| 昨日は三重県の創業165年の清酒メーカー（株）宮崎本店６代目社長の宮崎社長様のお話を聞きました。 清酒「宮の雪」は27年モンドセレクション金賞受賞を誇り、焼酎「キンミヤ」は通の間で隠れた人気となっている２つのトップブランドを造っています。 また清酒メーカーでは初めてISOを取得したという、意識の高い企業でもあります。 とてもいいお話でしたので、私なりの感想をまとめてみたいと思います。 造り酒屋は家業であり、いわゆる「ファミリービジネス」で、その点が社長さんにとってネックになっていて、何とか家業から企業への転換をしたいと様々な取り組みを長年実行してみえました。 その成果があり、ISOの初取得や長年の受賞に繋がっています。 ニューヨークにお嬢様がいてアメリカにも清酒を販売してるそうですが、「ファミリービジネス」の良さを海外の方から逆に教えられたそうです。 「ファミリービジネス」の３つのメリットは ・企業の思想がぶれない。理念が同じ ・決定が早い。 ・株主は親戚などの身内がほとんどで株主の利益より社員のことを考えることがで きる（これはトップの方の意識によると思います） 引け目を感じていたファミリービジネスが海外の方に教えてもらえたことで、自信を持って取り組めるようになったそうです。 自社の強みというのは以外に外から教えてもらえることが多いが、自社の強みを把握して中小企業はニッチマーケットよりさらに搾った「カルトマーケット」で勝負しなくてはいけないそうです。 そして最後は私自身の業界のお話でしたので、とても興味深く、印象に残っています。 大企業も中小・零細企業も目指す理想は 顧客満足（CS）、社員満足（ES）、企業の社会的責任（CSR）が揃っていることです。 これがすべて出来ている企業はなかなかないけれど、最も理想的な形で出来ているのは 「ロマネコンティ」を造っているドメーヌ・ド・ラ・ロマネコンティ(D.R.C.)社 みなさんご存知の「ロマネコンティ」は生産量が少なく世界中のワイン愛好家から死ぬ前に一度は飲んでみたいと恋慕われているワインです。 それほど顧客に夢を与えているワインであり、それを造れることに社員は大きなプライドと誇りを待っています。 また世界中から「ロマネコンティ」の小さなの畑を見るために、毎年多くの人がブルゴーニュを訪れていて、地域に大きく経済効果をもたらせています。 お客様に恋焦がれてもらえ、社員はそんなワインを造れることに誇りを感じ、地域でなくてはならない企業となっています。 売り上げ規模からすれば、それほど大きな企業ではないけれど、顧客満足（CS）、社員満足（ES）、企業の社会的責任（CSR）、すべてが完璧に満たされている企業です。 お客様に喜んでもらえる商品やサービスを提供し、そのことに社員が喜びを感じて、地域でも認めてもらえる企業・・・もちろん難しいことですが 企業の規模の大小ではなくそこを目指していくべきだということでした。 宮社長さんは清酒メーカーですが、ワインが大好きだそうで、一度だけ「ロマネコンティ」を飲まれたことがあるそうです。 友人が新居を建てられた時に、4人のお仲間と８万円づつ出し合って「ロマネコンティ」をお祝いに持っていったら、なんとそれを開けてくださり皆さんも一緒に飲むことが出来たそうです。 その話をすると、決まって「どんな味だった？」と聞かれるのですが、表現が難しいので「筆舌に尽くしがたい」と言ってお茶を濁しておくそうです。 ３２万円の「ロマネコンティ」であれば、きっとまだヴィンテージが若いワインかなぁと想像すると、貧乏性の私としては、もう少し寝させてもよかったのにと思ってしまいました。 でも、いつかと思っているとなかなか飲めないので、皆さんが揃ったチャンスの時に思い切って飲んで正解だったとも思います。 共有の素晴らしい体験ができたので、その後何年もその話題で楽しめますものね！ それはワインの大きな魅力だと思います。 仲間といろいろと語りながら楽しめる夢のある飲み物だと思います。 そんなワインの販売に携われることに、幸せと誇りをこれからも持っていきたいと、確認でした素敵な時間でした。 |
＊～＊～＊～ アミの想い ～＊～＊～＊～＊～＊
大切な人たちとの楽しいおしゃべり、幸せな時間
自然の恵みに感謝と喜びあふれる豊かな時間
私たちの笑顔、喜び、幸せが地域に波及して
明るい未来につながることを心から祈っています。
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