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ワインセミナー「ぶどう品種による飲み比べ シャルドネ×ピノ・ノワール」をしました。

2019-05-28 12:58:10 | アミ イベント

2019年5月24日ワインセミナー「ぶどう品種による飲み比べ シャルドネ×ピノ・ノワール」をしました。

シャルドネ種はフランス国内から造り方の違いによる味わいの違いを飲み比べてもらいました。

 ピノ・ノワール種は、ドイツ、フランス、カリフォルニアで、国による違いを体験してもらいました。

来月は6月22日19時から「ぶどう品種による飲み比べ ソーヴィニヨン・ブラン×カベルネ・ソーヴィニヨン」です。 ご興味のある方はお早目にお申込みよろしくお願います。

 


■本日のワインリスト

≪シャルドネ飲み比べ≫

★ペイ ドック シャルドネ2017

 フランス ラングドック
 ぶどう品種 シャルドネ

萄は完全に熟した状態で収穫します。空気圧プレスで圧搾した後、質の良い果汁だけを選んでワインにします。
アルコール発酵は15度の低温にコントロールしながらステンレスタンクで行います。
熟成はステンレスタンクで、綺麗な澱とともに5ヶ月熟成させます。
熟成中はソフトな味わいを出し、アロマを深めるためにバトナージュを行います。
グリーンがかったゴールデン イエロー。レモンやオレンジなど柑橘系の果実や青りんごのアロマの中に、かすかにフレッシュなタイムを思わせるハーブのニュアンスが感じられます。
口に含むとジューシーでとてもバランスが良く、余韻はとてもフレッシュです。


☆マコン ヴィラージュ 2016
                          
 フランス ブルゴーニュ マコン ヴィラージュ
 ぶどう品種 シャルドネ100%
  生産者 カーヴ・ド・リュニー

マコネー地区で定評のある協同組合。フレッシュな柑橘系のアロマとアカシアの花などのフローラルな香り。
果実味のボリューム感と酸味のバランスに優れた白ワインです。
(2016)コンクール・デ・ブルゴンディア2017 金賞 (2015)パリ農業コンクール2016 金賞


☆リムーラ・ペイルジャック2016
                          
  フランス ラングドック
  品種:シャルドネ85%、モーザック15%(樹齢45年) 
  熟成:バリック10カ月(新樽10%)
   生産者 シャトー・アントニャック

ラングドックで最初に植えられたシャルドネの古樹、若樹、樹齢45年のモーザックをブレンドし、独特なテロワールを表現。
オート・ヴァレの特徴であるフレッシュかつミネラリーなキャラクターと、アロマティックな完熟果実の調和が素晴らしい。
バニラ、ナッツの甘く華やかな香り。口当たりは丸く滑らかで、ブルゴーニュ的な品の良さも感じられるフルーティなフルボディ。
絶大なコスパ!プティ・ムルソー的存在!


≪ピノ・ノワール飲み比べ≫

☆シュペートブルグンダー フォン・ロス2017
                         
  ドイツ バーデン
  ぶどう品種 シュぺートブルグンダー 100%
  熟成  バリック12ヶ月
  生産者 フランツ・ケラー

2010年にはドイツ赤ワイン生産者No.1に贈られる「BESTE ROTWIENKOLLEKTION」に選出され、「Eichelmann」5つ星も獲得している。
主にバスガイゲとオーバーベルゲン周囲の畑のブドウを使用。平均樹齢は15-20年で、土壌は黄土(ロス)。ストロベリーやチェリーといった甘やかな赤系果実のアロマ。フレッシュな果実味と心地よい酸を持つピノノワールで、適度なタンニンも楽しめる。ピュアでワインに一体感があり、滋味深い。


☆メゾン・ジョゼフ・ドルーアン ブルゴーニュ ピノ・ノワール2016
                          

フランス ブルゴーニュ 
ぶどう品種 ピノ・ノワール
生産者 メゾン・ジョゼフ・ドルーアン

ぶどうは主にコート・ド・ボーヌから全て手摘みされ、選別されます。破砕・除梗されたぶどうは、木桶又はステンレスタンクで発酵、樽とステンレスタンクで熟成させることによりワインは複雑さを持ちながらも果実味を保ちます。心地よいさくらんぼのような酸味、そしてフレッシュな果実味とやわらかなタンニンのある、バランスに優れたエレガントなワイン。エントリークラスのワインながら、偉大なブルゴーニュワインの素晴らしさを感じられるハイスタンダードな1本です。

メゾン・ジョゼフ・ドルーアン
1880年にブルゴーニュワインの中心地ボーヌに創立され、120年以上もの間、家族経営にこだわり、頑なに創業当時から受け継がれるテロワールへの信念を守りつづけるブルゴーニュを代表するワイナリーです。
1990年代よりビオディナミ(生体力学農法)に取り組んでいます。
それぞれの土地の地方色、そして各々のヴィンテージを忠実に反映されるワイン造りを続けてきており、世界中の愛好家から絶賛されています。


★ピノ・ノワール ミッションラベル 2014
                          

  カリフォルニア サンタバーバラ サンタ マリア ヴァレー
  ぶどう品種 ピノ・ノワール100%
  熟成 フランス産樽熟
  生産者 オーボン クリマ ワイナリー

日系墨絵画家ドリュー・カタオカ女史の手によるサンタバーバラミッションのオリジナルラベル。透明感に優れた落ち着いた印象を持ち、今飲んでも十分に楽しめるよう造られています。

オーボン クリマ ワイナリー
世界的に高い知名度を持つサンタバーバラの巨匠。カリフォルニアでブルゴーニュスタイルのエレガントなワインを造る先駆者
オーナーのジム・クレンデネン氏がブルゴーニュの神様アンリ・ジャイエ氏に師事したというのは有名なお話。醸造過程においても余計な手は加えず開放タンクで野生酵母での発酵させる古典的な手法をとっています。

 *~*~*~  アミの想い  ~*~*~*~*~*

   大切な人たちとの楽しいおしゃべり、幸せな時間
   自然の恵みに感謝と喜びあふれる豊かな時間

   私たちの笑顔、喜び、幸せが地域に波及して
   明るい未来につながることを心から祈っています。

  *~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*

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南仏の爽やかな白ワインとローヌ地方のパワフルな赤ワインが無料試飲できます。チーズも入荷!

2019-05-25 10:49:06 | アミ イベント
本日の無料試飲ワインは南仏の爽やかな白ワインとローヌ地方のパワフルな赤ワインです

柑橘系の香でフレッシュながら後味が深い「ペイ ドック シャルドネ2017
濃厚な果実味が詰まっているけど後味がスムーズな「コート デュ ローヌ ルージュ ル プティ アンデゾン

どちらもグッドバリュー!!さすが南フランスですね!
  
チーズも2種類入荷しました!
イタリアのゴルゴンゾーラ(青かび)とフレッシュなマスカルポーネが層になった食べやすいチーズと
フランスの久田のオリジナルカマンベールはリーズナブルな本格的白カビチーズです

今夜はワインセミナー「ぶどう品種による飲み比べ シャルドネ×ピノ・ノワール」
どちらもフランス ブルゴーニュを代表するぶどう品種です

急遽ブルゴーニュワイン委員会協賛のプロモーションとして下記の内容にて開催決定しました
フレンチの老舗「ラパン アジル」さんの協力を得て「ブルゴーニュワイン&フレンチを愉しむ夕べ」

  6月8日(土) 19時から

ご興味のある方は詳細をお問い合わせください


皆様のご来店をお待ちしています



■本日のワインリスト

★ペイ ドック シャルドネ2017

 フランス ラングドック
 ぶどう品種 シャルドネ

萄は完全に熟した状態で収穫します。空気圧プレスで圧搾した後、質の良い果汁だけを選んでワインにします。
アルコール発酵は15度の低温にコントロールしながらステンレスタンクで行います。
熟成はステンレスタンクで、綺麗な澱とともに5ヶ月熟成させます。
熟成中はソフトな味わいを出し、アロマを深めるためにバトナージュを行います。
グリーンがかったゴールデン イエロー。レモンやオレンジなど柑橘系の果実や青りんごのアロマの中に、かすかにフレッシュなタイムを思わせるハーブのニュアンスが感じられます。
口に含むとジューシーでとてもバランスが良く、余韻はとてもフレッシュです。



コート デュ ローヌ ルージュ ル プティ アンデゾン

フランス・ローヌ
 ぶどう品種 シラー グルナッシュ
  ステンレクタンクで約6ヶ月

全体の2/3にシラーを使用しています。アルコール発酵は天然酵母を使用し、約22度に温度コントロールをしながらステンレスタンクで2~3週間行います。
マロラクティック発酵の後、澱引きを行い、ステンレスタンクで約6ヶ月熟成させ、ノンフィルターでボトリングします。
驚くほどしっかりとした果実味があり、非常にバランスのとれた味わいです。

 *~*~*~  アミの想い  ~*~*~*~*~*

   大切な人たちとの楽しいおしゃべり、幸せな時間
   自然の恵みに感謝と喜びあふれる豊かな時間

   私たちの笑顔、喜び、幸せが地域に波及して
   明るい未来につながることを心から祈っています。

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暑い季節にシュワシュワの泡&コスパ高いイタリア赤ワインが無料試飲できます!

2019-05-18 11:10:08 | アミ イベント
五月晴れが続きますね。
先日久々に家の近辺を孫と散歩したら、様々なお花が咲き新緑が爽やかで、心が洗われました!

連休に訪れた北イタリアの5つの地域の7ワイナリー訪問記をブログにまとめてみました

ご興味がある方は、下記のページです
https://blog.goo.ne.jp/wineami/c/213b5a656c9f52b41c2534bad8a253d0

ロンバルディア州 フランチャコルタカステッロ ボノミ
                 「ベラヴィスタ
ピエモンテ州 バローロフォンタナフレッダ
           「マルケージ・ディ・バローロ
トスカーナ州 キャンティ クラシコカステロ・ディ・ヴェラザーノ
       キャンティ ルフィーナフレスコバルディ カステロ・ディ・ニポッツァーノ
トスカーナ州 モンタルチーノシロ パチェンティ


さて本日の無料試飲も北イタリアのワインです
どちらも久々に入荷した人気のワインです!

ピエモンテ州を代表する泡アスティ・スプマンテはマスカット種の少し甘いワインですが、アスティ セッコ 958」は甘さを抑えた辛口でこれからの暑い季節においしいです
ラベルもキュートで思わずウキウキします。アウトドアにもぴったり!

トスカーナ州の赤ワイン「セルヴァート トスカーナ ロッソ」は、ルカ・マローニ94点と高得点で、しかもリーズナブル!
バーベキューと気軽にお召し上がりいただけます。

皆様のご来店をお待ちしています
 
  


■本日のワインリスト

★アスティ セッコ 958

  イタリア ピエモンテ州
  ぶどう品種 モスカート・ビアンコ
  醗酵:ステンレス・タンクにてシャルマ方式

マスカットの華やかな香りに、爽やかな果実の甘味と凝縮感、酸味のバランスが非常によく、飲みやすいやや辛口。
上質のマスカットを使用したスパーリングワインです。


セルヴァート トスカーナ ロッソ


  イタリア トスカーナ州  
  ぶどう品種 サンジョヴェーゼ60%カベルネ・ソーヴィニヨン25%メルロー15%
  醗酵:ステンレス・タンク/主醗酵後、マロ・ラクティック醗酵   
  熟成:オーク樽熟成 6カ月(225L、新樽10%)

トスカーナ州の濃厚な赤ワイン。熟したブルーベリーやカシスの香り、樽からくるバニラの香りも広がります。肉料理と相性が良く、力強い果実味と豊かなタンニンが余韻に長く残ります。
ルカ・マローニ94点

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   大切な人たちとの楽しいおしゃべり、幸せな時間
   自然の恵みに感謝と喜びあふれる豊かな時間

   私たちの笑顔、喜び、幸せが地域に波及して
   明るい未来につながることを心から祈っています。

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トスカーナ州 モンタルチーノ Siro Pacenti (シロ パチェンティ)

2019-05-15 14:32:56 | 2019北イタリアワイナリーの旅
2019年5月2日 トスカーナ州 モンタルチーノ
Siro Pacenti (シロ パチェンティ)

モンタルチーノは、バローロやバルバレスコと並んで高い評価を得ているイタリア赤ワイン「ブルネッロ ディ モンタルチーノ」の生産地です。

モンタルチーノは2000年以上も前からワインは造られていて、なおかつ大変高い評価を得ていました。

この地の伝統的なぶどうは「ブルネッロ」や「ブルネッリ」と呼ばれるぶどうで赤ワインが造られていましたが、1800年代中盤になってサンジョベーゼの一種と確認されました。

モンタルチーノ地区で収穫されるサンジョヴェーゼは、キアンティなどの他の地区のサンジョヴェーゼと比べて一般的に果皮がグロッソである(= 厚い)ことから、『サンジョヴェーゼ・グロッソ』と呼ばれています。

それゆえ 味が強すぎるという難点がありましたが、当時のサンティ家当主だったクレメント・サンティが、スロベニア産の大樽で長期間熟成させるという方法により、ブルネッロの難点だった強いタンニンと酸の調和を図ることに成功しました。(1865年~69年にかけて)

1869年サンティの1865年産のワインはモンタルチーノ農業委員会により銀メダルが授与されました。

その翌年ブルネッロは重要な国際的な賞を獲得してパリやボルドーでもフランスの赤ワインに勝つまでになりました

サンティはブルネッロ ディ モンタルチーノの父祖と呼ばれています

現在では小樽を用いてブルネッロ・ディ・モンタルチーノを醸造するワイナリーも出てきていますが、その伝統的な醸造方法を受け継いでいるメーカーも健在です。

そのように作られるブルネッロ・ディ・モンタルチーノの特徴は、力強くて厚みのある味わいと、長期間熟成によってもたらされるかぐわしくて複雑な香りを持っていることです。そういった要素がぶつかり合うのではなく、バランス良く感じられるという点が大きな魅力となっています。

ブルネッロは1980年以降ワイナリー数や生産本数が増加して、国際市場に広く認知されるようになりました。

1999年には『ワイン・スペクテーター』は、20世紀のベスト12ワインに選び、2006年にはブルネッロに世界ランク1位の栄冠を与えました。



今回訪問したシロ パチェンティは家族経営のワイナリーで、創業者である父親の名前シロ パチェンティをそのままワイナリー名としています。

家族経営ながらワイン専門誌で高い評価を得ている実力派の現代的な生産者です

現在は息子のジャンカルロ・パチェンティ氏が当主となっています

彼は本格的にワイン造りの道に入るにあたってボルドー大学醸造学科に入学し、そこでイヴ・グロリエ教授によるボルドー品種をベースにした醸造法「グロリエ・メソッド」を学び自らの地でサンジョヴェーゼに応用しているそうです

22haのブドウ畑にはサンジョヴェーゼのみが植えられており、そのうち10%の畑のぶどう樹は、5年ごとに植え替えられるといいます。

また、ほとんどのぶどうは樹齢20年以上のものであり、全体のほぼ半分の面積である10haの畑には、樹齢30年を超える樹が植えられているそうです。

蔵元で瓶詰めをスタートした1988年からガンベロ・ロッソでトレ・ヴィッキエーリを獲得し、話題の的になった造り手です。

ブルネッロがアドヴォケイト92点、ベスト・イタリアン・ワイン・アワードのトップ50にランクインもされています。

理数系の彼はとにかくいろいろと試行錯誤を繰り返し日々向上を続ける生産者という印象でした

まだまだこれからが楽しみな若い造り手です


小高い丘に広がるのがモンタルチーノの街

シロ パチェンティのオフィス

当主のジャンカルロ・パチェンティ氏

360度なだらかな丘陵が見渡せる素晴らしい景観
モンタルチーノの美しい田園風景は2004年ユネスコの世界遺産に登録されました

ラベンダーの香りが漂う小道を登って辿り着くセラー

きれい手入れされている畑

ぶどうの実の赤ちゃん!

ぶどう畑と美しい丘陵が広がる

新たな取り組みのぶどうの樹の植え方




醸造用設備や熟成庫の細やかな管理はコンピューターで行っている

セラーや試飲ルームはまだほんの2ヶ月前に完成したばかりでとてもクリーンで気持ちがいい空間でした

モダンな試飲ルーム

今回試飲した3種類(一人35ユーロ)

Brunello di Montalcino Vecchie Vigne
   ブルネッロ・ディ・モンタルチーノ 2014  75ユーロ

  パーカーポイント90点を下回ったことがないという驚きのワイン
   樹齢35~40年のぶどうの樹 5年後が飲みごろ

Brunello di Montalcino Pelagrilli
   ブルネッロ・ディ・モンタルチーノ・ペラグリッリ 2014  50ユーロ

  樹齢25年のぶどうの樹。70%南の畑 30%北の畑
  エレガントで早く飲める いのしし肉 ビステッカ 豚肉料理と
  セカンド的なペラグリッリ
  「The Waine Sider」2016年度版のイタリアンワイントップ50 を発表でこのペラグリ   ッリ2010年が42位に入っています。

Rosso di Montalcino
   ロッソ ディ モンタルチーノ 2017     20ユーロ

  樹齢15年のぶどうの樹。サラミ、チーズ、パスタ(ミートソース)と


とてもクリーンで現代的なブルネッロ

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トスカーナ州 キャンティ ルフィーナ  フレスコバルディ カステロ・ディ・ニポッツァーノ

2019-05-14 15:34:42 | 2019北イタリアワイナリーの旅
2019年5月2日 トスカーナ州 キャンティ ルフィーナ
Frescobaldi Castello di Nipozzano (フレスコバルディ カステロ・ディ・ニポッツァーノ)

フレスコバルディ社で日本でもよく知られているのが「LUCE(ルーチェ)」、「光」という名のワイン。
ヴィットリオ・フレスコバルディ氏と、カリフォルニアのロバート・モンダヴィ氏によって1995年に設けられたワイナリー「ルーチェ・デッラ・ヴィーテ」のプレミアムワインです

フレスコバルディ フェミリーの歴史が始まるのは西暦1000年頃からです。
中世フィレンツェにおける橋や教会の建設、改修などの大規模な公共工事によって一家は多大な財産を築きました。

彼らがワイン生産を始めたのは1300年代初頭で、生産開始当時よりテロワールを反映した高品質を追求し、創業100年後にはローマ教皇や英国のヘンリー8世の宮廷で供えされるようになりました。

家族経営を貫き、700年間30世代に渡ってイタリアワインのリーダーとして存在しています。

こうした歴史や文化への貢献から、現在も「マルケーゼ(侯爵)」の名で多くの人々に愛されているワイナリーなのです。

トスカーナ地方に9つの農園を有する同家は、ヨーロッパ屈指のワイナリーとしても広く知られる存在です。

トスカーナに所有する畑は広大ですが、その中には特に秀逸な事で知られる2つのブドウ園の一つが今回訪問した「カステッロ・ディ・ニポッツァーノ」


ルネッサンス時代の記録によると、ドナテッロやミチェロッツォ・ミチェロツィなどの芸術家がここのワインを定期的に購入していたと記されています。

1855年にフレスコバルディ ファミリーは1000フロリアンを投資して、当時のトスカーナでは知られていなかったカベルネ・ソーヴィニヨン、メルロー、カベルネ・フランなどの品種を栽培し始めました。

以後100年以上に渡り、彼らは辛抱強く土壌の改良を実践し、後にここのフラッグシップワインとなった 「モルモレート」 が生み出された。

トスカーナ、モンタルチーノの畑で育てられるサンジョヴェーゼと、国際品種メルローをブレンドするという画期的な発想から誕生しました。

小高い丘に広がるニポッツァーノ城は、どこからみてもキャンティ・ルフィーナのぶどう畑が広がる素晴らしい眺望です

歴史的な古いお城をそのまま使われていますが、トイレなどの設備は本当に気持ちよく近代的で居心地がとてもよかったです

醸造所やセラーなどの見学の後、このお城のダイニングでライトランチ付きのワインティスティング(一人 85ユーロ)ができるので、観光で訪れるのもおススメです。

かつてぶどう栽培やワイン醸造に携わる従業員が住んでいたため、その当時使われていた教会や宿泊施設も残っています。

社会貢献の活動として、小島ゴルゴーナにある刑務所へ、ワイン醸造の技術提供をする「ゴルゴーナ・プロジェクト」やアグリツーリズモなども行っている時代の先駆け的なワイナリーです。


キャンティ・ルフィーナのぶどう畑が広がる

小高い丘からの景色は素晴らしい

ワイナリーのガイドさん

昔の建物がそのまま使われている

花々が咲き気持ちがいい空間

思わずピクニックしたくなるエリア

花が咲きオリーブの木もところどころに

かつて使われていた教会

キャンティ地方はどこも素晴らしい眺めです



フラッグシップワイン 「モルモレート」の刻印が入った樽
いいヴィンテージしか造られないそうです

セラーには新樽の比率が非常に高くで驚き!
毎年4000個もの新樽を発注するそうです(フレスコバルディ社全体で)



プライベートコレクション

フレスコバルディ家では男子が産まれると500本のワインがプレゼントされるそうで、プレゼントされた人の名前ごとにストックされて、18歳になって初めて飲むことが許されるそうです
つまり、長熟ワインを500本プレゼント!

1864年のワインも!

貴族のお城らしい調度品

アメリカのクリントン夫妻も訪問していて写真が飾ってありました
しかしながら、別々の日の訪問!

暖炉の前のダイニングルームでのランチ&ワイン
ワインは、

ポミーノ・ビアンコ
  シャルドネ、ピノ・ビアンコ主体

ニポッツアーノ・リゼルヴァ ヴェッキエ・ヴィーティ 2015
  サンジョヴェーゼ、マルヴァシーア・ネラ、コロリーノ、カナイオーロ


フレスコバルディの家紋入り

ブラータ&トマト バジルソースで

ズッキーニとハンドメイドパスタ

ホワイト ヨーグルト 季節のフルーツソース添え
ワインは ヴァン・・サント(陰干しぶどうで造られた甘口ワイン)
ポミーノ・ヴィンサント
トレッビアーノ、マルヴァジア・トスカーナ、サン・コロンバーノ

フレスコバルディ家が手間暇かけて作ったオリーブオイル
フレスコバルディ・ラウデミオの一番搾り30周年記念ボトル


トスカーナの刑務所へ社会貢献の活動として、小島ゴルゴーナにある刑務所へ、ワイン醸造の技術提供をする「ゴルゴーナ・プロジェクト」を2012年にスタート。
この地に適したヴェルメンティーノとアンソーニカをベースにした白ワインで、「ゴルゴ―ナ」。現在はオリーブオイルの製造もしています。


アグリツーリズモもやっている

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トスカーナ州 キャンティ クラシコ Castello di Verrazzano (カステロ・ディ・ヴェラザーノ)

2019-05-11 14:59:09 | 2019北イタリアワイナリーの旅
2019年5月1日 トスカーナ州 キャンティ クラシコ
Castello di Verrazzano (カステロ・ディ・ヴェラザーノ)

7世紀から続く、由緒あるワイナリーで、その一族の中には、アメリカ東海岸及びニューヨーク湾を発見した冒険家ジョヴァンニ・ダ・ヴェラザーノ氏(1485年生まれ)がいます。

彼はフランスの王様からインドを発見するように依頼されて、偶然的にニューヨーク港を発見したそうです。

カステロ・ディ・ヴェラザーノのワインラベルに描かれている肖像画は、このジョヴァンニ・ダ・ヴェラザーノ氏です。

1958年以来、カッペリーニ家がオーナー。

ブドウ畑は、何世紀にもわたって独立区画として変更されず、谷間に森の端から伸びる境界を維持しました。

環境保護を重視し、雑草除去などにも薬品を一切使用せず有機栽培を実践。
シャトーヴィジットにも力を入れています。

カステロ・ディ・ヴェラザーノのキャンティ・クラシコは、「エノテカ・ピンキオーリ」をはじめ、世界各地の高級レストランで提供されています。

キャンティクラシコのボトルに、必ず付いている黒い鶏のマークは、キャンティクラシコ協会のロゴで、キャンティクラシコのワインだけが、このロゴを付けることができます。

「キャンティクラシコ」は、「キャンティ」とよく混同されがちですが、キャンティクラシコは、フィレンツェからシエナの間の地区で作られ、キャンティは、その周りの広い地域で作られます。キャンティには、黒い鶏は付きません。

この黒い鶏のおもしろい伝説を教えてもらいました。

フィレンツェとシエナがまだ別々の国家だった中世、フィレンツェとシエナの境界線を決めるために、それぞれ一番鶏が鳴いたときに騎士がスタートし、出会った地点を境界線としようと決めました。

シエナは白い鶏を、フィレンツェは黒い鶏を選びました。
フィレンツェ側の黒い鶏は、エサを与えられず、おなかが空いて朝早く鳴きました。
一方、シエナ側の白い鶏は、通常通り鳴きました。

したがって、フィレンツェ側の騎士は、シエナ側より早くスタートしました。
当然、境界線は、よりシエナの近くになり、キャンティの地方はほとんどはフィレンツェ共和国の支配となりました。

フィレンツェを勝利を導いた黒い鶏がキャンティクラシコのシンボルとなったそうです。

カステロ・ディ・ヴェラザーノの見晴らし台からは、シエナのお城がみえます。







ヴェラザーノのお城

キャンティ クラシコが見渡せる素晴らしい眺望です



7世紀から続くヴェラザーノ城



ニューヨークから記念に贈られた石が3個シンボルとして飾られています
ニューヨーク湾の石でイタリアの国旗の赤・白・緑の色をしていたそうですが、今は色がはげかけていました。

ジョヴァンニが航海の練習をした池

シャトーヴィジットとしても使われている

中央にみえるのがシエナのお城

ワインの樽熟の際にワインが目減りして酸化しないように、ダヴィンチが発明したそうです
トスカーナのワイナリーはこれを使っているところが多いそうです

ヴェラザーノ家の紋章が樽についています

ヴァン・サント(陰干しにして造る甘口ワイン)を造るときにぶどうを干しておくもの
原始的なやり方をそのまましています

ヴェラザーノ家のコレクション

ヴェラザーノ家のコレクション

バルサミコ酢を10年熟成する。
奥の樽から少しずつサイズが小さくなっていて、毎年入れ替えて10年熟成します
とろっとして甘味があるおいしいバルサミコ酢でした

試飲のワインは3種類 (見学&3種類試飲 一人31ユーロ)

①サンジョベーゼのロゼワイン
②キャンティ クラシッコ(下の写真右)
③キャンティ クラシッコ レゼルヴァ(下の写真左)





フィレンツェまでの帰り道、なだらかな丘とぶどう畑、糸杉の景色がずっと続きます

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   大切な人たちとの楽しいおしゃべり、幸せな時間
   自然の恵みに感謝と喜びあふれる豊かな時間

   私たちの笑顔、喜び、幸せが地域に波及して
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「母の日」にぴったりなハートラベルのボルドー赤ワイン&爽やかなスペイン白ワインが無料試飲できます!

2019-05-11 10:46:48 | アミ イベント
楽しみにしていた大型連休も終わりましたが、今週末は五月晴れで爽やかなお出かけ日和ですね♪

本日は「母の日」などの贈り物にぴったりなハートラベルのボルドー赤ワインと暑い日にアウトドアでも活躍しそうなスペインの爽やかな白ワインが無料試飲できます。。

連休疲れの方は、おうちでまったりワインを飲んでシェスタ(お昼寝)するのもいいですね

皆様のご来店をお待ちしています
 



■本日のワインリスト

★セクロ ゴデーリョ

  スペイン カステーリャ・イ・リオン
  ぶどう品種 ゴデーリョ 85%ドーニャ・ブランカ15%
  熟成:オーク樽熟成 1カ月(新樽比率 60%)(アメリカンオーク50%、フレンチオーク50%)
  ビオロジック農法

スペイン北西部、注目のD.O.ビエルソの地元品種、ゴデーリョを使った白ワイン。
香り豊かで引き締まった酸を持つ、本格的な味わいが特徴です。


★シャトー オー・ルレ

 フランス ボルドー
 ぶどう品種 メルロー90%カベルネ・ソーヴィニョン10%
 リュット・レゾネ

ボルドーで3世代に亘る生産者でリュット・レゾネを実践するワイナリー。
赤果実や黒果実の香りに少しトースト香が混ざったアロマ。滑らかな口当たりと滑らかなタンニンが特徴です。
(2017)ジルベール&ガイヤール 2018 金賞/(2017)フランクフルト インターナショナル・トロフィー 2018 金賞


 *~*~*~  アミの想い  ~*~*~*~*~*

   大切な人たちとの楽しいおしゃべり、幸せな時間
   自然の恵みに感謝と喜びあふれる豊かな時間

   私たちの笑顔、喜び、幸せが地域に波及して
   明るい未来につながることを心から祈っています。

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ピエモンテ州 バローロ Marchesi di Balolo (マルケージ・ディ・バローロ)

2019-05-10 13:19:09 | 2019北イタリアワイナリーの旅
2019年4月30日 ピエモンテ州 バローロ
Marchesi di Balolo (マルケージ・ディ・バローロ)

マルケージ・ディ・バローロの歴史が始まったのは、正確には1807年
バローロの伯爵カルロ・タンクレーディ・ファッレッティがフランス貴族の娘ジュリエット・コルベール・モレヴリエと結婚してからです。

ジュリエットは、太陽王ルイ14世の財政総監として活躍したジャン=バティスト・コルベールの曾孫に当たります。

教養の高かったこのジュリエット・コルベールは、完全な発酵と木樽での長期熟成の後に、初めて土壌と品種の持つ全ての特徴を発現させることが出来たバローロ産ワインの大きな可能性を察知しました

この力強く厳かなネッビオーロは、長い年月を持ちこたえ、この類まれなテロワールの持つ全ての性格を表現できる品種なのです。

彼女の助言により、バローロのワインは長期の熟成を経て生産されるようになり、ワインとしての価値を向上させたと伝えられています。

ランゲでフランス流のワイン醸造が広まり、それが将来バローロが「ワインの王、王のワイン」と称されるようになるとは誰も想像していませんでした。

1864年、ジュリエット・コルベールは子供がないまま亡くなり、ファッレッティ家は断絶してしまいます。

伯爵のワイン醸造業を継承したのは、アッボーナ家の人々です。
ピエトロ・アッボーナにとって、城とともに伯爵所有のブドウ園を購入することは簡単なことではありませんでした。ただ、この地のワイン醸造業に黄金時代をという一念が、ワイナリーの経営を支えたのです。

アッボーナ家はその後も代を重ねてバローロのブドウと醸造業の伝統を守り、改良を続けています。そして、生産されるワインはイタリア国内外で高い評価を得ています。

マルケージ・ディ・バローロは現在、130ヘクタールのブドウ園を所有しています。
そのブドウ園から、バローロ、バルバレスコ、ネッビオーロ・ダルバ、バルベーラ・ダルバ、ドルチェット・ダルバ、ロエーロ・アルネイス、ガヴィ、モスカート・ダスティ、ブラケット・ダックイが生産されます。

シンボルともいうべきバローロのブドウが収穫できるのは、伝説的なクリュと呼ばれている「カンヌビ」、「コステ・ディ・ローゼ」、「サルマッサ」です。

さらに、現在のワイナリー最高責任者エルネスト・アッボーナは新たに65ヘクタールの農園を購入しました。「カジーナ・ブルチャータ」と呼ばれているこのクリュは、2015年に「オーガニック農法」の認定を受けています。

国内外で高評価を得ているマルケージ・ディ・バローロのワインは、現在45カ国に輸出されています。とくにアジア諸国への輸出が目立ち、バローロの銘柄の中では突出した人気を誇っています。





記念撮影もできるスポットも!観光客が多いワイナリー

マルケージ・ディ・バローロの概要がわかる案内が入口にあります

大樽とステンレスタンク

世界遺産に登録された大樽

王様に献上するワインはlこの形の樽にワインを入れて何人かで担いで届けたそうです。

カーテンに囲まれたキャビネットから出てきたのは?

1895年のバローロ、中身はほとんど蒸発しているみたいです

スタッフが飛び出す絵本を使って歴史なども交えて丁寧に案内してくれました。

試飲をしたのは3種類のワイン(見学&試飲 一人27.5ユーロ)
①バルベーラ・ダルバ ペイラガル 2016
②バルバレスコ セッラグリッリ 2014
③バローロ サルマッサ 2013

試飲したワインの畑の土壌見本

ワイナリーの前に広がる畑

ワイナリーはバローロ村の入り口にあるので、かわいいバローロ村を見学しました。









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ピエモンテ州 バローロ FONTANAFREDDA (フォンタナフレッダ)

2019-05-09 16:05:12 | 2019北イタリアワイナリーの旅
2019年4月30日 ピエモンテ州 バローロ
FONTANAFREDDA  (フォンタナフレッダ)

イタリア初代国王ヴィットーリオ・エマヌエーレ2世と第二夫人ローザ・ヴェルチェッラ―ナ伯爵夫人の間に1851年に生まれた エマヌエーレ・アルベルト・ミラフィオーレ伯爵が王から受け継いだ、冷たい泉(イタリア語でフォンタナ・フレッダ)が湧き出る土地、フォンタナフレッダで設立したワイナリー。

彼は、43年間という短い人生の中で、フォンタナフレッダ社の前身である「カーザ・エマヌエーレ・ディ・ミラフィオーレ」を創業し、バローロが世界的な赤ワインとして国際的評価を得るために尽力し、偉大な功績を残しました。

よいブドウを育て、よいワインを造る事に集中したかった伯爵は小作人からただブドウを買うことを止め、直接畑の運営に携わるべく労働者を雇って自分たちで畑を管理するという新しい方法を取り入れました。

また、当時の記者達は、「セッラルンガにあるミラフィオーレ伯爵が当時所有していた畑は、アルバ周辺地区の中で一番美しい。イタリアには広大なブドウ畑があるが、この畑ほどブドウ栽培者が訪れるにふさわしい畑は存在しない」と記述を残しています。

その当時はワイナリーで働く人々が500人以上いて、ワイナリーの中に住居や学校、教会、商店まであってまるで一つの村のようになっていたそうです
その名残は今でも残っていてレストランやショップ、宿泊施設となっています。


偉大な醸造家と言われるベッペ・コッラ氏に師事したエノロゴ、ダニーロ・ドロッコ氏のもと、フォンタナフレッダ社のワインは現代においてもイタリア内外で高い評価を得ています。

2009年にオスカル・ファリネッティ氏とルカ・バッフィーゴ氏が共同オーナーになると、いくつかの画期的な取り組みを始めました。

ひとつは、ミラフィオーレブランドの復活。19世紀創業当時の畑のブドウを、当時の伝統的な方法で醸造したクラシックなワインを通して、伝統の重要さを再認識・再評価してもらうためのプロジェクトです。

また、二酸化硫黄の使用量を減らし、化学的除草剤や化学肥料の使用をやめるなど、クリーンなブドウからクリーンなワインをつくるためのビオ・ナチュラルプロジェクトを進めています。

2018年4月からは、かつてブルーノ・ジャコーザのコンサルタントも務めたジョルジョ・ラヴァーニャ氏が醸造責任者に就任し、さらなる躍進を目指しています。


広大な敷地、建物の縞模様はワインのラベルにも反映されている







ミュシュラン1ッ星レストラン「リストランテグイド」


エマヌエーレ・アルベルト・ミラフィオーレ伯爵

イタリアの初代国王と第二ローザ夫人

1903年バローロ!



当時から使われていた広いセラー
ぶどう畑から収穫したぶどうを運ぶ長い地下通路が現在も残っていました

伝統的な製法を守るワインは紋章が刻印された王のセラーで大樽に熟成される

天井にある穴は上階で樽熟したワインをさらにこちらの樽に入れて熟成するときなどにワインを移動するときに利用している

「スローフードを提唱したブラはこの近くにあり、スローフードを始めた最初の会合がこのセラーで行われたということがかいてあるプレート
↓この場所で行われた記念すべきセラー


以下はショップの中

まるで大学の階段教室のようなところでワインを試飲

最近は「EATALY」も経営に参画しているらしく、さすがに洗練された店内


ライトランチ付きの見学コースなので、このレストランスペースで食事とワインを愉しんだ






今回の試飲ワイン2種類&見学コース(一人50ユーロ)

バローロ・プロプリエタ・イン・フォンタナフレッダ 2013
 
フォンタナフレッダ社の名前の由来ともなった、セッラルンガ・ダルバ村の歴史あるクリュ、フォンタナフレッダ。フォンタナフレッダ社のモノポール(単独所有)であるこのクリュのブドウを使い、中樽と大樽で2年間の熟成を経て造り出されるバローロです。赤いベリーやスミレを思わせる豊かな香り、なめらかで厚みのあるタンニンが感じられ、余韻には赤い果実のニュアンスが長く続きます。

ミラフィオーレ バローロ 2013 




    
Osteria Disguido ランチ&ワイン付きコース 一人45ユーロ
冷製仔牛肉のツナソースと牛肉のタルタル
自家製ニョッキ、パルミジャーノチーズとアスパラソース
トッローネとチョコレートのジェラート
Arneis Pradalupo 2017 + Nebbiolo Marne Brune
コーヒー・お水

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フランチャコルタ BELLAVISTA (ベラヴィスタ)

2019-05-08 17:24:07 | 2019北イタリアワイナリーの旅

2019年4月29日 ロンバルディア州 フランチャコルタ
BELLAVISTA (ベラヴィスタ)

ベラヴィスタ=美しい景観という名の通り素晴らしい眺望のワイナリーでした。

カリフォルニアの近代的なワイナリーを訪れているかのような、モダンアートが入口に配置されて出迎えてくれます。








ベラヴィスタは、フランチャコルタの全生産地2,800haのうち7%を占める約200haにも及ぶ広大な自社畑を所有する最大規模のワイナリー。
ワインは全てこの自社畑のブドウから造られます。ここまで広大な土地を所有するワイナリーで完全自社畑のブドウで手掛けているところベラヴィスタが唯一。



ぎりぎりまで完熟させ100%手摘みで収穫されたブドウは、通常1時間くらいで行うプレスを4時間ほどかけてゆっくりソフトに行い、雑味のないクリアな果汁だけをしぼります。



ベラヴィスタでは、その広大な畑を224もの細かな区画分けを実施。それぞれのブドウをワインに仕立て、最終的にアッサンブラージュしてワインを手掛けています。

それぞれの畑ごとに造られたワインを微妙な比率で毎年ブレンドしてアッサンブラージュするには職人の素晴らしい技術が欠かせません。

アッサンブラージュするためのタンクの巨大さにはびっくりしました!

そのベラヴィスタの品質を一手にになってきた醸造家が、マッティア・ヴェッツォーラ氏。イタリア有数のワイン評価誌、ガンベロ・ロッソ 2008年版において年間最優秀ワイン醸造家に選ばれる名匠です。



最低で48ヵ月、最大で7年というシャンパーニュの規定熟成期間18カ月、及びフランチャコルタ協会の規定熟成期間25カ月の倍近い長期熟成期間を設定。
こうしてベラヴィスタのワインは、一貫して余韻の長いエレガントなスタイルに仕上げているのです。

オーナーのヴィットリオ・モレッティ氏は、元々建築やホテル事業を手掛ける実業家。芸術と食を愛し、客人に振舞うためにワイン造りを始めたことがきっかけとなり、1977年にベラヴィスタを設立。2015年からはその手腕が評価されフランチャコルタ協会の会長に就任しています。

2004年以降ミラノ・スカラ座のオフィシャルサプライヤーを勤めています。スカラ座の幕間やパーティで、実際にベラヴィスタのフランチャコルタが愛飲されてるのです。2016年には、スカラ座とコラボレーションした限定品フランチャコルタ・ヴェンデミア・ブリュットが技巧を凝らした美しいパッケージで発表されるなど、芸術的なセンスも高い注目を集めています。

また、シャンパーニュ以外のスパークリング生産者としては史上初!
2019年世界最優秀ソムリエコンクールのオフィシャルゴールドパートナーに決定!



オーナーの3人の娘のレリーフがありました。
長女はヴェラヴィスタが経営するレストランや宿泊施設の経営、次女がワイナリー、三女が建築家として活躍しているそうです


試飲ワインは、
フランチャコルタ・パス・オペレ

「何も手を加えない」という意の通り、自然の摂理に沿った醸造方法で造られるのがパス・オペレです。樹齢30年以上のシャルドネとピノ・ネロを使用し、6年間もの長期熟成を経てからノン・ドサージュでリリースされる、最も力強いテイストのキュヴェ。年間生産量は僅か2万5千本とベラヴィスタの中でも、最も稀少なワインです。
蜂蜜、リンゴ、バニラや地中海のハーブのニュアンスを感じさせる濃厚なアロマ。いきいきとした果実味が口の中に広がり、しっかりとした骨格とバニラや熟した果物のような重層的なテイストが印象的。非常にパワフルなスタイルは、メインに合わせても負けない存在感のあるスパークリングワインです。

フランチャコルタ・サテン
  シャルドネ100%

絹のような滑らかな舌触りとクリーミーな泡が織りなす、 女性らしくソフトな味わいが魅力のサテン


ワイナリーのすぐそばにあるベラヴィスタが経営するレストランとホテル

広大な敷地と素晴らしい景観


レストランのベランダからは遠くイゼオ湖まで一望できる素晴らしい眺め

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   自然の恵みに感謝と喜びあふれる豊かな時間

   私たちの笑顔、喜び、幸せが地域に波及して
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