続・旅するデジカメ 我が人生

デジカメ片手に 美しい自然を求めて今日も

雨に濡れる 名勝 松濱軒 in 熊本・八代市

2015年11月15日 00時00分00秒 | 公園・庭園

雨に濡れる 名勝 松濱軒

-しょうひんけん-

熊本・八代市

 

松濱軒は元禄元年(1688)

八代城主(第三代) 松井直之が 母 崇芳院尼のために建立した茶庭です。

当時は松波越しに八代海・宇土半島、

さらに遥か雲仙を望む雄大な眺望の庭園でした。

松濱軒の名もこれに由来しています。

伸びやかな池には配石がみられ、

西寄りの赤女池周辺に石組みが施された築山を座敷から眺める。

奥行きのある景色を形成しています。

また西寄りには

茶庭に繋がる池に八つ橋が架けられ、絵画の画題を想起させます。

池の東よりの中心となる中島の一部には

桂離宮天橋立の景色に似た洲浜部が見事に造形されていて

大名庭園として変化に富んだ風情を形成しています。

このように

雄大な海と遥かな山岳の景色を取り込んだ意匠を持つ、江戸時代初期の

大名庭園として良好に保存されていて貴重であり、

平成14年に国の名勝に指定されました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

今日も

最後までご覧頂きましてありがとうございました。

明日も皆様のお越しをお待ちしております。