京都府立図書館
2022年07月13日(水)
16日(土)午前8:58から、BSプレミアムで、「ザ・バックヤード『京都府立図書館 日本最古の公立図書館の秘密』」という番組が放送されます。初回3月27日に放送された再放送です。
私は、この番組を視聴し、図書館造りって、「百年の計」だと思いました。
現在、広島市では、中央図書館の移転計画が大きな問題となっています。この問題を考える上で、示唆を与えてくれる番組だと思います。
1575年に設立されたオランダのライデン大学図書館です。昔は、図書館は「特権階級」が利用するものだったんですね。
イギリスでは、1857年大英博物館図書室が「公共」図書館として誕生しました。
日本初の公立図書館「集書院」は、1873年開設されました。イギリスにそんなに遅れていないですね。集書院は、京都府立図書館の淵源とされています。
京都府立図書館は、1898年開設ですので、124年!経っています。
1階の閲覧室です。高さは2フロア分以上あるのではないかと思います。
建物そのものは古いですが、本の検索引出しシステムは最先端の技術となっています。100年以上の風雪に耐えるのみならず、進化しています。
広島市の図書館移転計画は、第3セクターの経営を楽にする目的で、駅前福屋デパートビルに「間借り」するような形になっています。要するに「お金」ですよね。
一方、紙屋町では再開発が行われていて、巨額のお金がつぎ込まれることになっています。この「再開発」って、民間ディヴェロッパーがやるようなことだと思うんですよね。図書館って「公共」です。優先順位がどちらが先かは、自明です。
広島市行政が、図書館に対してどのような役割と責任を果たすベキか、厳しく問われていると思います。