スズキ、ブレーキ検査も不正
2019年4月13日(土)
4月13日の朝日新聞です。
スズキは「前科」がありますですね。2017年秋でした。その時は燃費不正だったです。当時、当然社内調査をしたと思われますの、今回の不正も分かっていた蓋然性が極めて高いと言わざるを得ません。
回りくどい言い方をしましたが、隠蔽していた訳であります。
私が一番問題、悪質いや救い難いと思うのは、38年前からだということです。これって、トップは知らなかったと言っていますので、無政府状態が続いていた訳ですね。いってみれば、「会社」ではなかったということです。もっとも、トップが知らなかったというのは、証拠を示していただけなければ信用できないですけど。
鈴木社長は、組織的な不正があったのか?と尋ねられて、「組織的な隠蔽としての最上位は課長が相当する。・・本社の関与はなかった」と答えています。
・・なバカな!38年間、課長止まりでこれほどまでの不正が行われる訳がありませんです、と確信的に思います。
また、スズキのお金をケチる考え方が根底にあるのではないか?と質問され、「機能や性能品質を維持したうえでのコストダウンと理解すべきところが、誤った理解に結びついた」と言っています。この社長は社員から総スカンをくらいますです。部下に責任を押し付けるトップって、最低です、というか資質・資格がありません。トップであれば、自らが経営能力があったかどうかを問わなけばなりません。
本来なら、こんな会社は市場から淘汰されてしかるべきですが、海外事業が好調なんですね。ちょと話は変わりますが、かつて三菱自動車がリコール隠しで大ダメージがありました。私は倒産すると思っていましたが、現時点で復活しています。その要因の一つは、三菱って海外でのブランドイメージ結構強いんです。それがプラスになったんですね。
スズキも海外事業では検査不正なんてあまり問題にされずに、この会社の持ち味である、しぶとく生き残ることになるでしょう。
しかし、株価は当然下落します。下落幅は10%前後と予想します。今週末の株価は、シクシクと泣いています。(4.949円)。月曜日500円程度下落するのではないでしょうか・・。
起死回生の一打は、資本提携先のトヨタから役員を受け入れ、社長に据えることですな。当然鈴木修会長はご退陣願う訳です。本当は、38年間の責任って、退陣ぐらいでは済まないと思いますけど。