野生生物を調査研究する会活動記録

特定非営利活動法人 野生生物を調査研究する会の会員による活動記録です。

ヒカリモ

2018-12-23 | フィールドガイド--その他の生き物--

ヒカリモ

私たちの活動している里山では12月末~2月ごろまで、林の中にあるため池でみることができます。

ヒカリモはお日様の強い光に反射して虹のように見ることができます。

黄金色の輝きまではいきませんが、虹色に輝くのがみられるのです。

兵庫県では三木市の伽耶院、「窟屋(いわや)の金水」が有名です。

 

ひかり藻は 淡水産の単細胞藻類、分類学上は「不等毛植物門」の「黄金色藻綱」。

大きさは体長が3~6ミクロン。日の当たりにくい山中の池や洞くつ内の水たまりなどに発生します。

長短2本のべん毛をもち、水中を泳ぐ状態(遊泳相)と柄をもって水面に浮きあがる状態(浮遊相)とがある。大量発生して水面に浮き上がるとき、が光合成を行うための黄色い葉緑体が日光に反射、水面を虹色にする。

冬のこのころにしかみられない、里山の風景のひとこまです。


武庫川の魚2

2018-12-22 | フィールドガイド--魚編--
武庫川の魚 Vol.2
<ウグイ>
コイ科ウグイ亜科ウグイ属
全長30㎝
河川の上流域から河口域に消息しています。主に淵の底にすんでいますが、平瀬で群れを作ってエサを捕食することも多いようです。
雑食性で付着藻類・水生昆虫・小魚・魚卵や時には魚などの死骸にも集まって食べます。
産卵場は瀬で、毎年ほぼ場所が決まっているようです。武庫川では、河川改修などによりかなり減ってきている魚です。
<ウナギ>
ウナギ科ウナギ属
全長100㎝
主に河川の中・下流域~河口域に消息しています。日中は穴や泥底の中に潜んでいて、夜になると小魚・エビ・水生昆虫類などを食べています。
南方の海の産卵場で卵からふ化すると、まず木の葉のような葉形幼生になり、次にウナギの型になるシラスウナギになり河口付近にあらわれます。
しかし、日本で成長したウナギが産卵場に帰っているかどうかは、はっきりとはわかっていません。武庫川では全般的に見られ、岸辺の石の間などにいます。
<カワヒガイ>
コイ科ヒガイ亜科ヒガイ属
全長13㎝
河川の中・下流域にある流れがおだやかな砂や小石まじりの川底を生息場所とし、岩や沈水植物などのすきまにひそんでいます。卵は淡水二枚貝に産み付けます。
<ギンブナ>
コイ科コイ亜科フナ属
全長25㎝
河川の下流域にある淀みや支流の合流している所に生息しています。
底生動物や藻類などを食べる雑食性で、場所によっては動物性プランクトンなども食べます。
4~5月に大雨で増水したあと、水草が茂っている浅い所に集まって水草の葉や茎などに卵を産み付けます。
<ゲンゴロウブナ>
コイ科コイ亜科フナ属
全長40㎝
琵琶湖原産の魚でしたが、放流され自然繁殖するようになり、どこにでも見られるようになりました。
河川の下流域の淀みに生息し、植物性プランクトンなどの微少な生物をえらの内側で集めて食べます。
4~6月の雨で増水した時に、水草や浮遊物などに産卵します。
<コイ>
コイ科コイ亜科コイ属
全長60㎝
河川の中・下流域から汽水域の流れがおだやかな淵や落ち込みの砂泥底に多く生息しています。
雑食性で主に、ユスリカ幼虫・イトミミズ・ゴカイ類などの底生動物・モノアラガイ・タニシ・カワニナ・シジミなどの貝類や付着藻類・水草なども食べます。
深い淀みに多数集まって越冬します。まれに100㎝を超える大きいものもいます。
武庫川の魚は 1993年7月に当会で出版した 『生きている武庫川「魚類編」』をもとにCD-ROM化したものです。

2008年12月14日(日) 子どもと創るクリスマスリース

2018-12-20 | 野生生物を調査研究する会歴史
現在、宝塚自然の家は休所中。
設備の整備のため。
平成30年4月からは、日曜日及び祝日に限り、施設の一部を開放している。
2008年に子どもたちを募集してリースづくりをおこなった。

2008年12月14日(日) 子どもと創るクリスマスリース
12月の活動は子どもたちと一緒にクリスマスリースを作ることになりました。参加者は子ども6名、大人6名。阪急山本駅から宝塚自然の家のマイクロバスに乗って現地に向かいました。
まずはリースの材料のツル採り。宝塚自然の家の周辺で手ごろなツルを探します。アケビやフジのツルは木に巻きついて成長し、木をからしてしまうそうです。採ってやったほうがいいんだよと先生。
ツルが集まったら宝塚自然の家の多目的広場に移動。テントに材料を広げてまずはリース作り。達人のI先生がまずお手本を見せてくれました。
葉の付いたツルを使ってリース作り。なるほど、葉がいいアクセントになっていますね。
さて本番。子どもたちは熱心にツルを編み始めました。太いツルを選んだ子はちょっと曲げるのに苦労していました。でもごつごつしたコブがいい味を出してます。黄色い葉っぱ付きのツルを編みこんでいる人もいますね!!
基本のリースができたら飾り付けです。テーブルの上に載った飾りつけ材料から好きなものを選んでリースに差し込んでいきます。それぞれのセンスの見せどころ!
飾り付けの材料は
サンキライ、ヘクソカズラ、ナンテン、アオツヅラフジ等の実、金銀にスプレーしたマツボックリ、ヤシャブシ、コニファー、ヒイラギ、ネズミサシ、と真っ赤な唐辛子。
完成!きれいですね。これにリボンを飾るといっそうクリスマスらしくなります。
リースができたらマツボックリでミニツリー作りです。白くスプレーしたマツボックリに爪楊枝でボンドをつけ思い思いにビーズを飾って出来上がり。台はペットボトルのふたです。
2時間で見事なリースとミニツリーが完成。プレゼントを持ってきたサンタクロースがびっくりするかも。
(ナチュラリストクラブhpより)

常緑のシダ<2>

2018-12-19 | フィールドガイド--植物編--

今回は常緑のシダの2回目

常緑のシダ植物<2>
ヒトツバ(ウラボシ科)
ウラボシ(裏星)科の意味は胞子のう群が円形で多数並んでいるのを星に見立てたところから。
関東地方以西でみられる。乾いた岩面や樹幹に着性する常緑のシダ。
葉は厚くて丈夫であり、葉柄を含めて長さ40cm程度にまでなる。
マメヅタ(ウラボシ科)
岩上やや樹皮上に生育し、細い匍匐茎からまばらに葉を付ける。社寺林の大きな木に着生しているので見つけやすい。
12月~2月には、胞子葉は、栄養葉の間から細長く立ち上がっているのが観察できる。
へら型で、裏面にはびっしりと胞子嚢が付いている。
ミツデウラボシ(ウラボシ科)
葉が大きく三つに裂けることから名がついた。十分成長しないと1枚単葉で見られる。
低山地の道ばたや崖地などで見られる。
イノデ(オシダ科)
常緑広葉樹林域の谷筋などに生育する。
単羽状~2回羽状複葉で細かな小羽片が多くつき、葉柄~中軸に鱗片が密生する。
名の由来は葉柄や中軸に光沢のある鱗片が密生する様子をイノシシの手に例えたところから。

ジュウモンジシダ(オシダ科)
林下や谷間の湿ったところに生える。北の地方では夏緑性となるが、暖地だと常緑。
羽片が細長く、扇状に広がる。最下部に2回羽状した1対の側羽片からなるので、十字形に見えるところから名がついた。
ベニシダ(オシダ科)
森林や路傍などに極普通に生育する。春の新芽は全体的に紅色を帯びるのでこの名がついた。
外見がよく似 たトウゴクシダやオオベニシダでは紅くならない。
ベニシダは無融合生殖を行うので、多様な系統の種が生存しやすく、変異が大きく、類似した種もたくさんある。
最近の調査では、ベニシダ、トウゴクシダ、オオベニシダなどは、本来シダ植物は前葉体上で受精をすのだが、
受精が省略される無配生殖をするので、分布を広げているのではといわれている。

子どもの本がおもしろい㉟ ホタルの光は、なぞだらけ--光る生き物をめぐる身近な大冒険

2018-12-18 | 資料を読む
資料をよむ 子どもの本がおもしろい ㉟
ホタルの光は、なぞだらけ--光る生き物をめぐる身近な大冒険--大場裕一著 --くもん出版 ,2013年
ゲンジボタルやヘイケボタルの「ホタル」の話よりもミミズの話が多い。
発光がホタルだけじゃないよいうのが本の趣旨。
ミミズ キノコ 貝 ムカデやヤスデのなかま ハエ
日本にはじつは1000種類以上発光生物がいるようなのだ。
ホタルミミズ 11月12月に見つけやすいとか
1~3cmのピンクのミミズがホタルミミズ
ノーベル賞を受賞した下村博士のエピソードがある
「オワンクラゲは、アメリカ・ワシントン州のフライデーハーバーという港にたくさんいて、あみで簡単にすくうことができました。
下村博士はこれを一ぴきずつ集めて、実験に下村博士はまず、オワンクラゲからルシフェリンとルシフェラーゼを探しました。
ところが、いくらがんばってもうまくいきません。外国に行って、はじめたばかりの研究がうまくいかないわけだから、とても不安だったことでしょう。
 なやんだすえに下村博士は、「もしかすると、オワンクラゲは、ルシフェリンとルシフェラーゼを使わずに光っているかもしれない」と、
考えました。これは、当時の常識ではありえないアイデアです。ジョンソン博士からも、「そんなことはないはずだ」と相手にしてもらえなかったほどでした。
 それでもあきらめずに研究を続けた結果、オワンクラゲはやはり、それまでにわかっていた発光生物とはまったくちがう、とくしゅなしくみで発光していることを発見しました。」
そして、光る「しくみ」はまだよくわかっていないと作者は伝えています。
筆者がこどもたちに研究と研究者としてのおもしろさを伝えたいという熱意が伝わってくる本です。
わからないことを調べるのは君たちだというメッセージがつたわってきます
ホタルの本とおもったひとは少し残念な気持ちになったかも

常緑のシダ植物<1>

2018-12-17 | フィールドガイド--植物編--
冬は常緑のシダを覚えるのにちょうどいい機会です。
みんな同じように見えるのですが、特徴的なものをシートにして案内します。
 
常緑のシダ植物 <1>
クラマゴケ
湿ったところや林下の湿った場所に群生する。
コケと名前に付きますが、コケではありません。
茎は地表を長くはう、葉は光沢のある小さい卵形で鱗片状につく。
クラマゴケの特徴に、背葉の縁に鋸歯がある。

ホソバトウゲシバ
ホソバトウゲシバは葉が細く、全体に小さい点でトウゲシバと区別される。
葉は細く、最も幅広い鋸歯の部分で2mm以下。
よく似たものにトウゲシバがあるが、葉は基部が葉柄状に細くなるのに比べ、あまり細くならずに茎に流れる。
日本全域に見られるのはホソバトウゲシバが多い。
オオバノイノモトソウ
しかも食べないシダ。
イノモトソウの仲間にはほかにイノモトソウ、セフリイノモトソウ、マツザカシダがある。
めやすとして、イノモトソウとセフリイノモトソウ(イノモトソウ×オオバノイノモトソウの雑種)は人里近くから山地にかっけてみられます。
オオバノイノモトソウは山地で、マツザカシダは山地の沢沿いで見られます。
葉に光沢があるのがマツザカシダで、オオバノイノモトソウとイノモトソウにはありません。
中軸の翼がないのがオオバノイノモトソウとマツザカシダでイノモトソウには羽片基部下部が流れ翼となっているのでみわけることができます。
 

リョウメンシダ
葉は黄緑色から明るい緑色で、葉の両面が同じ色をしているのでリョウメンシダ。
夏の終わりから胞子形成が始まります。胞子が成熟するまでは円腎形の包膜におおわれ、冬になると苞膜がとり胞子の散布がおこなわれます。
 

ウラジロ
葉の裏が白いからその名がついた。正月の注連飾りや餅の飾りとして使われる。
明るい乾燥した場所にでみられるが、コシダよりは湿ったところを選ぶようだ。
コシダはウラジロに似ていますが、ずっと小形で、葉の分岐の仕方が違います。

ヒトツバ
単葉の葉をもつシダ植物で、岩の上などに着生して見られる。
葉は厚くて丈夫、深緑色で鈍い光沢がある。
裏面には宿存する淡褐色の星状毛を密布し、白味を帯びる。
葉柄を含めて長さ40cm程度まで大きくなる。

ウラギンシジミ

2018-12-16 | フィールドガイド-昆虫編--
冬になると昆虫はどう過ごしているのでしょうか
成虫ですごす昆虫は冷たい空気に身をさらして冬越し昆虫もいますし
土や木、 落ち葉などの中に入ったり、成虫の姿ではなく卵や幼虫、さなぎであったりする昆虫もいます。
ウラギンシジミは成虫で冬を過ごすチョウです。
山の葉がなくなった冬でも小春日和の天気の日に出会うことがあります。

「ウラギンシジミ」
花の蜜よりは動物の糞や果汁などが好きな、シジミチョウの仲間のなかま。
はねの裏側は見事な銀白色をしている。
羽の濃いオレンジ色が目立つのは、オスのウラギンシジミです。メスは、羽の色のほとんどがうすい黒または白っぽいこげ茶色。
幼虫はクズやフジの花を食べるので、冬は成虫ですごし、クズやフジが芽吹くころに卵を産みます。
冬枯れのなかで銀色はめだつ色。
鳥などの外敵に見つかってたべられてしまうかと思われますが、
ウラギンシジミが冬を越す場所はキヅタやトウネズミモチのような常緑の植物の葉の裏。
まわりの葉が光を反射するなかにまぎれて目立たないように銀白色をしているのです。
 
冬越えをする昆虫たちにとっても乾燥も大敵。
ウラギンシジミの場合、葉裏についた水滴で乾燥を防いでいる。

2005年1月23日 昆陽池での観察会

2018-12-15 | 野生生物を調査研究する会歴史
2005年1月23日 昆陽池での観察会
奈良時代の僧行基が造築したと伝えられる昆陽池。
天神川の氾濫原と陥没した地形をうまく利用して池がつくられた。
上池・下池の二つあったが、現在では下池は埋め立てられて、一つがのこっている。
水鳥の渡来地として有名。
初心者の観察会には適した場所として、皆さんと観察会をはじめました。
オナガガモ
人をあまり恐れないので、近くで観察できる水鳥。
オスは尾羽の中央羽2枚が長く、白い胸から首の側面に白線が食い込んでいるのが特徴。
ユーラシア大陸、北アメリカ大陸の北部ツンドラ地帯で繁殖し、冬に日本にわたってくる冬鳥。
ユリカモメ
河川や湖沼など、最も内陸まで飛来するカモメ。冬に渡来する。昆陽池だけでなく、猪名川、武庫川の下流部でふつうにみられます。
伊勢物語の「都鳥」はユリカモメらしい。「白き鳥の嘴と脚と赤き、しぎの大きさなる、水の上に遊びつつ魚を食ふ。」
の文から、ユリカモメの生態とあうから。
キンクロハジロ
オスの特徴から名前がついた。虹彩が黄色をしていることから「キン」、全身が黒く「クロ」、翼の白いまだら模様(斑紋)で「ハ(ネ)シロ」、「キンクロハジロ(金黒羽白)」と名前がついた。
キンクロハジロは潜水型のカモで、水に潜って餌をとる。
カワウ
昆陽池では増えすぎてカワウ個体数管理への取り組みがおこなわれた。
一時は絶滅危惧になったが、1980年代になって琵琶湖で繁殖するようになると、数が増え始めた。
繁殖した場所では、急速に樹を枯らすので、駆除や追い出しが行われることになった。
伊丹市の昆虫館は野鳥の観察の後、よってみました。冬でもチョウがみられます。

ヒイラギ

2018-12-14 | フィールドガイド--植物編--
ヒイラギ
クリスマスの装飾に使われるのは、セイヨウヒイラギ。
ですが、
日本でクリスマスに多く見受けられるヒイラギは「チャイニーズホーリー」。和名はヒイラギモチ
欧米でクリスマスに扱われるヒイラギは「クリスマスホーリー」。和名はセイヨウヒイラギ。「聖なる木」として扱われるもの
セイヨウヒイラギは鋸歯のある葉が日本のヒイラギの葉に似ているため、この和名がつけられました。
セイヨウヒイラギはモチノキ科で、葉は互生。ヒイラギはモクセイ科で、葉は対生です。
さて、ヒイラギ
日本では、節分の日の夜に、ヒイラギ の枝にいわしの頭をつけて門戸にかざし、豆まきをするときのヒイラギ。
門戸に飾るのは、魔除けや厄除けとして使われるからで、
ヒイラギの葉の棘が鬼の目を刺して鬼の侵入を防ぐ、もしくは焼いたいわしの煙や臭いによって鬼が近寄らないと言われているからです。
ヒイラギは福島県以西の本州、四国、九州から沖縄、台湾に分布します。
常緑の小高木で雌雄異株。
ヒイラギの花は花弁は後ろに反り返る。大きな葯を付けた雄しべが二本、中央には雌しべと子房がある。
葉には鋸歯が変化した鋭いトゲがある。が、老木になるとトゲはなくなります。

2018年3月11日(日) ザゼンソウ観察会

2018-12-13 | 野生生物を調査研究する会歴史
2018年度最後の観察会 希望者蚤の観察会
国内自生地の南限といわれるザセンソウを見に行きました

2018年3月11日(日) ザゼンソウ観察会
今津のザゼンソウの群生地は滋賀県高島市今津町弘川にあります。JR近江今津駅10時集合。
ざぜん草の里行きのバスがあるのですが、その時刻を考えないで集合時間を決めてしまい、次のバスは10時50分と言うことで、歩いてざぜん草の里に行くことになりました。
途中滋賀県の指定自然記念物、行過天満宮(ゆきすぎてんまぐう)のスダジイを観察。この木は周囲約6.5m、樹齢200年以上だそうです。
約30分歩いてざせん草の里に到着。
今年は寒さも厳しかったので雪があるのではと思いましたが、雪は全く無く沢山のザゼンソウが顔をのぞかせていました。
雪のなかでザゼンソウの花の周辺だけ黒い土が見える写真をよく見かけますが、ザセンソウは花が発熱し20℃ぐらいを保っているんだそうです。だから花の回りだけ雪が溶けるんですね。
観察コースを歩きザゼンソウを堪能!ざぜん草の里休憩所に向かいました。ここはザゼンソウの保全活動に使われています。
休憩所で、ザゼンソウの一年、保全の様子等画像を観ながら説明を聞きました。
「ザセンソウは発熱して雪をとかします。花に見える茶色の部分は仏炎苞(ぶつえんほう)といい葉の変化したもの。
黄色い部分は肉穂花序と呼ばれ、たくさんの花の集まりになっています。・・・」楽しい話と保全の苦労をお聞きした
花が咲いている時期にこの黄色の部分が発熱しているそうです。
その後はここの有志の方が作られている、「炊き込みご飯、お味噌汁、小鉢」の定食をみんな揃っていただきました。
その後、往路とは違った復路で、皆さん琵琶湖の産物を売っているお店をのぞきながら近江今津の駅まで歩きました。左の写真は高島市(旧今津町)のマンホールのフタです。
今日見た「ザゼンソウ」と町の鳥「ヒバリ」が描かれています。