることは、とても大切なことだと言えます。
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