母親の感性が、あまりにも大きく欠けていると判断した場合、
これを訓練して磨く長田独自の方法があります。
まず、集中して思う物を相手に提示します。
それに対して、一日中あらゆる角度から、いろいろと思いを巡らせてもらい最後に子供に関連付けて作文にまとめ上げて下さい
と指導するのです。
下記は「名もない花一輪を摘んで来て一日あらゆる角度から思いを巡らせて下さい」
と、ある母親に指導した時
その後で提示した私の例文です。
――――――――――――――――――――――――
雨に濡れて、道端に寒々しく咲いていた小さな花一輪。
摘んで、暖かい我が家の一輪挿しに飾りました。
冬はやがて春になる
冷たい雨が降り続くこともない
けれども
明日をも知れないはかない命を、何だか私の手の中で守ってあげたくなりました。
やがて、花びらを一枚ずつ散らして、静かに枯れ行くのでしょうか
それとも、ある日突然、首をもたげていってしまうのでしょうか。
我が子は私の下で温まることもできず、凍えるような心で生きていたでしょう。
苦しみを訴えることもできず、毎日のように涙に濡れていました。
陽に向かってすくすく育つことのできなかった我が子は
ある日突然、その可愛らしい顔をもたげて潰れてしまいました。
社会の片隅で小さくなって凍えていた我が子に気づき
温かくて穏やかな心で包み込んであげていたなら・・・
そうと思うと、詫びる言葉も見つかりません。
いつか
誰かに支えられて起き上れる日がくるように
私からまず陽に向かって歩まなくてはならない。
人から笑われてしまうような小さなことかも知れないけれど
いつもこつこつ目標を立てて
前へ前へと確実に歩んでいかなくてはならない。
名もない小さな花
少しでも暖かく生きられるように
私が最期まで穏やかな心で包み込んであげようと思います。
これを訓練して磨く長田独自の方法があります。
まず、集中して思う物を相手に提示します。
それに対して、一日中あらゆる角度から、いろいろと思いを巡らせてもらい最後に子供に関連付けて作文にまとめ上げて下さい
と指導するのです。
下記は「名もない花一輪を摘んで来て一日あらゆる角度から思いを巡らせて下さい」
と、ある母親に指導した時
その後で提示した私の例文です。
――――――――――――――――――――――――
雨に濡れて、道端に寒々しく咲いていた小さな花一輪。
摘んで、暖かい我が家の一輪挿しに飾りました。
冬はやがて春になる
冷たい雨が降り続くこともない
けれども
明日をも知れないはかない命を、何だか私の手の中で守ってあげたくなりました。
やがて、花びらを一枚ずつ散らして、静かに枯れ行くのでしょうか
それとも、ある日突然、首をもたげていってしまうのでしょうか。
我が子は私の下で温まることもできず、凍えるような心で生きていたでしょう。
苦しみを訴えることもできず、毎日のように涙に濡れていました。
陽に向かってすくすく育つことのできなかった我が子は
ある日突然、その可愛らしい顔をもたげて潰れてしまいました。
社会の片隅で小さくなって凍えていた我が子に気づき
温かくて穏やかな心で包み込んであげていたなら・・・
そうと思うと、詫びる言葉も見つかりません。
いつか
誰かに支えられて起き上れる日がくるように
私からまず陽に向かって歩まなくてはならない。
人から笑われてしまうような小さなことかも知れないけれど
いつもこつこつ目標を立てて
前へ前へと確実に歩んでいかなくてはならない。
名もない小さな花
少しでも暖かく生きられるように
私が最期まで穏やかな心で包み込んであげようと思います。
一輪の花でも、命はそこにあるの
と、気がつきました。