今、古材の加工をしているのですが、ワレが入っているのでチギリを入れました。
その加工方法の紹介
まずは、こんな道具を使います。
①
チギリの部材は紫檀、角度出しが容易な軸傾斜の昇降盤で切ってこの形にします。
道具は トリマー 追い入れ鑿 鎬鑿 玄翁
②
先を細くとがらせた鉛筆で形を写します。
③
トリマーに6mmのビットを付けて荒堀りします。 数が多ければ型板を作りますが少数ならフリーハンドで削ります。
④
追い入れ鑿で大体の形を削り、角はこの鎬鑿(しのぎノミ)を使います。
⑤
木工用ボンドを入れて叩き込み、出っ張った部分を切り落とします。傷つき防止に厚紙を敷いています。
その後に鉋で削れば完成
⑥
コツは『精確な加工』と『ノミの切れ味』
当たり前の事で“コツ”になっていませんね(笑)
チギリは目立つので失敗出来ません。慎重に丁寧な加工が必要ですが慣れればそれほど難しいものではありません。