イタリアのフィレンツェを舞台にすれ違う男女の恋愛を描いて一躍人気となった「冷静と情熱のあいだ」から10年。
また 辻仁成さんと江國香織さんの共作、『右岸』と『左岸』が話題になっています。
不思議な力を持つ九(きゅう)と、ちょっとあばずれの茉莉。幼なじみの二人が生まれてから高年を迎えるまでの物語を、辻さんが九の視点で、江國さんが茉莉の視点で描かれているそうです。
『右岸』が辻仁成さんが描く男性の物語、『左岸』が江國香織さんが描く女性の物語です。
面白そうなので読んでみたいと思いますが、どちらも上下2巻ずつなので、読み出す勇気がなくて 映画になったら見ようかなと思っています。
『右岸』 『左岸』と聞くとワイン業界にいる私としては フランスのボルドー地方のワインの産地をそう呼び分けているのでどうしてもそちらを連想してしまいます。
『左岸』がメドック地区のある赤ワインのメッカとも言われる素晴らしい銘柄の赤ワインが多く造られている地区です。
『右岸』にも有名な赤ワインがたくさんありますが 『右岸』と『左岸』は使われているぶどうのブレンドの比率の違い それがそれぞれの地区の特徴ともなっています。
河を隔てると大きく趣が違うのは日本でもよくありますが、パリでも右岸と左岸はよく比較されて語られていますね。
東京で例えれば下町的なディープな右岸、右岸は商人の街だそうです。 左岸は 大学の街、サン・ジェルマンやカルチェラタン文化圏で山の手風の洗練された街です。パリの北側が右岸、南が左岸ということになるそうです。
前置きが長~くなってしましましたが、そのボルドーの右岸のワインの造り手として最も評判の高いジャン・フィリップ・ジャヌイクス氏が造るワインが入荷しました。
若い新しい世代の生産者で、伝統を引き継ぎながらもその名声におごることなく、化学的にもブドウ栽培・ワイン醸造を学び、『新しいボルドー』を造っています。
 シャトー・クロワ・ムートン 2400円
彼は 独創的なアイデアを試行しています。
例えば区画によって、各樹に出来るだけ均等に日が当るように、陽の方角に対して、弧を描いて植えられています。
また、熟成時に、よりまろやかなワインを可能とする、『シガー型』と呼ばれる特殊なタイプの樽を使用したりしています。これは従来のボルドー型バリックより長く、幅の狭い形をしています。
右岸のワインはメルローというぶどうの比率が多く使われています。 このワインはその果実味を綺麗に表現したシルキーなスタイルです。
辻仁成さんの『右岸』を読みながらボルドーの右岸のワインを飲む・・・
『右岸』と『左岸』のネーミングがどういう意味を持っているのか 読んでいない私には分からないので、かなり無理なこじつけでごめんなさい。
話題の本になぞらえてボルドーワインの『右岸』と『左岸』を少し語ってしまいました。
今週末 25日は当店のワイン会です。 2月と3月はボルドーワインです。 これを読んでくださっているワイン会の皆さん、前回お話したボルドーの復習の意味を込めて『右岸』と『左岸』思い出してくださいね~!
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明るい未来につながることを心から祈っています。
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