団塊世代の人生時計

 団塊世代として生きてきた「過去」、「現在」、そして「未来」を、自分自身の人生時計と共に綴り、「自分史」にしてみたい。

山極壽一京都大学総長講演会

2017-12-18 07:21:01 | 社会

山極壽一京都大学総長講演会

2017年12月18日(月)

 私は、いま山極壽一京都大学総長に、はまっているのであります。

 何年か前、TVでゴリラと話をしているのを見たんです。「ホッホッ」という感じで「ゴリラ語」を話しているんですね。すぐ傍でですよ! 後に分かったんですが、ゴリラって争いを好まない霊長類だということが分かりました。余談になりますが、北朝鮮とアメリカが対立して一触即発の情勢ですが、ゴリラには申し訳ないのですが、私ゃ、ゴリラにも劣ると思いますです。

 その山極さんが広島で講演会をするとあっては、行かない訳にはまいりません。

 wifeが目敏く見つけたんですね。先着500人というのがちと気になりました。入れないかも・・。

 30分程度早めに行き、先着500人の中に入ることができました。定刻時点では満席になりました。

 食物を分け与える関係です。人間は、「広域の分配」を行いますが、ゴリラは「子ども及びオトナどうし」の分配に留まります。

 人間は、「みんなのものにする」という社会性を身につけているんですね。ただしかし、経済活動によって生じた富が食物と仮定した場合、今の世の中は一部の人が富を独占していますね。私ゃ、ゴリラには申し訳ないのですが、ゴリラにも劣る社会になっていると思いますですよ。

 

 話が面白いです。当日シトシトと冷たい雨が降っていたのですが、まずこのことに触れ、「こういうのをゴリラ日和と言うんですよ。」とジャブを飛ばしました。・・なことある訳ないですよ。ゴリラって熱帯地方の動物ですから。

 

 ヒトには青年期があるのが特徴です。もう一つは、老年期が長いというのも特徴です。そして、その老年が青年に影響を与えるんですね。私と孫のような関係であります。孫は17際で正に青年期。私のことをどのように思っているのかしら。自分自身の経験でいうと、祖父母は親とは違った意味における安心した関係がありました。どのようなかって? ちと整理するのが難しくて述べることができません。

 キーワードとして共感力ということがよく出ました。先の食べ物を与える関係も共感力が根元にあるんですね。余談になりますが、男はつらいよの寅さんは、共感力抜群のキャラと思います。

 これこれこれ、人間社会は退化しているんじゃなかろうか・・。

 「サルの社会(優劣社会)への回帰」経済的強者が世の中を支配するって社会になってますですね。

 講演の題目が「野生の思考と未来の人材育成ーゴリラに学ぶ」と「人材育成」にスポットを当てたものになっていたので、「グローバル人材とは」について述べたものですが、ちとこじつけのように感じました。

 「グローバル」ではなく「インターナショナル」でしょ! 何を言ってんの?という疑問が湧くと思います。私自身が分かって言っている訳ではありませんので、説明困難であります。

 11月11日の朝日新聞です。四半期に一回の掲載のようです。

 「AIによる情報通信革命 安心な人の輪 広がるか」

 「情報通信技術と人間の身体はミスマッチを起こしている」歩きスマホってその典型かしら。(笑い)

 「ソサエティー5・0(新たな経済社会)」って何だろう・・。私は、経済成長を追い求めない社会が必要と思いますです。

 

 「仲間と分かち合う幸せな時間はAIにはつくれない」「(AI)を賢く組み込むような超スマート社会を構想する必要があると私は思う」ってことですが、AIの方が賢くなっていってますですな。

 

 質問時間がありました。高校生の質問です。「人間の脳は今後どれくらい大きくなるのですか?」

 人間の脳は大きい時は1,800ccだったが、現在は1,500程度ということです。覚えなくても外部記憶装置があるので、脳はかつてよりか小さくて済むという話でした。例えとして、電話番号ですね。かつては10個程度は覚えていたものが携帯℡により覚える必要がなくなり、自分の℡番号すら知らない人がいます。

 こりゃ、人間は退化というか、機会化というか、奇怪な存在になっていってますですな。

 大阪大学の石黒浩教授は、「人間は進化してロボット(アンドロイド)になる」なんてこと言ってます。

 

 

 

 


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